2014年09月16日

Krystol『Gettin' Ready』

Alton McClain & Destinyの元メンバーらによる女性グループの1st☆Krystol『Gettin' Ready』
GETTIN READY (EXPANDED EDITION)
発表年:1984年
ez的ジャンル:女性ヴォーカルグループ系エレクトリック・ファンク
気分は... :準備OK!

今回は80年代に活動していた女性ヴォーカルグループKrystolの1stアルバム『Gettin' Ready』(1984年)です。

Krystolは、「Crazy Love」「It Must Be Love」といったダンス・クラシックで知られるAlton McClain & Destinyの元メンバーD'Marie Warren(Dee Marie Warren)Roberta Stieger(Robyrda Stiger)らが結成した女性ヴォーカル・グループ。

結成時のメンバーは、D'Marie WarrenRoberta Stieger(Robyrda Stiger)Karon FloydTina Scottの4名。

グループは『Gettin' Ready』(1984年)、『Talk of the Town』(1985年)という2枚のアルバムをリリースした後、D'Marieが自動車事故死、Karonが脱退という存続の危機を迎えますが、新メンバーとしてRobbie Danzieを迎えて活動を継続します。新体制で『Passion from a Woman』(1986年)、『I Suggest U Don't Let Go』(1989年)という2枚のアルバムをリリースしています。

今日紹介する1stアルバム『Gettin' Ready』(1984年)は、Leon Sylvers IIIを中心に、Keg Johnson、Joey Gallo、William Zimmerman、Wardell Pottsといったプロデューサーが起用された80年代らしいエレクトリック・ファンク・サウンドを満喫できる1枚です。

某有名ディスク・ガイドでかなりの低評価だったらしいですが、Leon Sylvers IIIらによるエレクトリック・ファンク・サウンドと、メンバー全員がリード・ヴォーカルをとる女性グループらしい華やかさとセクシーは、なかなかの出来栄えだと思います。

女性ヴォーカル入りの80年代エレクトリック・ファンク/ブラコンが好きな人であれば、キラキラした内容に満足する1枚だと思います。個人的なオススメは「Don't Change Your Ways」「When You Move You Lose」「You're The One For Me」「Nobody's Gonna Get This Lovin' But You」の4曲です。

ディスク・ガイドの評価など気にせず、楽しみましょう!

全曲紹介しときやす。

「Nobody's Gonna Get This Lovin' But You」
シングルにもなったオープニング。重量感のあるエレクトリック・ファンク・サウンドとキュートで華のあるD'Marieのヴォーカルの組み合わせがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=IRruD_GzAuI

「You're The One For Me」
この曲ではKaronがリードをとります。甘く危険な香りのするミディアム・ファンク。Karonのどこか切ないヴォーカルがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=LebDQ64d0m8

「Same Place, Same Time」
KaronとRobertaがリード・ヴォーカルをとる哀愁モードのミディアム・スロウ。この曲もシングルになりました。アーバン・サウンドと艶やかなヴォーカルがよくマッチしています。
https://www.youtube.com/watch?v=_jxOtnBeLAM

「Obsession」
リード・ヴォーカルはTina。80年代らしいキラキラ感のあるポップなファンク・チューン。哀愁のメロディをTinaが思い入れたっぷりに歌います。少し軽いですが、なかなかキャッチーです。
https://www.youtube.com/watch?v=ZyMSqjAJXlQ

「Don't Change Your Ways」
Karonがリード・ヴォーカル。僕の一番のお気に入り。アーバンに疾走するメロウ・ファンク。80年代ブラコン好きの人であれば気に入ると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=4YNsM-VF8PY

「Acrobat」
RobertaとTinaがリード・ヴォーカル。アッパーなファンク・チューン。良くも悪くもこの時代らしい曲調です。
https://www.youtube.com/watch?v=-jgpaOiUHws

「You Ask Too Much」
Karonがリード・ヴォーカル。哀愁を帯びたシンセの音色が印象的なミディアム・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=ILzSAgVfUcA

「When You Move You Lose」
Karonがリード・ヴォーカル。ポップでキラキラしたエレクトリック・ファンクはなかなかキャッチーです。女性グループらしい華やかさとセクシーさがあっていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=JaCLxuLM5vs

「After The Dance Is Through」
Karonがリード・ヴォーカル。この曲もシングルになりました。ダンサブル&セクシーなエレクトリック・ファンクには妖しい魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=9nCJvWeuL1A

「Information 411」
Karonがリード・ヴォーカル。80年代エレクトリック・ファンク然とした感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=hcfPLE2bTAc

CDボーナス・トラックとして、「After The Dance Is Through (Vocal Remix)」「After The Dance Is Through (Instrumental)」「Nobody's Gonna Get This Lovin' But You (Special Version)」「Nobody's Gonna Get This Lovin' But You (Instrumental)」が追加収録されています。

ご興味がある方はKrystolの他作品もチェックを!

『Talk of the Town』(1985年)
トーク・オブ・ザ・タウン

『Passion from a Woman』(1986年)
パッション・フロム・ア・ウーマン
posted by ez at 01:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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