2014年01月12日

Fabiana Passoni『Bossa At Dusk』

ミナス出身の女性ヴォーカリストによる夕暮れのボッサ☆Fabiana Passoni『Bossa At Dusk』
Bossa at Dusk
発表年:2013年
ez的ジャンル:ボッサ・ジャズ・ヴォーカル
気分は... :夕暮れのボッサ

今回は夕暮れのボッサ・ジャズ作品Fabiana Passoni『Bossa At Dusk』です。

Fabiana Passoniは、ブラジル、ミナス出身の女性ヴォーカリスト。現在はL.A.を拠点に活動しています。

これまで『E Minha Vez』(2007年)、『Naturalmente Brasil』(2011年)という2枚のアルバムをリリースしています。

本作『Bossa At Dusk』は、上記2枚のアルバムと昨年リリースしたミニ・アルバム『Dim the Lights』からセレクトした日本独自の編集盤です。

USのヒット曲カヴァーを中心としたボッサ・ジャズ集となっています。お馴染みの楽曲も多く、聴きやすい1枚に仕上がっています。

女子ジャズ・ニーズを狙った企画かもしれませんが、ブラジル、ミナス出身だけあってブラジリアン・リズムがDNAに組み込まれたヴォーカルを聴かせてくれます。

夕暮れボッサを聴きながら、まったりと過ごすのもいいですよ。

全曲紹介しときやす。

「Rock With You」
Michael Jacksonの大ヒット曲カヴァー(Rod Temperton作)。「Rock With You」のブラジリアン・カヴァーといえば、個人的には当ブログでも紹介したRoman Andrenのヴァージョンをよく聴くのですが、そのしっとりヴァージョンといった趣ですね。まさに夕暮れのボッサ・・・
http://www.youtube.com/watch?v=S3vUQuITyro

「You’ll Never Find」
Lou Rawls、1976年のヒットをカヴァー(Kenny Gamble/Leon Huff作)。個人的にはアルバムで一番のお気に入り。軽快かつエレガントな雰囲気がたまりません。Fabianaの少し憂いのあるヴォーカルもグッド!

「Lovin’ You」
Minnie Ripertonの名曲をカヴァー(Minnie Riperton/Richard Rudolph作)。この曲に相応しいロマンティックなアレンジで聴かせてくれます。まぁ、鉄板な仕上がりです。
http://www.youtube.com/watch?v=0kaHW9SQmeo

「Magic」
Olivia Newton-John、1980年の大ヒット曲をカヴァー(John Farrar作)。ブラジリアン・リズムとの組み合わせが案外マッチしています。
http://www.youtube.com/watch?v=Yu38diPSNg4

「Ain’t Nobody」
Rufus & Chaka Khan、1983年のヒット曲をカヴァー(Hawk Wolinski作)。「You’ll Never Find」「Darlin'」と並ぶ僕のお気に入り。クールなボッサ・グルーヴで疾走します。
http://www.youtube.com/watch?v=aEkhBlvAeZI

「Close To You」
The Carpentersの大ヒット曲でお馴染みのHal David/Burt Bacharach作品をカヴァー。当ブログではDionne WarwickCarl Holmesのカヴァーも紹介済みです。壮大なオーケストレーションを配したジャズ・ヴォーカリストらしいカヴァーになっています。

「Samba Do Soho」
Paulo Jobim & Ronaldo Bastos作。ブラジル音楽好きの人であれば、やはりポルトガル語の方がしっくりくるかもしれませんね。爽快なジャズ・サンバは実に心地好いです。

「Mudar O Mundo (Change The World)」
映画『Phenomenon』のサントラに収録され、グラミー受賞曲となったEric Claptonのヒット・シングルをカヴァー(Tommy Sims/Gordon Kennedy/Wayne Kirkpatrick作)。軽快なボッサ・グルーヴで疾走する「Change The World」も悪くありません。

「Escondido」
Ana Moreira James作。しっとりとした大人のボッサ・ジャズを聴かせてくれます。滲み出てくる哀愁モードがたまりません。

「Darlin'」
The Beach Boysのカヴァー(Brian Wilson/Mike Love作)。オリジナルは『Wild Honey』に収録されています。この曲も僕のお気に入り。アフロ・ブラジリアン風のイントロに続き、爽快に疾走するブラジリアン・グルーヴはモロに僕好み。

「Lovely Day」
Bill Withersの名曲をカヴァー。お馴染みの名曲をしっとりした雰囲気でカヴァーしています。
http://www.youtube.com/watch?v=vq-jLlKL0r0

「Te Amo Sem Querer」
ボーナス・トラック。哀愁モードのサンバで締め括ってくれます。。

『E Minha Vez』(2007年)
A% Minha Vez

『Dim the Lights』(2013年)
Dim the Lights
posted by ez at 14:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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