発表年:2007年
ez的ジャンル:グッドミュージック系Hip-Hop
気分は... :ついにメジャーだぜぃ☆
今朝は朝4時まで三軒茶屋で飲んでいまシタ。
全然GW気分ではないんだけどねぇ。
今回、最近一番お気に入りのHip-HopアルバムConsequence『Don't Quit Your Day Job!』です。
本ブログでは以前にジャケ・ネタのエントリーの中で、本ブログでも大人気のA Tribe Called Quest『Midnight Marauders』をパロッたにしたジャケで話題になった『A Tribe Called Quence』(2005年)を紹介したことがありマス。
Consequenceは、ATCQのQ-Tipの従兄弟であり、前述のATCQ『Midnight Marauders』からのシングル「Award Tour」のB面曲「The Chase Part 2」への客演でシーンに登場しまシタ。
その後、ATCQの4thアルバム『Beats, Rhymes & Life』(1996年)へ参加した後は不遇の年月を過すことになりマス。
しかし、Kanye Westとの出会いがConsequenceに転機をもたらしまシタ。Dweleのシングル「Hold On」のリミックスやKanyeの大ヒット作『The College Dropout』の収録曲「Spaceships」への参加を経て、KanyeのレーベルG.O.O.D.と契約を結び、2004年にアルバム『Take 'em to the Cleaner』を発表しまシタ。
そして、シーンへ登場してから10年以上の歳月を経て、念願のメジャーデビュー作である『Don't Quit Your Day Job!』の発表となりまシタ。
Kanye Westが3曲でプロデュースしているほか、KanyeファミリーのJohn Legendが2曲で客演しています。
メジャーデビュー作といっても、長いキャリアに裏打ちされた熟練の仕上がりがグッド☆大好きだった90年代Hip-Hop黄金期を思い出す作品ですな。
オススメ曲を紹介しときやす。
「Job Song」
オープニングはBob James「Nautilus」を使ったクールな1曲。この大定番ネタをあえて使うあたりにConsequenceの自信を窺えますね。
「Don't Forget Em」
Kanye Westプロデュース。Milton Nascimento「Catavento」ネタのフルートの音色が涼しげなメロウ・チューン。iPodで「Job Song」、「Feel this Way」、「Disperse」と4曲セットで聴くのが僕のお気に入りパターンです。
「The Good, the Bad, the Ugly」
Kanye Westプロデュース。お得意の早回し(Al Green「I Wish You Were Here」ネタ)によるソウルフルなトラックを堪能できます。このパターンは聴き飽きた感じもしますが(笑)
「Pretty Sexy Little Mama」
ゆる〜い感じが魅力の1曲。Lamont Dozier「Trying To Hold On To My Woman」ネタ。
「Feel this Way」
John Legendをフィーチャーした涼しげユラユラ感が心地良いナンバー。清涼感のなかにもJohn Legendらしい温かみを感じるお気に入りの1曲です。
「Callin' Me」
Younglordプロデュースのリードシングル。僕が好きだった古き良きHip-Hopのノリでかなりいいですね。初めて聴いた時から、♪Get it get it now〜♪というライムの部分が空耳アワーで♪ギリギリマ〜ン♪と聴こえて、やけに印象に残っています
「Disperse」
Cru「Just Another Case」でも使われていたRhythm「The World Is A Place」ネタのトラックが何とも気持ちいいですな。GLC(Gangsta L. Crisis)とReally Doeフィーチャー。
「Uncle Rahiem」
幻想的なループを聴いているうちに、じんわりと高揚感がましてくるクセになる1曲。
「Grammy Family」
DJ Khaled、Kanye West、John LegendをフィーチャーしたKanye Westプロデュース曲。Kanyeらしいソウルフルな1曲ですね。Lou Rawls「You've Made Me So Very Happy」ネタ。
「Who Knew My Luck Would Change? 」
Luther Vandross「Love Won't Let Me Wait」ネタのトラックが何ともムーディーな、大人のムード満点のスウィートなメロウ・チューン。
最近のHip-Hopアルバムだと、Talib Kweli & Madlib『Liberatio』あたりもお気に入りデス。