2015年02月07日

Melba Moore『Peach Melba』

Buddah移籍第1弾、Eugene Mcdanielsプロデュース☆Melba Moore『Peach Melba』
Peach Melba
発表年:1975年
ez的ジャンル:Buddah系レディ・メロウ・ソウル
気分は... :ピーチ!

今日は女性R&B/ソウルを聴きたい気分です・・・
女性R&BシンガーMelba Mooreが1975年にリリースした『Peach Melba』です。

1945年N.Y.生まれの女性R&BシンガーMelba Mooreの紹介は、『Closer』(1980年)に続き2回目となります。

本作はBuddah移籍第1弾アルバムであり、Eugene Mcdanielsが全面プロデュースしています。

彼女がブレイクするのはVan McCoyがプロデュースしたアルバム『This Is It』(1976年)でのタイトル曲のダンス・ヒットからですが、本作もファンキーやメロウなサウンドが詰まった佳作に仕上がっています。

レコーディングにはHugh McCracken(g、harmonica)、Richie Resnicov(g)、Gary King(b)、Steve Gadd(ds)、Bob James(key)、Dave Grusin(key)、Paul Griffin(key)、Richard Tee(key)、Ian Underwood(key)、Ralph MacDonald(per)、Victor Feldman(per)、Ernie Watts(horns)、Tom Scott(lyricon)、Morgan Ames(back vo)等の素晴らしいミュージシャンが揃っています。

決して派手さのあるアルバムではありませんが、Melba Mooreというシンガーの魅力は十分伝わってくるし、名うてのミュージシャンが奏でるファンキー&メロウ・サウンドも確かです。

ファンキー調であれば、「Must Be Dues」「Sunshine Superman」、バラード系であれば「My Soul Is Satisfied」「Natural Part Of Everything」、さらに爽快メロウな「Get Into My Mind」あたりが僕のオススメです。

澄み切ったMelbaの歌声を堪能しましょう。

全曲紹介しときやす。

「Must Be Dues」
Dennis Collins Johnson/Eugene Mcdaniels作。ファンキーなミディアム・グルーヴでアルバムは幕を開けます。引きずるようなファンキー・サウンドをバックに、Melbaのハイトーン・ヴォーカルが伸びやかに歌い上げます。アクセントになっているハーモニカはHugh McCracken。
https://www.youtube.com/watch?v=2-FNCRgIQyk

本曲はDJ PremierプロデュースM.O.P.「Handle Ur Bizness (Premier Remix)」のサンプリングソースにもなっています。
M.O.P.「Handle Ur Bizness (Premier Remix)」
 https://www.youtube.com/watch?v=Ktn3yJMBRws

「Get Into My Mind」
Eugene Mcdaniels/Gary King/Henry Cicalo/Morgan Ames作。爽快メロウなレディ・ソウルは今の僕のフィーリングにフィットします。Melbaらしい澄み切ったヴォーカルが似合う1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=tbzIdlZ6Xq8

「If You Can Believe」
Ralph MacDonald/William Salter作。小粋なジャジー・ポップ感がいい感じのミディアム・スロウ。
https://www.youtube.com/watch?v=zN7o2SzG4B4

「Sunshine Superman」
Donovanの名曲をファンキー・ブギー調にカヴァー。キッズ・コーラス隊が盛り上げてくれます。なかなかいい雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=W8vZ6y6wBjY

Consequence feat. Kanye West「Take It as a Loss」のサンプリング・ソースにもなっています。
Consequence feat. Kanye West「Take It as a Loss」
 https://www.youtube.com/watch?v=8LSeI75Wxqw

「My Soul Is Satisfied」
後にLeon Russellの奥方となるMary McCrearyの作品。感動的なソウル・バラードをMelbaが堂々と歌い上げます。オルガン、ピアノはRichard Tee。
https://www.youtube.com/watch?v=i6kr68WS3WQ

「I Am His Lady」
Morgan Ames作。素敵なメロウ・バラード。切々としたMelbaの歌声が曲の雰囲気とよくマッチしています。
https://www.youtube.com/watch?v=AzONQG3R_gs

「Green Birds Fly」
Peter Yarrow/Philip Namanworth作。幻想的なシンセ、エレピの音色が印象的なバラード。
https://www.youtube.com/watch?v=JoX0YoNHSQQ

「Natural Part Of Everything」
Dennis Collins Johnson/Eugene Mcdaniels作。Eugene Mcdanielsによる素敵な楽曲をMelbaが澄み切った声で歌い上げます。ピアノはDave Grusin。
https://www.youtube.com/watch?v=VaKq8JpESm8

「Love Can Be Good To You」
Rachel Perry作。オーケストレーションをバックにしたオーセンティックなバラード。
https://www.youtube.com/watch?v=yxg11f6AMYE

「A Million Years Before This Time」
Dennis Collins Johnson/Eugene Mcdaniels作。シンセやTom Scottのリリコンによる幻想的サウンドによるメロウ・チューン。

「If I Lose」
Dennis Collins Johnson/Eugene Mcdaniels作。最後はしっとりとしたメロウ・バラードで締め括ってくれます。

ご興味がある方は他のMelba Moore作品もチェックを!

『Melba』(1976年)
Melba

『This Is It』(1976年)
THIS IS IT (EXPANDED EDITION)

『A Portrait Of Melba』(1977年)
Portrait of Melba

『Melba '78』(1978年)
Melba

『Closer』(1980年)
CLOSER

『What a Woman Needs』(1981年)
WHAT A WOMAN NEEDS(EXPANDED)

『The Other Side of the Rainbow』(1982年)
OTHER SIDE OF THE RAINBOW

『Never Say Never』(1982年)
NEVER SAY NEVER(PLUS BONUS)

『Read My Lips』(1985年)
READ MY LIPS (EXPANDED)

『A Lot of Love』(1986年)
A LOT OF LOVE (EXPANDED)
posted by ez at 14:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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