2014年01月23日

N'dambi『Pink Elephant』

Leon Sylvers IIIプロデュース。ネオソウル・ディーヴァのメジャー第1弾☆N'dambi『Pink Elephant』
Pink Elephant
発表年:2009年
ez的ジャンル:ネオソウル系ディーヴァ
気分は... :ピンクの象?

触れるのが遅くなりましたが、NFLはカンファレンス・チャンピオンシップは終わり、スーパーボウルは「ブロンコス対シーホークス」の対戦に決まりました。カンファレンス・チャンピオンシップ前に僕の希望していた対戦になり、スーパーボウルへの楽しみが増しました。

ペイトリオッツ相手に完璧な試合運びを実践したブロンコス、一方、49ers相手に薄氷を踏むような勝利だったシーホークス。スーパーボウルはマニング対シーホークス守備陣の構図となると思いますが、マニングの方が役者が一枚上という気がします。

まぁ、スーパーボウルまでさまなざまな試合展開を妄想するのも楽しみですね。

今回は存在感のあるネオソウル・ディーヴァN'dambiの4thアルバム『Pink Elephant』(2009年)です。

ネオソウル/R&Bファンから評価の高い、テキサス州ダラス出身の女性シンガーN'dambiの紹介は、3rdアルバム『A Weird Kinda Wonderful』(2005年)に続き2回目となります。

N'dambi(本名:Chonita Gilbert)は1970年、テキサス州ダラス生まれ。

Erykah Baduとは学生時代からの友人であり、Erykahのバック・シンガーとしても知られ、"メジャーと契約しない最大の大物"と言われていたN'dambiが、名門Staxと契約してリリースしたメジャー第1弾作品が本作『Pink Elephant』(2009年)です。

本作ではLeon Sylvers IIIが全面プロデュースしています。70年代はThe Sylversのメンバーとして活躍し、70年代後半からはSOLAR Recordsの看板プロデューサーとして、Lakeside、DynastyShalamar、Whispers等を手掛けた伝説のプロデューサーです。

そんな流れでアルバムにはStephen Shockley(元Lakeside)、Kevin Spencer(元Dynasty)といったミュージシャンがゲスト参加しています。

アルバムの中身はジャケのような派手さはありませんが、Leon Sylvers IIIらによるツボを押さえたサウンドをバックに、N'dambiが貫録のヴォーカルを聴かせてくれます。その意味では十分聴き応えがあります。

シンガー自身の歌力で勝負できるネオソウル作品は魅力的です。

全曲紹介しときやす。

「L.I.E.」
さりげないサウンドですが、力強さのあるN'Dambiのヴォーカルが引き立つオープニング。奇をてらわないところが逆にいいでのは?
http://www.youtube.com/watch?v=vnbTjlcHYr8

「What It Takes」
哀愁のメロディをかみしめるように歌うビューティフルなミディアム・チューン。Leon Sylvers IIIの手腕が光ります。
http://www.youtube.com/watch?v=9pv8L6NABJc

「Nobody Jones」
ネオソウルらしい雰囲気の仕上がり。Leon Sylvers IIIがネオソウルを手掛けると、こんな感じになるんですね。N'Dambiのヴォーカルは少し憂いを帯びています。
http://www.youtube.com/watch?v=9vMMdG0m7uc

「Ooo Baby」
ソウルフルなオルガン・サウンドが印象的なバラード。N'Dambiの切なるヴォーカルがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=1OiRTJy2g2o

「Mind Blowin'」
甘く妖しげな雰囲気の漂うセクシー・グルーヴ。N'Dambi自身によるキーボードがいいアクセントになっています。
http://www.youtube.com/watch?v=BlBQGXVloB4

「The One」
クールネスとメロウネスが同居するネオソウル。N'Dambiのヴォーカルは凛としています。
http://www.youtube.com/watch?v=0bqKTWtbs6k

「Take It Out」
少し哀愁を帯びたミステリアス・サウンドがいい感じです。ストリングスも効果的です。
http://www.youtube.com/watch?v=yqvTKntoNk0

「Daisy Chain」
オーガニックなファンキー・ソウル。余裕たっぷりのN'Dambiのヴォーカルも絶好調です。
http://www.youtube.com/watch?v=aW5yecUwC1U

「Can't Hardly Wait」
アルバムからのリード・シングル。N'Dambiの堂々とした歌いっぷりに魅せられるミディアム・チューンです。
http://www.youtube.com/watch?v=ogavSrec7aE

「The World Is A Beat」
タイトルの通り、パーカッションによるビートが鼓動し、そこにStephen Shockleyのギターが絡みます。N'Dambiのパワフルなヴォーカルもグッド!パーカッシヴ・サウンド大好きな僕好みの1曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=tHs2-xAVvVE

「Imitator」
泣きのメロディをN'Dambiが切々と歌い上げる哀愁ソウル・チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=-aed-qjvEHc

「Free Fallin'」
CDのボーナス・トラック。レトロ・ソウル調の哀愁チューンです。

他のN'dambi作品もチェックを!

『Little Lost Girl Blues』(1998年)
Little Girl Lost Blues

『Tunin' Up & Cosignin'』(2002年) ※UK盤は全12曲のみなのでご注意を!
Tunin Up & Co-Signin

『A Weird Kinda Wonderful』(2005年)
ウイアード・カインダ・ワンダフル

また、Leon Sylvers III関連の過去記事もご参照下さい。

Dynasty『Adventures In The Land Of Music』(1980年)
Adventures in the Land

Dynasty『The Second Adventure』(1981年)
Second Adventure

Shalamar『Big Fun』(1979年)
Big Fun

Shalamar『Friends』(1982年)
Friends
posted by ez at 00:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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