発表年:1976年
ez的ジャンル:ポップ・ロック系プレAOR
気分は... :体調不良・・・
久々に体調不良・・・
週末は静かにしています。
今回はAOR/フリーソウル・ファンから再評価の高いThe Stanky Brown Group『Our Pleasure To Serve You』(1976年)です。
ニュージャ―ジー出身のグループThe Stanky Brown Groupの紹介は、Stanky Brown名義でリリースした3rdアルバム『Stanky Brown』(1978年)以来、2回目となります。
今回紹介する1stアルバム『Our Pleasure to Serve You』のハイライトは、何といっても爽快メロウ「You've Come Over Me」ですね。
ただし、アルバム全体としてはパワー・ポップ、ロックンロール、フォーキー、グッドタイム・ミュージックなど音楽的な幅の広さを訴求する作品に仕上がっています。
本作におけるメンバーはJames Brown(key、vo)、Richard Bunkiewicz(b)、Jerry M. Cordasco(ds、per、vo)、Jeffrey Leynor(g、vo)、 Allan Ross (sax、cla、fl)、Frank Greene(lryics)の6名。
それ以外にLeslie West(g)、Eric Weissberg(g)、Stan Bronstein(ts)、Artie Kaplan(clarinet)等がゲスト参加しています。
まずは「You've Come Over Me」を堪能し、あとはこのバンドのさまざまな側面を楽しむ、といった感じですかね。
楽曲はすべて彼らのオリジナルです。
全曲紹介しときやす。
「Masquerade」
オープニングはポップ・ロックです。あくまでも爽快な感じがいいですね。リード・ギターはLeslie West。涼しげなフルートがいいアクセントになっています。
「You've Come Over Me」
前述のように本作のハイライト。穏やかな爽快メロウは週末モードにピッタリです。微風のような名曲だと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=gF-rWykFwTg
「Let's Get To Livin'」
青春の甘酸っぱい香りのするラブソング。不意にこういうメロディを聴くとキュンとしちゃいます(笑)。Leslie Westのギターが印象的です。
「U B U」
軽快に疾走します。なかなか洗練された演奏で楽しませてくれます。Stan Bronsteinのサックスが盛り上げてくれます。
「A Hundred Times Around」
S&G的なフォーキー・チューン。これは僕の好みから少し外れていますね。
「Don't You Refuse」
パワー・ポップ的な仕上がり。シンセ・サウンドが印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=8QnlTjvQnWE
「Friday Night Without You」
軽快なロックンロール。僕好みの音ではありませんが、楽しそうに演奏しているのが好感持てます。ここでもStan Bronsteinのサックスが盛り上げてくれます。
「Matthew」
美しいバラードをしみじみと歌い上げます。
「Misery Loves Company」
バンジョーやクラリネットも入ったグッドタイム・ミュージック。僕はこういうタイプの曲が苦手なのですが、これはなかなか洒落ていて好きです。
「Ravin' Beauty」
前曲から一転して、ドライブ感のあるロックンロール。ロック・バンドらしく盛り上げてくれます。
「Where Have They Gone」
ラストは美しいメロディを美しいハーモニーで聴かせてくれるビューティフル・ソングで締め括ってくれます。
2nd、3rdもチェックを!
『If the Lights Don't Get You the Helots Will 』(1977年)
『Stanky Brown』(1978年)