発表年:1968年
ez的ジャンル:ザ・レディ・ソウル
気分は... :601回目になってまシタ。
本当は今日は600回目のエントリーのはずだったのですが、
確認してみたら昨日が600回目でした。
少し間抜けですな(>_<)
まぁ、600回目だからといって何があるわけでもないのですが。
どこまで続くのかわかりませんが、今後もコツコツ書いていきマ〜ス。
さて、幻の“600回記念エントリー”用に考えていた1枚が今日紹介するAretha Franklin『Lady Soul』(1968年)デス。
女王Arethaはこれまで、「Respect」収録の出世作『I Never Loved a Man the Way I Love You』(1967年)、ニューソウル的な佳作『Young, Gifted And Black』(1972年)の2枚を紹介しましたが、個人的にArethaの最高傑作は本作『Lady Soul』(1968年)だと思っていマス。
アラバマのMuscle Shoals Sound StudioとメンフィスのAmerican studioで録音されたサザン・ソウルの魅力がぎゅっと凝縮の1枚ですね。この1枚を聴けば、なぜArethaが女王と呼ばれるのかが一発回答をもらえると思いマス。
「(You Make Me Feel Like) A Natural Woman」、「Chain Of Fools」、「Since You've Been Gone (Sweet Sweet Baby) 」といったシングル曲以外にも、名曲「Ain't No Way」をはじめ捨て曲なしのマスターピースですな。
本作はポップチャート、R&Bチャート、ジャズチャートでトップ3入りました。
案外、あるようでないのでは?これもArethaらしいですね。
Jerry Wexlerがプロデュースし、Tom Dowdがエンジニアを務めていマス。
Joe South(g)、Jimmy Johnson(g)、Bobby Womack(g)、Tommy Cogbill(b)、Roger Hawkins(ds)、Spooner Oldham(key)、King Curtis(sax)など当時の南部シーンを代表するミュージシャンがバックを固めていマス。
CarolynとErmaという二人の姉妹やCissy Houston(Whitney Houstonのお母さん)が在籍していたThe Sweet Inspirationsによるバック・コーラスもグッド! あとはEric Claptonがゲスト参加しているのも興味深いですね。
まさに“レディ・ソウル”の名に恥じない1枚だと思いマス
全曲紹介しときやす。
「Chain Of Fools」
全米ポップチャート第2位、R&Bチャート第1位となった大ヒット曲(Don Covay作品)。「Respect」と並んで、Arethaの全作品の中は最もお気に入りの曲です。
南部臭さプンプンのカンジがたまりませんな。ArethaとSweet Inspirationsによる♪チェチェイン、チェ〜イン♪の掛け合いだけでも聴き惚れてしまいますね。僕にとっては完璧な1曲。
「Money Won't Change You」
James Brown作品のカヴァー。かなりパンチの効いたArethaのダイナマイトなボーカルを堪能できマス。バックの演奏もサイコーにカッチョ良いですな。
「People Get Ready」
Impressionsの名曲カヴァー。ImpressionsやCurtis Mayfieldのバージョンとは異なる味わいがありマス。
「Niki Hoeky」
ロック系シンガーP.J.Probyによる1967年のヒット曲のカヴァー。そんな曲を見事なまでのサザン・ソウルに仕上げてしまっていマス。南部独特のグルーヴ感がたまりませんね。ここでもArethaとSweet Inspirationsの掛け合いが絶妙です。
「(You Make Me Feel Like) A Natural Woman」
1967年に全米ポップチャート第8位、R&Bチャート第2位となったシングル曲。Carole King/Gerry GoffinとJerry Wexlerの共作ですCarole自身のバージョンも名作『Tapestry』に収録されているので、聴き比べてみるのも面白いかも?
「Since You've Been Gone (Sweet Sweet Baby) 」
邦題「愛する貴方を失くして」この曲もシングルとして全米ポップチャート第5位、R&Bチャート第1位となった大ヒット曲。ポップでキャッチーな曲です。Arethaと前夫のTed Whiteの共作。二人でこんなタイトルの曲を書いたというのが何とも皮肉ですな。
「Good To Me As I Am To You」
この曲もArethaの自作曲。ブルージーなバラッドに仕上がっていマス。当時CreamのメンバーだったEric Claptonが参加し、雰囲気のあるギターを聴かせてくれます。
「Come Back Baby」
Ray Charlesのカヴァー。小気味良いアップテンポ感が何ともいいです。スピード感はアルバム中一番かもね。
「Groovin'」
本ブログでも紹介したYoung Rascalsの大ヒット曲カヴァー。オリジナルもソウルフルだったけど、それをさらにシブ〜くしたカンジです。この枯れ具合がなかなか。
「Ain't No Way」
アルバムのラストは名曲の誉れ高いバラッド。シングルB面曲ながら、全米ポップチャート第16位、R&Bチャート第9位となりました。姉Carolynの作品です。神聖な気持ちになり、魂が揺さぶられますね。天から響いてくる高音コーラスはCissy Houston。個人的にはMica Parisのカヴァーもよく聴きます。
今日はいろいろあってブルーな気分。
反省しようっと。
「Carole Kingが黒人女性アーティストに提供した最初の楽曲」って、本当は何なんでしょうね〜?
ありがとうございます。
何処かでそのように記述されていたのを見たのですが...
そうですよね!この曲がありますよね。
すっかり忘れていましたね。
訂正しておきましたm(_ _)m