発表年:2013年
ez的ジャンル:カナダ産現代版フリーソウル
気分は... :自由の身になりた〜い!
いよいよ12月突入!
個人的には仕事の納期に追われ、尻に火が付いた状態です。早く自由の身になりた〜い!
今回はカナダの新人グループThe Spandettesのデビュー・アルバム『Spandex Effect』です。"現代版フリーソウル"作品として話題になりつつある1枚です。
アナログ限定のデビュー・シングル「Sweet & Saccharine」で話題となったカナダ、トロント出身のグループのデビュー・アルバムです。
Lizzy Clarke(vo)、Maggie Hopkins(vo)、Alex Tait(vo)という3人の女性ヴォーカリストを中心に2008年頃から活動している模様です。
ライナーノーツにはメンバーとして、上記3名の女性ヴォーカリストをはじめ、Thomas Francis(key)、Mason Stoner(b)、Kevin Neal(g)、Mackenzie Longpre(ds)、Chris Brophy(ts)、Allison Au(as、fl)、Patrice Barbanchon(tp)という10名が挙げられています。ただし、裏ジャケのクレジットには、10名に加えてNick Korneluk(key)、Aaron Seunarine(per)の2名がメンバーとして記されています。
トロントの優良レーベルDo Right! Musicからの発売です。2ndアルバム『Escapology』が今年話題となったMaylee Toddも所属するレーベルです。当ブログで紹介したアーティストでいえば、Elizabeth Shepherd、The Souljazz Orchestraもかつて所属していました。
デビュー・シングルとなったメロウ・グループ「Sweet & Saccharine」を聴けば、"現代版フリーソウル"という説明に納得するはずです。
アルバム全体としては、ブラジル/ボサノヴァ、カリブ、レゲエ、60年代ポップ、70年代ディスコ、80年代ダンス・ミュージックのエッセンスを取り入れたバラエティに富んだガールズ・ポップ作品に仕上がっています。一貫してキュートな魅力があるのがいいですね。
"現代版フリーソウル"なんていう謳い文句に反応してしまうのは少し悔しい気もしますが、良いものは良い!ですね。
全曲紹介しときやす。
「Let's Go To The Beach」
Kevin O'Donnell/Alex Tait/Lizzy Clarke/Maggie Hopkins作。ボッサなイントロに続き、ブラジリアン・グルーヴ調のガール・ポップで一気に駆け抜けます。気分は一気に冬から夏モードへジャンプしてしまいます。
「Dig Deeper」
Alex Tait/Lizzy Clarke/D. Murray作。スティールパンの音色が印象的なトロピカル・ポップ。ホーン隊も盛り上げてくれます。
「Waking Dreams」
Kevin O'Donnell作。60年代テイストのキュートなガールズ・ポップ。レトロな雰囲気を逆手にとっているところが心憎いですね。
「Hunk of Heaven」
Kirk Thompson作。当ブログでも紹介したハワイアンAORの人気グループLemuriaのカヴァー。フリーソウル・クラシックとしてお馴染みの楽曲ですね。美しいホーン・アンサンブルに続き、キュート&ファンキーなメロウ・ダンサーに仕上がっています。
「Sweet & Saccharine」
Kevin O'Donnell/Alex Tait作。グループが注目されるきっかけとなったデビュー・シングル。イントロのギター・カッティングとキュートな女性ヴォーカルだけでもグッとくるメロウ・グルーヴ。この曲を聴けば、"現代版フリーソウル"と称されるのも納得ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=BwLiD1u1EaA
「Calendar Girl」
Alex Tait作。ボッサ風味のアコースティック・メロウ。透明感のある仕上がりがいいですね。
「Automatic」
Brock Walsh/Mark Goldenberg作。The Pointer Sisters、1984年のヒット曲をカヴァー。80年代フレイヴァーと現代的なエッセンスを上手く融合させたフリーソウルなダンス・チューンに仕上がっています。メンバー自身がThe Pointer SistersやThe Jones Girlsからの影響を公言しているようですし、その意味ではこのグループらしいカヴァーかもしれませんね。
「Donnie The Disco Commie」
Kevin O'Donnell/Alex Tait/Lizzy Clarke作。70年代ディスコへのオマージュといった趣のディスコ・ポップ。
「Shine A Smile」
Kevin O'Donnell作。開放的なレゲエ・チューン。この夏よく聴いたThe Oldiansあたりと一緒に聴きたいですね。
「Sweet & Saccharine (Whiskey Baron Remix)」
「Sweet & Saccharine」のリミックス。ボストンの人気DJデュオWhiskey Baronsがリミックスを担当しています。ディスコ・フレイヴァーの仕上がりもある意味このグループらしいのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=XoAYSX4xxOI
本作でカヴァーされていた「Hunk of Heaven」のオリジナルもぜひチェックを!
Lemuria『Lemuria』(1978年)
「Sweet & Saccharine」のうま下手感がいいです。
気になりますね。
ありがとうございます。
このキュートな下手うま感がたまりません!
"現代版フリーソウル"という形容が相応しい1枚だと思います。