発表年:196?年
ez的ジャンル:ブーガルー/ラテン・グルーヴ
気分は... :おふざけモード全開?
今回はレア・グルーヴ方面で人気のブーガルー/ラテン・グルーヴ作品Andy And The Riverside Sextet『Andy And The Riverside Sextet』(196?年)です。
Andy And The Riverside Sextetは、プエルトリカンのAndy Medina率いるセクステット。メンバーはAndy Medina(leader)、Rudy Cruz(vibe)、Willie Alago(ds)、Wilfredo Vandespool(b)、Luis Vega(sax)、Tony Rodriguez(g)。さらに本作ではDennis Rowe(vo)、Raul Nieves(vo)といったシンガーも参加しています。
USのマイナー・レーベルORCからリリースされた作品ですが、昨年コロンビアのMelodiasレーベルから奇跡の世界初CD化が実現しました。
正統派の楽団も率いていたAndy Medinaですが、本作は少し脇道に逸れたプロジェクト的な作品かもしれませんね。サイケ全開のジャケにもそれは表れているのでは?また、おふざけモード全開のいい加減な女性コーラスなども本作を象徴していると思います。
妖しげで、自由奔放に弾けたブーガルー/ラテン・グルーヴ作品といった印象です。おふざけモードの女性コーラスとヴァイヴの音色が目立つ楽曲が特に魅力的です。
ついついジャケ買いしたくなる1枚ですね。
全曲紹介しときやす。
「Blue Moon (Latin Soul Way)」
Lorenz Hart/Richard Rodgersによるポピュラー・スタンダードのブーガルー・カヴァー。妖しげなヴォーカルと煌びやかなヴァイヴの音色のギャップが面白いです。
「Tony's Boogaloo」
疾走するブーガルー!弾けたヴォーカルとキレのあるラテン・リズムにグッときます。レア・グルーヴ人気も頷ける格好良さですね。
http://www.youtube.com/watch?v=2Dnm_BI5aB0
「Come All Teenagers (Vegan Todos Los Teenagers)」
元気一杯♪イェー♪と叫ぶ女性コーラスが印象的なラテン・ソウル。
「Y Ahora... (And Now)」
一気に駆け抜けるサルサ・チューン。聴いているだけでテンション上がってきます。
http://www.youtube.com/watch?v=vmSzAge2-LU
「Shingalin Pow-Pow」
このブーガルーも僕好み。アバウトな女性コーラス(?)とギターとヴァイヴの織り成すラテンな音世界がいい感じです。
「Mi Sueno」
ロマンティックなラテン・ワールドなのですが、一筋縄でいかないのが本作らしいですね。
「Sardines With Pork And Beans」
本作らしいおふざけ女性コーラスのキュートな魅力が楽しめるレア・グルーヴらしいブーガルー・チューン。
「Sabor Y Salsa (Gusto & Sauce)」
躍動するサルサ・チューン。イケイケ・モードで疾走し、本作らしくヴァイヴのアクセントが効いています。
http://www.youtube.com/watch?v=OEPFVIxG2BI
「Rimto Del Solar (Rhythm Of My Place)」
本作らしいハチャメチャな感じはありませんが、格好良い正統派のラテン・グルーヴを聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=Yv_yllPui2I
「Candela (Fire)」
ラストは本作らしくヴァイブの音色が先導します。ラテン・リズムとヴァイヴの響きが織り成す疾走感にグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=AHvNALCfNbI
レア・グルーヴ好きの方はぜひチェックを!