2014年05月24日

Skylight『Skyhigh』

オージー・ブルーアイド・ソウル・バンドによるフリーソウル人気作☆Skylight『Skyhigh』
スカイハイ
発表年:1973年
ez的ジャンル:オージー・ブルーアイド・ソウル・バンド
気分は... :和み系・・・

今回はオージー・ブルーアイド・ソウル・バンドによるフリーソウル人気作Skylight『Skyhigh』(1973年)です。

以前から紹介したいと思っていた1枚でしたが、CDが入手しづらい状況であったので保留にしていました。『Free Soul Collection 1000』シリーズの1枚として5/21に再発CDがリリースされ、ようやく入手しやすくなったため、ようやく紹介できました。ちなみに僕が保有するのは1996年にCD化された盤です。

Skylightは1972年、オーストラリア、メルボリンで結成されたバンド。メンバーはBonnie Lever(vo)、Greg Cook(g、org)、Mike Clarke(b、g)、Sunil De Silva(per)、Geoff Skewes(key)、Trevor Courtney(ds)の6名。

グループ唯一のアルバムが本作『Skyhigh』(1973年)です。

本作といえば、フリーソウル人気曲「Get It Happening」ですよね。この和み系アコースティック・メロウ「Get It Happening」がきっかけで、Skylightおよび本作『Skyhigh』の再評価が高まりました。

アルバム全体としては、紅一点Bonnie Leverのソウルフル・ヴォーカルとメロウ&グルーヴィー・サウンドによるブルーアイド・ソウル/ファンキー・ロック作品に仕上がっています。

「Get It Happening」やソウル名曲カヴァー2曲「What's Going On」「The Ghetto」に注目が集まりがちですが、もう1曲のフリーソウル・コンピ収録曲「Learn To Love」、ラテン・フレイヴァーのメロウ・グルーヴ「What's Happening To」、ファンキー・ロック「Can I Get A Light」あたりもオススメです。

広大なオーストラリアの大地を感じるジャケもいいですよね!

全曲紹介しときやす。

「Skyhigh」
Greg Cook/Bonnie Lever/Trevor Courtney作。オープニングはファンキー・ロック。ドラマティックな雰囲気もある曲ですが、仰々しくしないところがいいですね。

「Get It Happening」
Geoff Skewes/Bonnie Lever作。前述のようにフリーソウル人気曲のアコースティック・メロウ・ソウル。ラブリーなメロディ、ハートウォーミングなヴォーカル・ワーク、メロウ・エレピがよくマッチしています。聴いているだけでリラックスできます。
http://www.youtube.com/watch?v=uMGOg_k-Cq4

「What's Happening To」
Greg Cook/Bonnie Lever作。僕の一番のお気に入り。クイーカが響くラテン・フレイヴァーのメロウ・グルーヴ。アコースティックな前半とグルーヴィーな後半のメリハリがいいですね。この曲もフリーソウル好きの人にはたまらないと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=XKrNhV3q64o

「Learn To Love」
Mike Clarke/Bonnie Lever作。この曲もフリーソウルのコンピ収録曲。黄昏系メロウ・ソウル。グルーヴィーなオルガンとキャッチーなコーラスワークにグッときます。

「Let's Get Outta Here (Part 1 & 2)」
Greg Cook/Trevor Courtney/Mike Clarke作。Part 1はサックスをフィーチャーした開放的なジャズ・ファンク、Part 2はグルーヴィーなオルガン&シンセとへヴィなリズム隊が織り成すなスリリングなコズミック・ファンクで楽しませてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=RhGfnkLaPsc

「Can I Get A Light」
Greg Cook作。この曲も大好き!Bonnie Leverのソウルフル・ヴォーカルとファンキー・サウンドがよくマッチしたファンキー・ロック。

「Gotta Get Away」
Trevor Courtney/Mike Clarke作。♪どこか遠くへ行きたい♪と歌うスケールの大きな仕上がり。

ここから2曲はライブ録音!
Marvin Gaye & Donny Hathaway」という紹介と共にニューソウル名曲2曲のカヴァーが披露されます。

「What's Going On」
Al Cleveland/Renaldo Benson/Marvin Gaye作。名曲「What's Going On」のカヴァー。グルーヴィーなオルガンが心地好いブルーアイド・ソウルらしいメロウ・グルーヴ感のある「What's Going On」を楽しめます。
http://www.youtube.com/watch?v=kw4UvnUCs7Q

「The Ghetto」
Donny Hathaway/Leroy Hutson作。ラストはDonny Hathawayでお馴染みの名曲「The Ghetto」のカヴァーで締め括ってくれます。11分超のインスト・カヴァーですが、このバンドのファンキーな魅力を満喫できます。
http://www.youtube.com/watch?v=CiHLv4mr56Y

『Free Soul Collection 1000』シリーズでは、本作以外にもこれまで入手しづらかった作品が多数再発されました。僕も早速10枚ほど購入したので、随時紹介していきたいと思います。
posted by ez at 00:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック