2014年10月04日

Juice『Can We Get Personal?』

デンマーク産の女性R&Bグループ作品☆Juice『Can We Get Personal?』
Can We Get Personal
発表年:1999年
ez的ジャンル:デンマーク産女性R&Bグループ
気分は... :TLC、SWVの香りがする・・・

今回はデンマーク産女性R&B作品Juice『Can We Get Personal?』(1999年)です。

Juiceは1995年デンマークで結成された女性R&Bグループ。

結成時のメンバーはAnne RaniLena TaharaMaria Hamerの3名。1997年にデビュー・アルバム『Something To Feel』をリリースし、アルバムからのシングルがデンマーク国内でヒットすると同時に、UKチャートにもチャート・インしています。

その後、メンバーの1人Lena Taharaが脱退し、新たにEve Horneが加入します。そして、新ラインナップでリリースされた2ndが本作『Can We Get Personal?』(1999年)です。しかしながら、グループは2000年に解散してしまいます。

ジャケからイメージすると、2000年以降のDestiny's Childライクな女性R&Bグループを想像してしまいますが、実際の音を聴くとTLCSWVあたりに近いですね。。

また、全曲英語で歌われているので、US産R&Bと同じ感覚で聴くことができます。Antonina Armato、Rodney Jerkins、Andrea MartinといったUS作品でお馴染みのソングライター陣が名を連ねる楽曲もあります。

プロデュースはPeter BikerSoulshockKarlinというデンマークの敏腕プロデューサーが務めています。3名ともデンマーク国内に止まらないプロデューサーですね。特にSoulshockとKarlinは、Soulshock & KarlinとしてUS産R&B作品も数多く手掛けているので、お馴染みではないかと思います。

TLCSWVあたりがお好きな人には、グッとくるであろう美メロR&Bチューンが数多く詰まっています。

デンマーク産ですが、US女性R&Bグループ好きの人に聴いて欲しい1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Do It For You」
グループのピュアな魅力が伝わってくるオープニング。僕の好みからすると、少し綺麗にまとめすぎの感もありますが。

「Into My Bed」
オススメその1。Antonina Armato/Rodney JerkinsというUS人気プロデューサー/ソングライター陣の作品です。Rodney Jerkinsらしい楽曲という気がします。甘く切ない雰囲気が90年代R&Bらしくていいですね。TLCSWVあたりのUS産女性R&Bグループがお好きな人であれば、間違いなく気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=CwR9cJlrWcg

「My Love」
インド・テイストのイントロと共にスタートするハウス調のダンス・チューン。

「Not In Love」
オススメその2。10ccの名曲「I'm Not In Love」(Eric Stewart/Graham Gouldman作)をカヴァー。こうやって聴くと、「I'm Not In Love」の曲調自体が甘く切ない90年代R&Bサウンドにフィットしやすいことに気づかされます。また、終盤にドラムンベース調になるところも僕好み。1999年らしいナイス・カヴァーだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=Jy_p1a2wwAI

「Can We Get Personal?」
オススメその3。タイトル曲は僕にとってど真ん中の美メロ・ミッドチューン。切々としたリードにキャッチーなコーラスが90年代女性R&Bグループ好きには間違いない1曲だと思います。

「Nobody」
ピアノ・ループが印象的なヒップホップ・ソウル。途中でLatriceによるラップも配してアクセントをつけています。

「Happy」
オススメその4。さり気ないミッド・グルーヴですが、切々としたヴォーカルが胸に込み上げてくる僕好みの仕上がり。

「What You Need」
「Into My Bed」に続き、Antonina Armatoがソングライティングに名を連ねます。透明感がたまらないビューティフル・ソングに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=2pS_7pDoAk0

「Can't Rush」
オススメその5。ピュアなヴォーカル&コーラスと素敵なメロディに胸を打たれる絶品スロウ。僕が好きなUS女性ソングライターAndrea Martinもソングライティングに加わっています。良い曲のはずですね。
https://www.youtube.com/watch?v=o8pzZDzVHwo

「She」
突如ジャジー・ポップ調の曲です。このあたりはデンマーク産らしいかもしれませんね。

「I'll Make It Up To You」
美しいバラードをしっとりと歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=u8V-F1URz4Q

「I'm Into You」
ラストは僕の大好きなDynasty「Adventures in the Land of Music」をサンプリング。こういった大ネタ使いのトラックも90年代R&Bらしくていいのでは?

『Something To Feel』(1997年)
Something To Feel
posted by ez at 05:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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