発表年:1974年
ez的ジャンル:フレンチ・ライブラリー
気分は... :翼を広げて・・・
今回はフレンチ・ライブラリー界の巨匠Janko Nilovicの『Chorus』(1974年)です。
前から紹介したかったにも関わらず、Amazonでの取扱いがないのでスルーしていましたが、昨日某ショップで再発CDを見かけ瞬間、今日はコレにしようと決めました。僕が保有するのは2001年の再発CDです。
1941年モンテネグロ生まれのコンポーザーで、1960年代後半から1970年代にかけてフレンチ・ライブラリー(TV音源)界の巨匠として活躍したJanko Nilovicの紹介は、『Rythmes Contemporains』(1974年)に続き2回目です。
数あるJanko Nilovic作品群の中でも、本作『Chorus』(1974年)は人気の1枚ですね。
曲調はバラエティに富んでいますが、主に女性コーラスをフィーチャーした音世界には、Janko Nilovicの美学を感じます。
ハイライトは、カフェ・アプレミディのコンピにも収録された「Hommage A Pele」ですが、それ以外の「The Third Power」、「One Together」、「Mornings」あたりもオススメです。特に僕の一番のお気に入りはの「The Third Power」です。
フレンチ・ライブラリー界の巨匠だけに、音を聴きながら、勝手に番組を妄想し、映像をイメージしながら聴くと楽しみが増します。
すべてJanko Nilovicのオリジナルです。
全曲紹介しときやす。
「Mornings」
素敵なコーラスに惹かれる感動的なポップ・チューンでアルバムを開けます。雰囲気は大感動のフィナーレといった感じですが(笑)
「Chorus」
タイトル曲は哀愁モードで疾走します。甘く切ない大人のムードが漂います。
「The Third Power」
「Hommage A Pele」と並ぶ本作のハイライト。クラブ方面からの人気も高いパワフルな躍動感を持つ1曲。僕もこの曲が一番好き!ポップなのに覚醒的な疾走感がたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=kaPzPrsV9SI
「One Together」
この曲も人気なのでは?セクシーな男女スキャットが実に心地好い軽快なグルーヴィー・ポップ。
「Ilion」
女性スキャットをフィーチャーした哀愁チューンながら、中盤以降にテンポアップのアクセントをつけて盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=XX8CeEs054Y
「Boom Bang」
子供向け番組向けの曲のようなユーモラスな雰囲気を持った仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=vS0FZdSwNBE
「Christmas Roses」
壮大なスケール感を感じる仕上がり。ドラマの感動的なエンディングといった雰囲気にピッタリです。♪ハレルヤ!ハレルヤ!
https://www.youtube.com/watch?v=asK1bP3DtBo
「Hommage A Pele」
本作のハイライト。♪ラララ・コーラスで盛り上がるハッピー・サンバです。カフェ・アプレミディのコンピ『Cafe Apres-Midi:Vigogne』にも収録されていました。
https://www.youtube.com/watch?v=-S-luJp0TsA
「Vox Humana」
哀愁の女性スキャットにコーラス隊が絡む、美しくも切ない仕上がり。
「Mrs. Brown」
ノスタルジックな哀愁ポップ。ミセス・ブラウンは寂しいのか?ラストを聴くと???ですが
「Magical World」
高らかな女性コーラスによるドラマティックな仕上がり。何かを成し遂げた感動ドキュメンタリーのエンディングとか似合いそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=W-r8o4fHRD8
「Down Down」
ラストはビューティフル・モードで締め括ってくれます。明日への希望・・・といった雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=6rmvHxC14DA
Janko Nilovicの他作品もチェックを!
『Psyc' Impressions』(1970年)
『Vocal Impressions』(1971年)
『Rythmes Contemporains』(1974年)
『Funky Tramway』(1975年)
『Soul Impressions』(1975年)