2014年06月21日

Cindy Mizelle『Cindy Mizelle』

売れっ子バック・シンガー唯一のアルバムは素敵なR&Bバラード満載!☆Cindy Mizelle『Cindy Mizelle』
Cindy Mizelle
発表年:1994年
ez的ジャンル:売れっ子バック・シンガー系女性R&B
気分は... :それでもW杯は面白い!

サッカーW杯、日本はギリシャ戦を痛恨のスコアレスドローで終え、GL突破は絶望的な状況になりましたね。

昨日のグループCの2試合「コロンビア対コートジボワール」と「日本対ギリシャ」を見比べれば、GL突破に相応しいサッカーをしているのは、コロンビアとコートジボワールであることは明白ですね。日本サッカーの4年間の成長を実感したかった今大会でしたが、逆に世界との差を見せつけられる結果に終わりそうです。

一方で、日本が大会直前に勝利したコスタリカが死の組グループDでウルグアイ、イタリアという強豪に連勝し、GL突破を確定させ、イングランドに引導を渡しました。これはスペインのGL敗退と並ぶ今大会のサプライズですね。イングランドに勝利した初戦のイタリアの状態を見れば、優勝候補に推したくなりましたが、一気にGL敗退の危機に追い込まれました。次戦GL突破を懸けたウルグアイとの直接対決というのもたまりませんね。でも、両国のどちらかがGL突破できないというのは残念な限りですね。

さっき見ていた「フランス対スイス」の強豪対決は5対2の打ち合いでフランスの勝利!フランスは内部崩壊した前大会とは対照的に、デシャン監督の下で一体感のあるチーム作りに成功したようですね。その意味でナスリのメンバー落選は妥当だった気がします。決勝トーナメントも期待できそうです!

さて、今回は売れっ子バック・シンガーCindy Mizelleが1994年にリリースした『Cindy Mizelle』です。

Cindy MizelleはN.Y.生まれの女性R&Bシンガー。80年代前半にAttitude、Lemelleといったユニットでも活動していましたが、音楽シーンで彼女が存在感を示しているのはバック・シンガーとしてのキャリアでしょう。

1980年代前半から今日までバック・シンガーとしてコンスタントに活躍しています。Whitney Houston、Mariah Carey、Rolling Stonesといった大物をはじめ、R&B/ソウル、ハウス、ロック/ポップス等ジャンルを問わず、300以上の作品にバックシンガーとして参加しています。

我が家のCD棚にも彼女が参加している作品が30枚以上はあるはずだと思います。当ブログで紹介した作品でいえば、『ezが選ぶ2013年の10枚』にも選んだElements Of Life『Eclipse』で彼女のヴォーカルがフィーチャーされています。

そんな超売れっ子バック・シンガーであったCindy Mizelleですが、彼女自身の名義でリリースされたアルバムは本作『Cindy Mizelle』(1994年)のみです。

Gerald LevertLuther Vandross等も参加している本作は、ミディアム〜スロウ中心のオーセンティックなヴォーカル作品に仕上がっています。

実力派シンガーである彼女に相応しい、余計な小細工のない王道ヴォーカル作品に仕上がっています。

プロデューサーとして、Brian McKnight、Greg Charley/John Winston、Gerald Levert/Edwin "Tony" Nicholas、Reggie Griffin、LeMel Humes、Arif Mardin等が起用されています。

また、Cindyと同じ売れっ子バック・シンガーであるBrenda White King、Paulette McWilliams、Audrey Wheeler等がバック・ヴォーカルを務めます。

ミディアム〜スロウのみのアルバムでも、聴く者をまったく飽きさせないのは、Cindyのピュアで伸びやかなヴォーカルが魅力的だからでしょう。

ジャケはB級ですが、中身は折り紙つきの女性R&B作品です。

全曲紹介しときやす。

「Because Of You」
アルバムからの1stシングル。Greg Charley/John Winstonプロデュース。Cindyの確かなヴォーカルを実感できる爽快メロウなミディアムです。自然体な雰囲気が実にいいですね。プロデュースの2人はR&BユニットKiaraのメンバーですね。そのうちKiaraの作品も紹介したいと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=wzkc1KnIuro

「I Can't Let Go」
売れっ子男性R&BシンガーBrian McKnightのプロデュース。バッキング・ヴォーカルでも彼が参加しています。透明感のあるCindyのヴォーカルを存分に堪能できる素敵なバラードです。

「I've Had Enough」
この曲もシングルになりました。Greg Charley/John Winstonプロデュース。素敵なメロディの胸キュンのメロウ・バラードです。Cindyのヴォーカルも素晴らしいの一言ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=axa_DI081Dk

「Over You」
Greg Charley/John Winstonプロデュース。哀愁モードのミディアムをサラッと歌い上げます。

「Smile」
Gerald Levert/Edwin "Tony" Nicholasプロデュース。お楽しみ、Gerald Levertとのデュエット。実力派同士のデュエットに相応しい、聴き応え十分の素敵な大人のラブ・バラードです。
http://www.youtube.com/watch?v=Zj0BoEBGHEc

「Two Hearts」
Reggie Griffinプロデュース。Brenda White King、Paulette McWilliamsがバッキングを務める爽快ミディアムR&B。
http://www.youtube.com/watch?v=mnKhpMEOI0k

「My Favorite Song」
Loris Holland/Reggie Griffinプロデュース。素直に良い曲、良いヴォーカルを思えるビューティフル・ソング。聴いていて清々しい気持ちになれます。ここでもBrenda White King、Paulette McWilliamsがバッキングを務めます。

「Back To Emotions」
Martin Van Blocksonプロデュース。切々と歌い上げるバラード。ここではAudrey Wheelerもバッキングで参加しています。
http://www.youtube.com/watch?v=D2BiRwJUk00

「Imagine」
LeMel Humesプロデュース。John Lennonのアノ有名曲とは同名異曲です。Cindyの伸びやかなヴォーカルが輝きを放つ素敵なスロウ。
http://www.youtube.com/watch?v=3EvANuxC2Tc

「Love Talk To Me」
Arif Mardin/Joe Mardinプロデュース。ラストはLuther Vandross、Siedah Garrettという豪華バック・ヴォーカルを従え、堂々としたヴォーカルで歌い上げるラブ・バラードで締め括ってくれます。。
http://www.youtube.com/watch?v=ddvpuXOozpA

W杯は只今「ホンジュラス対エクアドル」を観戦中!
日本では注目度が落ちる一戦かもしれませんが、南米対中米の対決はかなり面白いですね。

GLからこれほど各試合が盛り上がるW杯は近年無かったのでは?
それでいえば、「日本対ギリシャ」は退屈な内容でしたね(泣)
posted by ez at 07:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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