2013年11月17日

Nick Pride & The Pimptones『Rejuiced Phat Shake』

2ndアルバムはヴォーカル曲が充実したソウルフルな仕上がり☆Nick Pride & The Pimptones『Rejuiced Phat Shake』
リジュースド・ファット・シェイク
発表年:2013年
ez的ジャンル:スパイ・ジャズ系UKソウル/ジャズ・ファンク
気分は... :ソウルフルに迫ります!

当ブログでも紹介した1stアルバム『Midnight Feast Of Jazz』(2011年)が日本でも好評であったUKジャズ・ファンク・グループNick Pride & The Pimptonesの最新2ndアルバム『Rejuiced Phat Shake』です。

踊れるジャズ作品として人気を博した『Midnight Feast Of Jazz』のシャープな躍動感はサイコーでした。個人的には「Come And Get It」の格好良さがたまりませんでしたね。

本作におけるメンバーはNick Pride(g)、Ian Paterson(b)、Oscar Cassidy(ds、per)、Keith Nicholson(tp。flh)、Tom Quilliam(ts、bs、ss)、Chris Hibbard(tb)の6名。相変わらずジャケに写るメンバーの人数が少ないですが(笑)

2ndとなる『Rejuiced Phat Shake』は全14曲中11曲がヴォーカル・チューンというのが前作からの大きな変化です。

前作にも参加していたSusan Hamilton、Jess Robertsをはじめ、Beth Macari、Karen Harding、Dubbul O、Lyndon Anderson、Courtney Velecia、Micky Moran Parker、Renegade Brass Band、Lane Thomas Hewittといった多彩なシンガー/ラッパー/バンドが盛り上げてくれます。

60年代ヴィンテージ・ソウルのフレイヴァーが色濃いのも本作の特徴です。ここまでくるとジャズ・ファンク・バンドというよりもソウル・バンドといった形容の方が相応しいかもしれません。そうはいってもThe Pimptonesらしいスパイ・ジャズなエッセンスは随所に散りばめられているので、ファンの方はご安心を!

60年代ヴィンテージ・ソウル+スパイ・ジャズなニュー・ピンプトーンズ・サウンドを満喫しましょう。

全曲紹介しときやす。

「Rejuiced Phat Shake」
エレガントなストリングに続き、Nickのギター・カッティング、ホーン・アンサンブルへ展開するアルバムのイントロ的なインスト。

「Take Care Of My Love」
Susan Hamiltonをフィーチャー。アルバムからのリード・シングルです。60年代モータウンのエッセンスを取り入れた軽快でキャッチーな仕上がり。
http://www.youtube.com/watch?v=wn0kZURiGRU

「Second Hand Wife」
Jess Robertsをフィーチャー。こちらは同じ60年代でもアトランティック系といった雰囲気のソウル・フィーリングに溢れたミッド・チューン。

「Why Does My Man Got To Be So Tough」
Beth Macariをフィーチャー。格好良すぎるドラムブレイクに続き、 Beth Macariのハスキー・ヴォイスがセクシーに響くUKスパイ・ジャズらしい1曲。The Pimptones好きの人はこういった曲を期待しているはずです。

「Soul Food Strut」
ファンキーな中にもリラックスした雰囲気があるインスト・チューン。キレのあるホーン隊とNickのギター

「Everythings Better In The Summertime」
Karen Hardingをフィーチャー。僕の一番のお気に入り。ポップ&グルーヴィーなソウル・チューンです。カラっとした明るさがあっていいですね。個人的にはRobin McKelle & The Flytones一緒に聴きたくなります。

「Non Stop」
Dubbul Oをフィーチャー。哀愁ラテン・ジャズなサウンドにDubbul Oのラップが絡みます。

「Walkin Out The Door」
Lyndon Andersonのハーモニカ&ヴォーカルをフィーチャー。ミシシッピ・フレイヴァーのブルージー・チューン。

「It's a Love Thing」
Courtney Veleciaをフィーチャー。軽快かつポップな60年代調のファンキー・チューン。キュートなCourtney Veleciaのヴォーカルが栄えます。

「Interlude」
ブルージーなインタールード。

「Wanna Treat You Right」
Micky Moran Parkerをフィーチャー。ブルージーなソウル・サウンドとVan Morrison的な佇まいのあるMicky Moran Parkerの激シブ・ヴォーカルにグッときます。

「Go With It」
Renegade Brass Bandをフィーチャー。カリプソ・フレイヴァーのブラス・サウンドにラップが絡むという実にユニークな1曲です。

「99 Reasons」
Lane Thomas Hewittをフィーチャー。The Pimptonesらしいスパイ・ジャズ的なエッセンスと本作らしいソウル・サウンドが上手く調和した1曲。Lane Thomas Hewittのソウルフル・ヴォーカルや格好良いドラム・ブレイクやベースラインにもグッときます。

「Hex On My Soul」
Courtney Veleciaをフィーチャー。ラストはCourtney Veleciaの哀愁ヴォーカルをフィーチャーしたバラードで幕を閉じます。

『Midnight Feast Of Jazz』(2011年)
ミッドナイト・フィースト・オブ・ジャズ

『After Midnight Feast Of Jazz』(2012年)※リミックス集
アフター・ミッドナイト・フィースト・オブ・ジャズ
posted by ez at 00:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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