2013年11月09日

Pockets『Come Go With Us』

EW&Fの弟分的ヴォーカル&インストゥルメンタル・グループの1st☆Pockets『Come Go With Us』
平和の使者(紙ジャケット仕様)
発表年:1977年
ez的ジャンル:ライト&メロウ系ファンク/ソウル
気分は... :大人のお子様ランチ・・・

Earth,Wind & Fireの弟分的ヴォーカル&インストゥルメンタル・グループPocketsの1stアルバム『Come Go With Us(邦題:平和の使者)』(1977年)です。

Pocketsの紹介は2ndアルバム
『Take It On Up』(1978年)に続き2回目となります。

Verdine White & Robert Wrightのプロデュースにより、Kalimba Productionから『Come Go With Us』(1977年)、『Take It On Up』(1978年)、『So Delicious』(1979年)といったアルバムをリリースしています。

1s『平和の使者』、2nd『戦士の凱旋』という邦題の仰々しさがEW&Fの弟分的グループらしいですね。サウンドの方もEW&F同様、キャッチーでメロウなファンク/ソウルを聴かせてくれます。

1stアルバムとなる『Come Go With Us(邦題:平和の使者)』(1977年)時点のメンバーは、Albert McKinney(key、vo)、Gary Grainger(b、vo)、Larry Jacobs(vo、per)、 Charles Williams(tp、vo、per)、 Irving Madison(sax、vo、per)、 Kevin Barnes(tb、vo、per)、 Jacob Sheffer(g、per)、George Gray(ds、vo、per)の8名。

前述のように Maurice Whiteの弟Verdine Whiteとその後N.Y.サウンドを牽引することになるRobert Wrightがプロデュースし、Tom Tom 84がホーン&ストリングス・アレンジを担当しています。

「Come Go With Me」「Nothing Is Stronger」といったダンサブルな楽曲と、「Pasado」「Elusive Lady」といったメロウな楽曲がバランス良く配されています。

全曲紹介しときやす。

「Come Go With Me」
Al McKinney/Robert Wright/Verdine White作。彼らのデビュー・シングルにもなりました(全米R&Bチャート第16位)。Larry Levanもプレイしたタイトル曲が本作のハイライトかもしれませんね。スウェイ・ビート調のアーバン・ダンサーで駆け抜けていく文句ナシの1曲です。Tom Tom 84のアレンジも冴えています。
http://www.youtube.com/watch?v=qpNZMhyYyqs

「Pasado」
Stairstepsのカヴァー(Clarence Burke/James Burke/Ricardo Marrero作)。オリジナルは『2nd Resurrection』(1976年)に収録されています。ラテン・フレイヴァーの効いた大人のメロウ・チューンに仕上がっています。シングルにもなりました。
http://www.youtube.com/watch?v=9Yl-D8bPzIM

Stairstepsヴァージョンと聴き比べるのも楽しいのでは?
Stairsteps「Pasado」
 http://www.youtube.com/watch?v=ODi71bBm4mM

「One Day At A Time」
Robert Wright/Verdine White作。EW&Fの弟分グループらしいメロウ・バラードを聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=4oI8EzLNMyM

「Doin' The Do」
Gary Grainger作。ホーン隊が活躍するファンキーなインスト・チューン。作者のGary Graingerのベースが牽引します。
http://www.youtube.com/watch?v=5APUw36buvw

「In The Pocket」
Al McKinney/Robert Wright/Kevin Barnes/Verdine White作。アーバン・ナイトな雰囲気と力強さを併せ持ったファンキー・メロウ・ダンサー。シングルにもなりました。
http://www.youtube.com/watch?v=9l7V4HdLjf8

「Nothing Is Stronger」
Al McKinney/Robert Wright/G. Stekler/Jacob Sheffer/Verdine White作。僕の一番のお気に入り。爽快ギター・カッティングと共にスタートするメロウ・ダンサー。ヴォーカル&インストゥルメンタル・グループとしての魅力がこの1曲に凝縮されていると思います。
http://www.youtube.com/watch?v=Qz62hwnzMoI

「Elusive Lady」
Al McKinney/Kevin Barnes作。ロマンティックなメロウ・バラード。サンセット・モードがよく似合います。スロウ系ではこの曲が一番でしょうね。
http://www.youtube.com/watch?v=yNCwRdQLrMk

「Wizzard Wuzzit」
Gary Grainger作。ラストはダイナミックなインスト・チューン。

2nd『Take It On Up』(1978年)や、同じくEW&FファミリーでPhilip BaileyがプロデュースしたSplendor『Splendor』(1979年)もチェックを!

『Take It On Up』(1978年)
戦士の凱旋(紙ジャケット仕様)

Splendor『Splendor』(1979年)
スプレンダー(紙ジャケット仕様)
posted by ez at 12:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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