2014年10月01日

Invisible Man's Band『Really Wanna See You』

Burke兄弟によるディスコ/ファンク・グループ☆Invisible Man's Band『Really Wanna See You』
Really Wanna See You
発表年:1981年
ez的ジャンル:Burke兄弟ディスコ/ファンク・グループ
気分は... :あえてセクシー&猥雑に・・・

今回はClarence BurkeKeni Burke等のBurke兄弟によるバンドInvisible Man's Bandの2ndアルバム『Really Wanna See You』(1981年)です。

Invisible Man's Bandは、シカゴ出身のBurke兄弟によるソウル・ヴォーカル・グループThe Five Stairstepsを前身とするディスコ/ファンク・グループ。

The Five Stairstepsは1965年に結成され、1967年の1stアルバム『The Five Stairsteps』から『The Stairsteps』(1971年)まで6枚のアルバムをリリースしています。

その後、Stairsteps名義のアルバム『2nd Resurrection』(1976年)をリリースしますが、ここでグループの第一幕は終幕を迎えます。直後にKeni Burkeは1stソロ『Keni Burke』(1977年)をリリースしています。

しかし、Burke兄弟は再度結集し、その第二幕として結成されたのがInvisible Man's Bandです。ここではヴォーカル・グループというよりも、サウンド重視のディスコ/ファンク・グループという色合いが強くなっています。

メンバーはClarence Burke(vo、g)、James Burke(vibe、vo)、Keni Burke(b、g、vo)、Dennis Burke(g、vo)、Dean Gant(key、syn)の5名。

グループは『The Invisible Man's Band』(1980年)、『Really Wanna See You』(1981年)という2枚のアルバムをリリースしています。

その後、Keni Burke『You're The Best』(1981年)、『Changes』(1982年)といったソロ・アルバムをリリースすることになります。また、グループの中心であったClarence Burkeは昨年惜しくも逝去しました。

本当はStairsteps『2nd Resurrection』(1976年)を先に紹介しようと思っていたのですが、ファンク/ディスコ色の強い本作『Really Wanna See You』(1981年)の方が今の気分にフィットしているので、こちらを取り上げました。

ダンス・クラシックのタイトル曲「Really Wanna See You」をはじめ、ダンサブルな楽曲がズラリと並ぶアルバムです。また、ヴォーカルはセクシーかつ猥雑な印象も強く、あえてソウル・ヴォーカル・グループとしての前身からのイメチェンを図っているようですね。そんな中でアルバム唯一のメロウ・バラード「Along The Way」も今日人気の高い曲になっています。

「Rated X」「Party Time」「Same Thang」も飽きのこないファンキー・チューンでオススメです。

オリジナルは全6曲と曲数少なめですが、そういったことが気にならない充実作です。

全曲紹介しときやす。

「Really Wanna See You」
タイトル曲は本作のハイライトと呼べるダンス・クラシック。スウェイ・ビート系のダンス・サウンドはハッピー・モードで盛り上がること間違いなし!Big Noyd「Downfall」のサンプリング・ソースになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=aV8X8uAhzPM

「Rated X」
セクシーにうねるファンキー・グルーヴ。甘く危険な香りのするファンク・チューン!といった雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=-XARfU3bH2U

「Circles」
少し変わった雰囲気のミディアム・グルーヴ。あえて行儀良くない雰囲気がInvisible Man's Bandなのでしょうね。

「Party Time」
メロウに疾走するモダン・ソウル。セクシー・ヴォーカルと軽快なダンサブル・サウンドがよくマッチしています。
https://www.youtube.com/watch?v=l7jeezC2Vfc

「Along The Way」
「Really Wanna See You」と並ぶ本作のハイライト。ブラジリアン・テイストのメロウ・フローター。爽快なメロウネスがたまりません。ブラジル好きの僕にはど真ん中な1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=ucOOuRQn3VI

「Same Thang」
軽快なホーン隊とうねるグルーヴが織り成すセクシー・ファンキー・チューン。どこまでもセクシーな雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=9wTkdKmrE4I

CDにはボーナス・トラックとして、「Rated X (Edited Version)」が追加収録されています。

Stairsteps『2nd Resurrection』(1976年)も、そのうち紹介したいと思います。

『The Invisible Man's Band』(1980年)
インヴィジブル・マンズ・バンド

Stairsteps『2nd Resurrection』(1976年)
2nd Resurrection

Keni Burke『Keni Burke』(1977年)
Keni Burke

Keni Burke『You're The Best』(1981年)
ユーアー・ザ・ベスト(紙ジャケット仕様)

Keni Burke『Changes』(1982年)
チェンジズ(紙ジャケット仕様)
posted by ez at 02:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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