2014年07月11日

Marie Queenie Lyons『Soul Fever』

ファンキー・ソウル・ディーヴァ唯一のアルバム☆Marie Queenie Lyons『Soul Fever』
SOUL FEVER
発表年:1970年
ez的ジャンル:南部系ファンキー・レディ・ソウル
気分は... :台風の前の静けさ・・・

今回はUS女性ソウル・シンガーMarie Queenie Lyons唯一のアルバム『Soul Fever』(1970年)です。

レア・グルーヴ/フリーソウル方面で再評価の高まった1枚ですね。

Marie Queenie Lyonsは、(多分)南部出身の女性シンガー。

マイナー・レーベルDeLuxeに数枚のシングルと唯一のアルバムである本作『Soul Fever』(1970年)を残しています。

本作『Soul Fever』は、"これぞファンキー・レディ・ソウル"と思わせてくれるアルバムです。少しハスキーでエモーショナルなMarieのヴォーカルの圧倒的な存在感に魅了されます。

彼女はJames Brownに憧れていたようで、Lyn Collins、Vicky Anderson、Marva WhitneyといったJBお抱えのディーヴァたちに通じる魅力があるかもしれませんね。

「See And Don't See」「Your Thing Ain't Good Without My Thing」といった人気曲は勿論のこと、それ以外の楽曲もファンキー&エモーショナルな魅力に溢れています。

ジャズ・ピアニスト/オルガニストDon Pullenが参加し、楽曲提供もしています。

全曲紹介しときやす。

「See And Don't See」
本作のハイライトその1。Rose Marie McCoy作。Marieのエモーショナルなヴォーカルが圧倒的な存在感を示すミディアム・ファンク。心を剥き出しにしたヴォーカルがたまりません・・・
http://www.youtube.com/watch?v=PwcEFnwbVuo

「Daddy's House」
Hal Miller/Rose Marie McCoy作。軽やかなファンキー・ソウル。はつらつとした歌いっぷりがいいですね。イナたいファンキー・ホーンもいい感じ!
http://www.youtube.com/watch?v=41ShhM6lu4Q

「You Used Me」
Don Pullen作。ジワジワと心に染み入るソウル・バラード。いい酒の肴になりそう・・・
http://www.youtube.com/watch?v=pro-UVlYrV8

「Your Thing Ain't Good Without My Thing」
本作のハイライトその2。Don Pullen作。パーカッシヴに疾走するファンキー・ソウル。Marieのハスキーなシャウトがたまりません。
http://www.youtube.com/watch?v=pcofLWmIdD8

「Snake In The Grass」
Don Pullen作。イナたいメロウ感とMarieの切々としたヴォーカルにグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=tXSFgOG9e44

「Your Key Don't Fit It Anymore」
Alecia Evelyn/Henry Glover作。Marieのシャウトでグイグイと引っ張るファンキー・グルーヴ。そのパワーに圧倒されます。サイコー!
http://www.youtube.com/watch?v=I9zIYxSK0q8

「Fever」
僕の一番のお気に入り。Eddie Cooley/John Davenport作。Peggy Leeでお馴染みの名曲。オリジナルはLittle Willie Johnです。絶妙なホーン・アンサンブルと共にMarieのハスキー・ヴォーカルがフィーバーするファンキー・グルーヴ。ブレイクもキマっています。
http://www.youtube.com/watch?v=UO7mLw2QONM

「I Don't Want Nobody To Have It But You」
Don Pullen作。レディ・ソウルらしい魅力に溢れた1曲。Marieの迷いのない歌いっぷりの良さが実に気持ちいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=MD9dhWDggfI

「We'll Cry Together」
Helen Miller/Rose Marie McCoy作。Marieの真摯なヴォーカルが聴く者の胸を熱くするバラード。胸に込み上げてくます・・・
http://www.youtube.com/watch?v=lfxSluwclvM

「I'll Drown In My Tears」
Henry Glover作。シャウトするMarieのヴォーカルが牽引する小気味良いファンキー・ソウル。
http://www.youtube.com/watch?v=14UYpV-RYlY

「I Want My Freedom」
Don Pullen作。ゴスペル仕込みのヴォーカルでMarieが自由への渇望を高らかに歌います。
http://www.youtube.com/watch?v=Jl5FkaToclM

「Try Me」
ラストはJames Brown、1958年全米R&BチャートNo.1のヒット曲をカヴァー。Marieの憧れの存在であるJBの楽曲を愛おしく歌いアルバムは幕を閉じます。
http://www.youtube.com/watch?v=kPjsIOYMnOo

サッカーW杯はアルゼンチンが勝ち上がり、「ドイツ対アルゼンチン」という90年イタリアW杯決勝の再現カードとなりました。

アルゼンチンには申し訳ないですが、「ドイツ対ブラジル」の衝撃の一戦を観た後の率直な感想としては、「ドイツ対オランダ」の決勝、「ブラジル対アルゼンチン」の3位決定戦が観たかったですね。

楽しかった宴も残りわずか・・・寂しいなぁ。。。
posted by ez at 03:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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