発表年:1998年
ez的ジャンル:F-Communications系ハウス/ドラムンベース
気分は... :無の境地で・・・
今日はアンビエントな音を欲しています・・・
刺激はあるけど邪魔にならず、脳内をスッキリさせてくれる・・・そんな音が聴きたい気分です。
そこでセレクトしたのがReadymade『Dynamo』(1998年)です。
Readymadeはフランス人アーティストJean-Philippe Verdinの変名。
フランスの人気テクノ/ハウス系レーベルであったF-Communications(2008年に休止)から数多くの作品をリリースしています。
今日紹介する『Dynamo』(1998年)は5曲入りMaxi-Singleですが、当時かなりのお気に入りでモーニング・コール代わりに毎朝聴いていた記憶があります。
正直、この分野はあまり明るくなく、Readymadeについても全く知りませんでしたが、CDショップで試聴して一発で気に入り、本作を購入した記憶があります。
スタイリッシュかつ透明感のある都会的なハウス/ドラムンベースといった仕上がりです。作品全体を支配するアンビエントな雰囲気も気に入っています。聴いていると大都会の映像の断片が次々に浮かんできます。
フル・アルバムではなくMaxi-Singleという尺も、このサウンドに合っていると思います。
大都会の片隅で自分の世界に入り込みながら聴きたくなる・・・そんな1枚です。
全曲紹介しときやす。
「Dynamo」
ドラムンベース調のオープニング。ドラムンベース調ですが、踊るためのサウンドではなく、寛ぐためのサウンドになっているのがいいですね。アコースティックな質感も織り交ぜた透明感のあるサウンドに本作の魅力が凝縮されています。
「Now!」
群衆のシュプレヒコールと共にスタートするアンビエントなハウス・チューン。都会的な疾走感がいい感じです。
「L'ankou」
女性ヴォーカル入りのドラムンベース調の仕上がり。スタイリッシュな中にもダークな味わいが漂うのがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=UIyYPfkZRbc
「F Affair」
「Dynamo」同様、ドラムンベース調のスタイリッシュな仕上がり。美しいピアノの響きがいい感じです!先に述べたような、刺激はあるけど邪魔にならず、脳内をスッキリさせてくれる・・・そんな音を聴くことができます。
「Overdone」
ヨーロピアンな雄大さを感じる仕上がり。この曲だけ少し雰囲気が異なります。
ご興味がある方はReadymadeのアルバムもチェックを!
『Bold』(2001年)
『Babilonia』(2006年)