2013年10月30日

Norman Feels『Where or When』

デトロイトの隠れた才能の2ndアルバム☆Norman Feels『Where or When』
ホエア・オア・ホエン
発表年:1974年
ez的ジャンル:隠れた才能系男性ソウル
気分は... :Feels So Good !

今回は今日再評価の高い男性ソウル作品Norman Feels『Where or When』(1974年)です。

Norman Feelsはデトロイト出身の男性ソウル・シンガー。

Just Sunshine Recordsから『Norman Feels』(1973年)、『Where or When』(1974年)という2枚のアルバムをリリースしています。The Funk Brothersのメンバーらが参加したこれらのアルバムは、"デトロイトの隠れた才能"としてそれぞれ今日高い評価を得ています。

ニューソウル色が強かった1st『Norman Feels』(1973年)に対して、今回紹介する2nd『Where or When』はノーザン・ソウル調の楽曲なども聴くことができ、ニューソウル+αな作品に仕上がっています。

レコーディングにはEarl Van Dyke(key)、Eddie Willis(g)、Robert White(g)、Uriel Jones(ds)、Roderick Chandler(b)、"Master" Henry Gibson(per)等The Funk Brothersの面々をはじめ、名うてのミュージシャンが参加しています。また、オーケストレーションは前作同様David Van De Pitteが手掛けています。

名うてのミュージシャンをバックにNorman Feelsのハイトーン・ヴォーカルが輝きを放っています。

ノーザン・ソウルな「Shame」、Marvin Gaye調の「Movie」「I'll Show You The Way」など聴きどころ満載です。

全曲紹介しときやす。

「Shame」
Norman Feels作。本作らしいノーザン・ソウルでアルバムは幕を開けます。ヤングソウル好きの人は気に入るはず!イントロはモロにJackson 5「I Want You Back」ですが(笑)。
http://www.youtube.com/watch?v=w5L2ocjHp9k

「Movie」
David Van De Pitte/Norman Feels作。Marvin Gayeの名曲「Mercy Mercy Me (The Ecology)」をイメージさせるニューソウル調の仕上がり。Norman Feelsのメロウな魅力に触れることができる1曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=KbpDhvAbdxQ

「I'll Show You The Way」
Norman Feels作。この曲もMarvin調のメロウな魅力にグッとくる1曲。ホーン隊と女性コーラス隊が盛り上げてくれます。僕の一番のお気に入りです。
http://www.youtube.com/watch?v=PoUrOtH7yEM

「Till You Come Back To Me」
Clarence Paul/Morris Broadnax/Stevie Wonder作。Aretha Franklinヴァージョンでも知られるStevie作品をカヴァー。ここではNormanの甘い歌声が似合うメロウなミディアム・スロウで聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=cch93kkS37c

「You Made Me Feel Better」
Norman Feels作。この曲はフィリー調の仕上がり。アルバムに少しアクセントをつけています。
http://www.youtube.com/watch?v=YTubvCziLwc

「I'll Always Love Just You」
Norman Feels作。サックスをフィーチャーしたビューティフル・バラード。Normanの魅力を満喫できる1曲だと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=Qm-zwKcinWY

「You Can't Stop My Love」
J. Smith/Norman Feels作。哀愁モードのメロウ・ソウル。バックのファンキー&メロウなグルーヴがいい感じです。
http://www.youtube.com/watch?v=-aDJshcCdiA

Ghostface Killah feat. Raheem DeVaughn「Do Over」でサンプリングされています。この曲も大好き!
Ghostface Killah feat. Raheem DeVaughn「Do Over」
 http://www.youtube.com/watch?v=n6e7Cv-avic

「Where Or When」
タイトル曲は1937年のミュージカル『Babes in Arms』のために書かれたLorenz Hart/Richard Rodgers作のスタンダードのカヴァー。当ブログではこれまでClifford BrownJane Birkinのカヴァーも紹介済みです。Norman Feelsヴァージョンはジャジーな雰囲気のソウル・カヴァーで聴かせてくれます。Normanのハイトーン・ヴォーカルがよくフィットしていると思います。
http://www.youtube.com/watch?v=PNXxk_YyvDo

「Johnny Get Your Gun」
Norman Feels作。不穏な空気感が支配するニューソウル調の仕上がり。
http://www.youtube.com/watch?v=isli4FgOY_k

「Mr. Wanna Be」
Norman Feels作。ラストはCurtis Mayfieldやブラック・ムーヴィー・サントラをイメージさせるファンキー・グルーヴで締め括ってくれます。この曲に限っては、主役はファンキーな演奏を披露する名うてのバック陣といった感じです。
http://www.youtube.com/watch?v=jKH23AykP8o

1st『Norman Feels』(1973年)もセットでどうぞ!

『Norman Feels』(1973年)
ファースト・アルバム
posted by ez at 00:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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