2013年11月21日

Soulstance『Act On!』

ラウンジ感覚のエレクトロニクス・クラブジャズが心地好い!☆Soulstance『Act On!』
Act On!
発表年:2000年
ez的ジャンル:Schema系エレクトロニクス・クラブジャズ
気分は... :何がチームを変えたのか・・・

サッカーの国際親善試合「ベルギー対日本」は興奮しましたね。
仕事しながら早朝までに寝ずにいた甲斐がありました。

1ヶ月前の欧州遠征は散々な内容だったのに・・・何がチームを変えたのか、サッカーってわからないものですね。

今回はクラブジャズ・ファンにはお馴染みのユニットSoulstanceの2ndアルバム『Act On!』(2000年)です。

Gianni Lo GrecoEnzo Lo GrecoLo Greco兄弟によるクラブジャズ・ユニットSoulstanceの紹介は、『En Route』(1999年)に続き2回目です。

また、Lo Greco兄弟がプロデューサー&メンバーとして参加したMilano Jazz Dance Combo『Milano Jazz Dance Combo』(2009年)も紹介しています。

2ndアルバムとなる本作『Act On!』も、生音とプログラミングを巧みに融合したスタイリッシュでラウンジ感覚のブラジリアン/ラテン・フレイヴァーのクラブジャズを聴かせてくれます。

プロデュースはLo Greco兄弟Luciano CantoneDavide Rosa。Luciano CantoneはSchemaの創設者の1人であり、The Invisible Sessionのメンバーです。

スキャットが多少入る程度でヴォーカル曲はありませんが、「Kickin' Samba」「Grasping」「Blue Grassland」「Essential Spices」「Mutantes」「Riding The Mambo」といった各種コンピ収録曲が目白押しであり、Schema好きな人にはたまらない1枚に仕上がっています。

エレクトロニクスなラウンジ/クラブジャズ空間が心地好い!

全曲紹介しときやす。

「Blue Grassland」
人の気配のない朝靄の中のラウンジ・チューンといった趣の仕上がり。ボトムの効いたベースと揺らめくフルートの音色が印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=A4Y_3mIDFaE

「The Aftermath Of Love」
Lalo Schifrin作。Steve McQueen主演の映画『Bullitt』の挿入歌をカヴァー。ここではoulstanceらしいエレクトロ・ブラジリアン・ジャズに仕上げています。あくまでもクールな雰囲気がいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=h0dxt3tUS1g

「Essential Spices」
クラブジャズのエッセンスを巧み取り入れたダンサブルで幻想的なエレクトロ・チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=NwApMsgBoSU

「Kickin' Samba」
本作のハイライト。各種コンピにも収録されたエレクトロ・サンバ・ビーツ。クールなサンバ・ビーツが一気に駆け抜けます。寒い時期が似合うサンバ・ビーツなのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=HjkFYqtmxN0

「Inspired By Antonio Carlos」
タイトルの通りAntonio Carlos Jobimからインスパイアされた仕上がり。名曲「Wave」をスタイリッシュなラウンジ・ボッサでまとめあげたような趣です。Fabrizio Bernasconiのフェンダー・ローズがメロウに響きます。
http://www.youtube.com/watch?v=Golox0WURPs

「Mutantes」
女性の掛け声も入ったブラジリアン・ラウンジ。エレクトロなフューチャー感とレトロなラウンジ感をうまく融合させています。
http://www.youtube.com/watch?v=BED8xZw8hPA

「Grasping」
「Kickin' Samba」と並ぶハイライトかもしれません。男性スキャットの入ったアフロ・サンバ調のエレクトロ・クラブジャズ。
http://www.youtube.com/watch?v=9eIg8cF6EYs

「Court Intrigues」
妖しげな香りの漂うエレクトロ・ラウンジ。Massimo Colomboのキーボードが妖しく響きます。
http://www.youtube.com/watch?v=u7lQkBARtZQ
Piano [Fender Rhodes] – Massimo Colombo

「Act On」
タイトル曲はフルートに先導されたエレクトロ・クラブジャズ。クラブジャズの疾走感とクールなエレクトロニクス感が相俟ってたSoulstanceらしい1曲に仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=im1D-gNQr-g

「Riding The Mambo」
タイトルの通り、マンボ調のエレクトロ・ラテンジャズ。クール&セクシーなメロウネスがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=PX1AjAU2uWI

「Mainstream」
ラストなスタイリッシュなエレクトロ・ジャズ・サンバです。女性ベーシストAntonella Mazzaのベース&スキャットで参加しています。
http://www.youtube.com/watch?v=D-a-bpB8MT4

Soulstanceの他作品もチェックしてみて下さい。

『En Route』(1999年)
En Route

『Life Size』(2003年)
Life Size

『Lead the Way』(2006年)
Lead the Way
posted by ez at 00:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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