2014年06月06日

Brooklyn Dreams『Brooklyn Dreams』

都会派ブルー・アイド・ソウル/メロウ・ディスコ☆Brooklyn Dreams『Brooklyn Dreams』
リズム&ハーモニー+3
発表年:1977年
ez的ジャンル:N.Y.ブルー・アイド・ソウル/メロウ・ディスコ
気分は... :Music, Harmony And Rhythm...

今回はN.Y.ブルックリン出身のブルー・アイド・ソウル・グループBrooklyn Dreamsの1stアルバム『Brooklyn Dreams』(1977年)です。

Joe Esposito(g、vo)、Bruce Sudano(key、vo)、Eddie Hokenson(ds、vo)というブルックリン生まれのイタリア系アメリカ人によるトリオBrooklyn Dreamsの紹介は、『Sleepless Nights』(1979年)に続き2回目です。

1979年にディスコ・クイーンDonna Summer(彼女は後にメンバーのBruce Sudanoと結婚)と共演した大ヒット・シングル「Heaven Knows」で一躍名が知れ渡るようになる彼らですが、1stアルバムとなる本作でも都会的なメロウ・ディスコで楽しませてくれます。

アルバム全体としては、N.Y.らしいブルー・アイド・ソウル作品といった感じですね。メロウ・ディスコあり、ファンキー・ロックあり、SSW風のバラードありとメリハリのある構成も気に入っています。随所で聴くことができるソウルフル・ヴォーカルと爽快ハーモニーも魅力です。

プロデュースは元Three Dog Nightのキーボード奏者としても知られるSkip Konteが務めています。また、彼らのブレイクに大きく貢献することになるDonna Summerが本作にも参加しています。

1stシングルになった哀愁メロウ「Sad Eyes」、ガラージ・クラシックとしてお馴染みの2ndシングル「Music, Harmony And Rhythm」あたりが有名ですが、メロウ・ディスコ「Street Dance」、素敵なバラード「(Baby) You're The One」あたりもオススメです。

都会的センスに溢れた好盤をぜひ!

全曲紹介しときやす。

「Music, Harmony And Rhythm」
Bruce Sudano/Joe Esposito/Eddie Hokenson作。2ndシングルにもなったガラージ・クラシック。キャッチーなメロディ、爽快なハーモニーとメロウ・ディスコ・サウンドが見事に調和した、このグループらしいダンス・チューンに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=j4_PPWXv3_w

Steady B feat. KRS-One「Serious (Ceereeus BDP Remix)」、Just-Ice「The Original Gangster of Hip-Hop」、Tall Dark & Handsome「Call It What You Wanna」、Pete Rock> feat. Rell「That's What I Am Talking About」のサンプリング・ソースになっています。

Tall Dark & Handsome「Call It What You Wanna」
 http://www.youtube.com/watch?v=IwwEBUsEE2o
Pete Rock feat. Rell「That's What I Am Talking About」
 http://www.youtube.com/watch?v=Oq90fFkwbgs

「Sad Eyes」
Bruce Sudano/Joe Esposito作。記念すべき彼らの1stシングル。都会的な哀愁メロウ感にグッとくるブルー・アイド・ソウル。Rufus & Chaka Khanでお馴染みのギタリストTony Maidenが参加しています。
http://www.youtube.com/watch?v=gk9z7bmmMCo

「I Never Dreamed」
Bruce Sudano/Joe Esposito作。ジェントルな雰囲気が漂うメロウ・バラード。ドリーミーなハーモニーがいい感じです。

「Don't Fight The Feeling」
Bruce Sudano/Vito Albano作。ロッキン・モードのファンキー・メロウ。ファンキーでもあくまでも都会的なのがこのグループらしいですね。

「Another Night At The Tango」
Assunta/Bruce Sudano/Joe Esposito/Eddie Hokenson作。SSW系のAOR作品といった趣の仕上がり。彼らのセンスの良さを実感できます。

「On The Corner」
Bruce Sudano作。この曲もSSW風のメロウ・チューン。Bruce Sudanoのソングライターとしての確かな実力を確認できます。
http://www.youtube.com/watch?v=qj3kKM2kQCU

「Street Dance」
Bruce Sudano作。僕の一番のお気に入り曲。Doobie Brothersがメロウ・ディスコを演奏しているような感じが大好きです!
http://www.youtube.com/watch?v=3PfyKRw8wrY

「(Baby) You're The One」
Bruce Sudano作。この曲も僕のお気に入り。素敵なサックス・ソロと共に始まる素敵なメロウ・バラードです。
http://www.youtube.com/watch?v=JZEm9kjlONs

「Old Fashioned Girl」
Bruce Sudano/Vito Albano作。Donna Summerをフィーチャーした話題曲。哀愁モードのバラードでしっとりと聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=Wje2k-oFZUI

「Hollywood Circles」
Bruce Sudano作。ラストは味わい深いメロウ・バラードで締め括ってくれます。ただし、ラストはロッキン・モードで盛り上げてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=IM76ndQwnJ0

僕の保有するCDには、「Sad Eyes (Single Version)」「Music, Harmony And Rhythm (12" Disco Version)」「Street Dance (12" Disco Version)」の3曲がボーナス・トラックとして追加収録されています。

『Sleepless Nights』(1979年)
スリープレス・ナイト
posted by ez at 00:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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