2014年02月26日

The Dave Pike Set『Four Reasons』

本作でもシタール・グルーヴを聴くことができます!☆The Dave Pike Set『Four Reasons』
Four Reasons
発表年:1969年
ez的ジャンル:MPS系ジャズ
気分は... :体調が・・・

ジャズ・ヴァイヴ奏者Dave Pike率いるThe Dave Pike Setが1969年にリリースした『Four Reasons』です。

当ブログでこれまで紹介したDave Pike作品は以下の3枚。

 『Bossa Nova Carnival』(1962年)
 『Manhattan Latin』(1964年)
 The Dave Pike Set『Noisy Silence-Gentle Noise』(1969年)

Dave Pike(vibe)、Volker Kriegel(g、sitar、b)、Hans Rettenbacher(b、cello)、Peter Baumeister(ds、per)の4人から成るThe Dave Pike Setといえば、シタール人気曲「Mathar」『Noisy Silence-Gentle Noise』収録)の印象が強いと思います。

本作『Four Reasons』もKriegelのシタールをフィーチャーした「Greater Kalesh No. 48」からスタートします。シタール曲を期待するのであれば、「Greater Kalesh No. 48」がハイライトになるのかもしれません。

ただし、シタール曲で終わらないところがThe Dave Pike Setの魅力だと思います。静から動まで様々なタイプの楽曲を1枚の中で楽しむことができます。特にPeter Baumeisterのドラムが暴れる少しロックな"動"の楽曲が印象的です。「Goodtime Charlie At The Big Washdown」あたりはかなり格好良いと思います。

全曲紹介しときやす。

「Greater Kalesh No. 48」
Volker Kriegel作。KriegelのシタールとPikeのヴァイヴが疾走するサイケ・チューン。「Mathar」のようなシタール・グルーヴがお好きな方はぜひチェックを!
https://www.youtube.com/watch?v=guJQyolOy-M

「Professor Porno's Romance」
Dave Pike作。Pikeのヴァイヴの響きが煌めく軽快グルーヴ。

「Cornflower Girl」
J. A. Rettenbacher作。ワルツ調のロマンティック・チューン。KriegelのギターとPikeのヴァイヴが素敵なメロディを奏でます。

「The Seventh Day」
Dave Pike作。ラウンジ感覚の美しいバラード。

「Turn Around Mrs. Lot」
Dave Pike作。フリージャズ/アヴァンギャルドな演奏で暴れまくります。

「Goodtime Charlie At The Big Washdown」
J. A. Rettenbacher作。作者のRettenbacherのベースとPeter Baumeisterのドラムが牽引するエキサイティングな1曲。格好良さでいえばアルバム随一かも?KriegelのギターやPikeのヴァイヴも好調です。
https://www.youtube.com/watch?v=6HJtOOearfU

「A Nose Opener」
Volker Kriegel作。ジャズなのに、ジャズに収まらない感じがいいですね。

「Four Reasons/Sitting On My Knees」
Volker Kriegel作。「Four Reasons」はPikeのヴァイヴが哀愁のメロディを奏でるバラード。一方、「Sitting On My Knees」はKriegelのギターを中心としたグルーヴィーな演奏です。
http://www.youtube.com/watch?v=n_BB0rlEap4 ※「Sitting On My Knees」のみ

The Dave Pike SetDave PikeVolker Kriegelの他作品もチェックを!

『It's Time for Dave Pike』(1961年)
It's Time for Dave Pike

『Pike's Peak』(1962年) ※Bill Evansとの共演作
パイクス・ピーク

Dave Pike『Bossa Nova Carnival』(1962年)
ボサ・ノヴァ・カーニヴァル+リンボ・カーニバル

『Manhattan Latin』(1964年)
Manhattan Latin (Dig)

The Dave Pike Set『Got the Feeling』(1968年)
Got the Feeling

The Dave Pike Set『Noisy Silence-Gentle Noise』(1969年)
ノイジー・サイレンス-ジェントル・ノイズ(紙ジャケット仕様)

Dave Pike『The Doors of Perception』(1970年)
Doors of Perception

The Dave Pike Set『Live at the Philharmonie』(1970年)
Live at the Philharmonie (Mlps)

The Dave Pike Set『Infra-Red』(1970年)
Infra-Red

The Dave Pike Set『Album』(1971年)
アルバム

Volker Kriegel『Spectrum』(1971年)
Spectrum

The Dave Pike Set『Salomao』(1973年)
Salomao
posted by ez at 00:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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