2014年03月24日

The Stovall Sisters『The Stovall Sisters』

女性ゴスペル・グループによるレア・グルーヴ/フローソウル人気盤☆The Stovall Sisters『The Stovall Sisters』
ストーヴァル・シスターズ
発表年:1971年
ez的ジャンル:女性ゴスペル・グループ
気分は... :パワフル!

何か三連休はぼんやり過ごしてしまいました。
昨年末から慌しい日々が続き、週末も落ち着かない日が多かったので、たまにはこんな週末もいいかなぁ、なんて自分に言い訳しています。

今回はAtlanticの再発シリーズからThe Stovall Sisters『The Stovall Sisters』(1971年)です。レア・グルーヴ/フリーソウル人気盤だったので、お手軽価格で購入できるようになったのは嬉しいですね。

The Stovall Sistersは、カリフォルニア州オークランドを拠点に活動していたJoyce StovallLillian StovallNetta StovallというStovall3姉妹による女性ゴスペル・グループ。

そのグループ唯一のアルバムが本作『The Stovall Sisters』(1971年)です。

レア・グルーヴ/フリーソウル人気曲「Hang On In There」 をはじめ、ファンク/ロックのエッセンスを取り入れたファンキーなゴスペル・チューンが収録されています。何より、Stovall3姉妹の圧倒的なゴスペル・ヴォーカルが迫力満点です。

プロデューサーはErik JacobsenWilliam Truckaway。レコーディングにはCoke Escovedo(per)、Steve Miller(g)等も参加しています。

ゴスペルとファンク/ロックが融合したパワフルな1枚は聴き応え十分です。

全曲紹介しときやす。

「Hang On In There」
Joyce Moss作。前述のようのにレア・グルーヴ/フリーソウル人気曲。ファンキーなブレイクとグルーヴィーなハモンドをバックに、3姉妹がパワフルなヴォーカルが炸裂します。聴いているだけでアドレナリンが出まくる躍動感に充ちた名曲だと思います。Beastie Boys「Intergalactic」のサンプリングソースにもなっています。
http://www.youtube.com/watch?v=kB9tAMl3BBI

「Yes To The Lord 」
Ivy Jo Hunter/Sylvia Moy/William Stevenson作。Martha & The Vandellas、1966年R&Bチャート3位となったヒット曲「My Baby Loves Me」の歌詞を改作したもの。基本的にはMartha & The Vandellasヴァージョンを受け継いだミディアムな仕上がりですが、メロウというよりソウルフルといった感じですね。
http://www.youtube.com/watch?v=rMPx1fpvzSM

「Sweepin' Through The City」
The Caravans feat, Shirley Caesarが「I Won't Be Back」のタイトルでレコーディングしていた楽曲。本作らしいロック/ファンクのエッセンスを取り入れたサウンドと3姉妹がパワフル・ヴォーカルが融合したファンキー・ゴスペルに仕上がっています。ファンキーという点ではアルバム随一かもしれません。
http://www.youtube.com/watch?v=jS3f6qCyrgk

「The World In A Change」
Dennis Geyer作。レイドバック感のあるアーシーな仕上がり。ジワジワと胸に沁みてきます。

「Rapture」
Barry Wright作。3姉妹の息の合ったコーラスワークを堪能できるゴスペル・チューン。

「Spirit In The Sky」
Norman Greenbaum作。The Stovall Sistersがバック・コーラスで参加したNorman Greenbaumのヒット曲をカヴァー。ゴスペル・ミーツ・スワンプみたいな雰囲気がいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=IEV9PHDVpzY

「So Good」
ゴスペルらしい高揚感にロックやカントリーのエッセンスを取り入れた感じです。

「The Love Of God」
Leroy Crume作。オリジナルはThe Soul Stirrers。少し抑えたヴォーカルでスタートし、ジワジワと盛り上げてくれます。

「I Come To Praise Him」
Milton Hollins作。Biblical Gospel Singersもレコーディングしていたゴスペル・ソングらしいです。本作らしいファンキーな演奏を楽しめます。ファンキーなホーン隊やカッティング・ギターもグッド!

「I'm Ready To Serve The Lord」
The Caravansのカヴァー。クレジットにはArther Wright/James Carmichael作となっていますが、ライナーノーツによればThe CaravansのメンバーCassietta George作なのだとか。ラストはゴスペルらしい仕上がりで感動的に締め括ってくれます。

Atlanticの再発シリーズは欲しい作品が沢山ありすぎて、どれから手を付けるか迷ってしまいますよね。ちなみに一番直近にリリースされた第6弾シリーズからは、とりあえず以下の2枚を購入しました。これらも後日、当ブログで紹介したいと思います。

Latimore『It Ain't Where You Been... It's Where You're Goin'』(1976年)
イット・エイント・ホウェア・ユー・ビーン

Willie Hutch『In Tune』(1978年)
イン・チューン

それ以外の作品も財布と相談しながらゲットしていきたいと思います。
posted by ez at 00:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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