2015年03月01日

Sola Rosa『Magnetics』

多彩なヴォーカリストが参加したNZ産フューチャー・ソウル☆Sola Rosa『Magnetics』
sola rosa magnetics.jpg
発表年:2014年
ez的ジャンル:NZ産フューチャー・ソウル
気分は... :風は吹くのか・・・

今回は新作からニュージーランドのフューチャー・ソウル・ユニットSola Rosaの最新作『Magnetics』(2014年)です。昨年デジタル配信され、今年に入りCDリリースされました。

Sola RosaはリーダーのAndrew Spraggonがスタートさせたフューチャー・ソウル・ユニット。ライナーノーツには現在のメンバーとして5名が挙げられていますが、本作のクレジットを見る限りでは、パーマネント・メンバーはAndrew Spraggon(key、per、production)、Matt Short(b)、Ben White(g、key)の3名と思われます。

グループはこれまで『Solarized』(2001年)、『Haunted Out』(2003年)、『Moves on』(2005年)、『Get It Together』(2009年)、『Low and Behold, High and Beyond』(2012年)という5枚のアルバムをリリースしています。

本作『Magnetics』(2014年)は、『Get It Together』(2009年)、『Low and Behold, High and Beyond』(2012年)に続く世界リリース第3弾となる作品です。

アルバムには、Georgia Anne MuldrowSharlene HectorKevin Mark TrailNoah Slee Jordan RakeiTawiahOlivier Daysoulという多彩なヴォーカリストがフィーチャーされています。ライナーノーツにはKevin Mark Trailも正式メンバーであると記載されていましたが、どうなんでしょうか。

USのアンダーグラウンド・レディ・ソウルGeorgia Anne Muldrowと、Reel PeopleDegoSunlightsquare、Bah Samba、Bugz In The AtticSeravinceRichard Spaven等の作品でフィーチャーされている歌姫Sharlene Hectorの参加からも、Sola Rosaというユニットの注目度の高さがわかりますね。

アルバム全体としては、各ヴォーカリストの個性と自分たちのクロスオーヴァー・サウンドの折り合いをうまくつけた魅力的なフューチャー・ソウルに仕上がっています。

とりあえず「Can We Get It Together」「Never Too Far」「Both Of Us」「Til The Sun」あたりを聴けば、本作の魅力を実感できると思います。

クロスオーヴァー・ソウル/フューチャー・ソウル好きの方にはオススメの1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Inspired」
NZ出身のネオソウル・シンガーNoah Sleeをフィーチャー。エレクトロニカな疾走感が心地好いフューチャー・ソウルです。

「Til The Sun」
オーストラリア出身の男性シンガーJordan Rakeiをフィーチャー。ソウルフルかつセクシーなJordan Rakeiのヴォーカルが引き立つエレクトリック・ソウル。
https://www.youtube.com/watch?v=tzrsK5I0LI0

「Right On Time」
UKの女性シンガーTawiahをフィーチャー。当ブログで紹介した作品でいえば、Mark De Clive-Lowe『Renegades』でフィーチャーされていました。そのMark De Clive-Lowe『Renegades』がお好きであった人であれば、気に入るであろうエレクトリック・ソウルに仕上がっています。

「To The Ocean」
UKの男性シンガーKevin Mark Trailをフィーチャー。スペイシーな近未来感が魅力のフューチャー・ファンクです。Kevin Mark Trailはセクシーな魅力を持ったシンガーでグッド!

「Can We Get It Together」
Noah Sleeをフィーチャー。レトロ・ソウルをフューチャー・サウンドで再現した感覚のキャッチーな仕上がり。レトロなのにフューチャーな感じが面白いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=t-RddAXBUXA

「Never Too Far」
Georgia Anne Muldrowをフィーチャー。彼女の個性とフューチャー・サウンドがよくマッチしたエレクトリック・ソウルに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=TqAYuI3niqk

「Too Long In The Sun」
US出身、現在はUKを拠点とする男性シンガーOlivier Daysoulをフィーチャー。セクシーなファルセット・ヴォーカルが包み込むフューチャー・ソウルです。
https://www.youtube.com/watch?v=GPftRqZ6Sew

「Roots And Culture」
Kevin Mark Trailをフィーチャー。Kevin Mark Trailがラガ調のヴォーカルを聴かせてくれるダークな仕上がり。

「Get Your Move Gone」
Sharlene Hectorをフィーチャー。ファンキー・グルーヴをバックにSharlene Hectorが貫録のヴォーカルを聴かせてくれます。

「Young The Giant」
Noah Sleeをフィーチャー。ラテン/サルサのエッセンスでアクセントをつけた哀愁ソウル。

「Both Of Us」
Kevin Mark Trailをフィーチャー。躍動するシンセ・サウンドとKevin Mark Trailのセクシー・ヴォーカルが織り成すフューチャー・ソウルで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=L8_SkRQGifs

Sola Rosaの他作品もチェックを!

『Solarized』(2001年)
Solarized

『Haunted Out』(2003年)
Haunted Out

『Moves on』(2005年)
Moves on

『Get It Together』(2009年)
GET IT TOGETHER

『Low and Behold, High and Beyond』(2012年)
Low and Behold, High and Beyond
posted by ez at 01:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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