2007年04月06日

Karyn White『Karyn White』

L.A.Reid & Babyface充実のプロデュースぶり☆Karyn White『Karyn White』
Karyn White
発表年:1988年
ez的ジャンル:LA Face系エレガンスR&B
気分は... :マグロ問題は深刻だ!

昨日、久々に行きつけの回転ずしでランチを食べた。

以前あったマグロのサービス皿がなくなり、客の注文が入らないとマグロの皿自体も流さない状態だった。深刻化しつつあるマグロ不足を痛感する次第でシタ。

さて、キュートな歌姫Karyn Whiteの2回目の登場っす。

前回はJam & Lewisプロデュースの2nd『Ritual of Love』(1991年)を紹介しましたが、今回はL.A.Reid & Babyfaceがプロデュースを手掛けたデビュー・アルバム『Karyn White』(1988年)っす。

Jam & Lewis大好きの僕にとって、Karyn Whiteと言えば『Ritual of Love』なのですが、一般的にはデビュー作の『Karyn White』のインパクトの方が大きかったかもしれませんね。

ソロ・デビューを夢見て、セッション・シンガーなどを務めていたKaryn Whiteだったが、1986年にJeff Lorber「Facts Of Love」でフィーチャーされたことが転機となり、デビューのチャンスをつかむ。

そして、このデビュー作で全9曲中6曲のプロデュースを手掛けたのがL.A.Reid & Babyface

前年の1987年にThe Whispers「Rock Steady」を全米R&Bチャート第1位に送り込み、注目を集めるようになったL.A.Reid & Babyfaceだったが、その勢いを駆って1988年に彼らの名声を決定付ける2枚のアルバムを手掛けることになる。

1枚はBobby Brown『Don't Be Cruel』、そしてもう1枚が本作『Karyn White』である。

『Don't Be Cruel』からは「Every Little Step」「Don't Be Cruel」の2曲が、『Karyn White』からは「The Way You Love Me」「Superwoman」「Love Saw It」の3曲がR&BチャートNo.1となった。

てなカンジで、Karyn Whiteのキュートな歌声と同時に、上昇気流まっしぐらのL.A.Reid & Babyfaceの快進撃ぶりを堪能できる1枚となっておりマ〜ス。

オススメ曲を紹介しときやす。

「The Way You Love Me」
全米R&Bチャート第1位、全米ポップチャート第8位となった1stシングル。L.A.Reid & Babyfaceらしいキャッチーなダンス・チューン。Bobby Brown「Every Little Step」あたりと同タイプの曲ですな。この頃のL.A.Reid & Babyfaceの充実ぶりを認識できる1曲ですね。

「Secret Rendezvous」
シングルカットされ、R&Bチャート第4位、ポップチャート第6位となったダンス・チューン。秘密のランデブーって雰囲気が漂ってきますねぇ(笑)

「Slow Down」
(いい意味で)アーバンでバブリーな雰囲気漂うスロウ。80年代後半ですが、ブラコンの香りが残っているところが嬉しいですな。

「Superwoman」
全米R&Bチャート第1位、全米ポップチャート第8位となった2ndシングル。アルバムのハイライトと呼べる名曲。さすがL.A.Reid & Babyfaceと感心するしかないロマンティックな美メロ・スロウ。完璧デス。

「Family Man」
「Don't Mess With Me」
硬質な打ち込みビートによるセクシーで妖しげなダンス・チューン2曲。80年代らしい打ち込みのビートって、今の若いリスナーの方はどう思うのかね?

「Love Saw It」
全米R&Bチャート第1位となったBabyfaceとのデュエット。大人のアーバンナイトといったカンジですな。

「Tell Me Tomorrow」
Jeff Lorberプロデュース曲。L.A.Reid & Babyfaceプロデュースとは一味違うダンス・チューン。この曲あたりを聴くと、次作『Ritual of Love』のプロデュースをJam & Lewisへ依頼したのが頷けマス。

このアルバムを聴いていると、バブリーなあの時代を思い出す。
今、「美しい国、日本」なんてスローガンが掲げれているが、あの頃は「楽しい国、日本」だったと思う。
posted by ez at 00:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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