2015年03月05日

Al Johnson『Peaceful』

ソウル職人のメロウな初ソロ・アルバム☆Al Johnson『Peaceful』
ピースフル(紙ジャケット仕様)
発表年:1978年
ez的ジャンル:職人系メロウ・ソウル
気分は... :今日も平穏な1日を・・・

今回はソングライター/アレンジャー/プロデューサーといった裏方としても活躍した男性ソウル・シンガーAl Johnsonの初ソロ・アルバム『Peaceful』(1978年)です。

ヴァージニア州ニューポート出身、男性ソウル・グループThe Unificsのメンバーとしても活躍したAl Johnsonの紹介は、『Back For More』(1980年)に続き2回目となります。

前回『Back For More』を取り上げたのは2012年2月でしたが、2013年10月に惜しくもAl Johnsonは逝去してしまいました。享年65歳。

彼の初ソロ・アルバムとなる『Peaceful』は1978年にN.Y.のマイナー・レーベルからリリースされた作品ですが、レコーディングにはPaul Martinez(b)、 Bernard Purdie(ds)、Herman Ernest III(ds)、John Sussewell(ds)、Leo Nocentelli(g)、Rodney Brown(g)、Arthur Jenkins(key)、Jimmy Maelen(per)、Pancho Morales(per)、Terry Huff(back vo)等名うてのミュージシャンが参加しています。

プロデュースはAl JohnsonLloyd PriceNate Adamsの3名。アレンジはAl Johnsonが手掛けています。

Columbia Recordsからリリースされ、Norman Connorsがプロデュースしたアーバン・メロウ作品『Back For More』と比較すると、派手さはないかもしれませんが、その分Al Johnsonのプリミティヴの魅力に触れることができる1枚だと思います。

収録曲のうち、「I've Got My Second Wind」「Peaceful」の2曲は、『Back For More』でも再演されており、それらを聴き比べてみるのも面白いのでは?

個人的には「I've Got My Second Wind」「It's Not Too Late (To Start Again) 」「Since You Walked Out Of My Life」「Let Me Love You (Like You Want To Be Loved) 」あたりがお気に入りです。

「Peaceful」「I'll Do Anything For You」「Let's Go Home Together」といったバラードも充実しています。濃すぎないのが僕にはいい塩梅です。

メロウ・ソウル好きの人であれば、間違いのない1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「I've Got My Second Wind」
Al Johnson/Tom Fauntleroy作。『Back For More』でも再演された楽曲です。『Back For More』ヴァージョンはフリーソウル・クラシックとして人気でしたが、Marvin Gayeテイストのセクシー感のある本ヴァージョンもなかなかいいです。
https://www.youtube.com/watch?v=V6rbhpWDxBE

「Come Check Out This Love」
Al Johnson作。歯切れのいいダンサブル感が心地好い1曲。なかなかキャッチーです。
https://www.youtube.com/watch?v=3x_Z4ltRUQ4

「Peaceful」
Al Johnson作。タイトル曲も『Back For More』で再演されました。本ヴァージョンの方が切々と迫ってくる感じがあるかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=iELOjRcc6xw

「It's Not Too Late (To Start Again) 」
Michael A. Nocentelli作。フィリー風のミディアム・ダンサー。Al Johnsonのアレンジャーとしての才を実感できます。
https://www.youtube.com/watch?v=hSSqwFqsVAg

「I'll Do Anything For You」
Michael A. Nocentelli作。小粋なバラード。もたれる感じがなくメリハリが効いているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=pLqXx-KnUb0

「Since You Walked Out Of My Life」
Al Johnson作。パーカッシヴなメロウ・サウンドがモロに僕好みです。ソウル以外の楽曲との相性も良さそうなのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=ml1uHpBv7M0

「Let Me Love You (Like You Want To Be Loved) 」
Al Johnson作。このメロウなミディアム・スロウも僕好み。サンセット・モードにぴったりな1曲なのでは?

「Let's Go Home Together」
Al Johnson/Tom Fauntleroy作。ラストは美しいバラードを切々と歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=mJVjq0kJbyY

『Back For More』(1980年)
セカンド・ウインド
posted by ez at 02:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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