2014年11月24日

Funk Inc.『Chicken Lickin'』

レア・グルーヴ人気盤!ジャズ・ファンク・クラシック☆Funk Inc.『Chicken Lickin'』
ファンクINC/チキン・リッキン
発表年:1972年
ez的ジャンル:レア・グルーヴ系ジャズ・ファンク/ソウル・ジャズ
気分は... :リラックスできるファンキー・グルーヴ!

今回はレア・グルーヴ人気盤、ジャズ・ファンク・グループFunk Inc.の2ndアルバム『Chicken Lickin'』(1972年)です。
※上記ジャケは1st『Funk, Inc.』(1971年)との2in1CD(右側のジャケが本作)

Funk Inc.は1969年インディアナポリスで結成されたジャズ・ファンク・グループ。

オリジナル・メンバーはEugene Barr(ts)、Cecil Hunt(conga)、Jimmy Munford(ds、vo)、Bobby Watley(org、vo)、Steve Weakley(g)です。

グループは『Funk, Inc.』(1971年)、『Chicken Lickin'』(1972年)、『Hangin' Out』(1973年)、『Superfunk』(1973年)、『Priced To Sell』(1974年)といったアルバムをPrestige Recordsからリリースしました。その後90年代にリユニオン・アルバム『Urban Renewal』(1995年)をリリースしています。

今回数あるFunk Inc.作品の中から本作『Chicken Lickin'』をセレクトしたのはメロウ・グルーヴ「Let's Make Peace And Stop The War」が聴きたくなったからです。

約10日前に紹介したBuild An Ark『Peace With Every Step』に「Let's Make Peace And Stop The War」にインスパイアされた楽曲「Love Is Our Nationality」が収録されており、記事を書きながらFunk Inc.を未紹介であったことに気づき、今回取り上げた次第です。

「Let's Make Peace And Stop The War」以外にも「Chicken Lickin」「The Better Half」等のファンキーな人気曲が収録されています。

ファンキーで格好良いのに、リラックスできる心地好さが魅力のグループだと思います。そんなグループの魅力がギュっと詰まった1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Chicken Lickin」
Bobby Watley作。タイトル曲はレア・グルーヴ人気曲。カッティング・ギター、サックス、オルガン、コンガ、ドラムが一体となり、リラックスしたファンキー・グルーヴを生み出しています。コンパクトなサックス・ソロ、オルガン・ソロもグッド!
http://www.youtube.com/watch?v=fan7JBFlz5g

「Running Away」
Sly Stone作。Sly & The Family Stoneのカヴァー。オリジナルは『There's A Riot Goin' On』(1970年)に収録されています。この曲の持つ雰囲気とFunk Inc.のグルーヴ感がよくマッチしています。Steve Weakleyのファンキー・ギターにグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=GECawhM6T6w

「They Trying To Get Me」
Ozzie Cadena/Steve Weakley作。ソウルフルなバラードです。作者Steve Weakleyの情熱的なギターが主役です。
http://www.youtube.com/watch?v=qV1WYQKy0uo

「The Better Half」
Maceo Parker作。Maceo & All The King's Menのカヴァー。オリジナルは『Doing Their Own Thing』(1970年)です。 ファンキー度ではアルバム随一かもしれません。やはりこの曲ではEugene Barrの快調なサックスが目立ちます。
http://www.youtube.com/watch?v=_-1Xdts7Xb0

本曲はSupreme NTM「Dans Le Vent」、Leaders of the New School「Daily Reminder」Boogie Down Productions「Sex and Violence」のサンプリング・ソースにもなっています。

「Let's Make Peace And Stop The War」
Bobby Watley作。前述のように僕のお気に入り曲。ヴォーカルも入ったメロウなオルガン・グルーヴは実にピースフルです。コンガの響きも実に心地好い!ニューソウルに呼応したラブ&ピースなメロウ・ジャズ・ファンク名曲だと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=veBk6P5umQk

「Jung Bungo」
Bobby Watley作。ラストはグルーヴィーなソウル・ジャズで締め括ってくれます。オルガン・ジャズ好きの方はグッとくるはずです。

Funk Inc.の他作品もチェックを!

『Funk, Inc./Chicken Lickin'』(1971,72年)※2in1CD
ファンクINC/チキン・リッキン

『Hangin' Out』(1973年)ハンギン・アウト

『Hangin' Out/Superfunk』(1973年)※2in1CD
ハンギン・アウト/スーパー・ファンク

『Priced To Sell』(1974年)
プライスド・トゥ・セル
posted by ez at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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