発表年:1978年
ez的ジャンル:べーシスト&シンガー系ソウル/ファンク
気分は... :胸元全開!
今回はべーシスト/シンガーで活躍したMichael HendersonがBuddah Recordsから1978年にリリースした『In The Night-Time』(1978年)です。
Miles Davisグループでの活動でも知られるべーシスト/シンガーの紹介は、『Wide Receiver』(1980年)です。
それまでジャズ・ベーシストとして活躍していたMichael Hendersonが"ソウル・シンガー"としても注目されるようになったのは、Buddah Recordsでソロ活動をスタートさせてからであり、そのきっかけを作ったのは同じBuddahに所属していたNorman Connorsです。
Hendersonのヴォーカリストとしての才能を早くに見抜いたConnorsは『Saturday Night Special』(1975年)、『You Are My Starship』(1976年)といった自身のアルバムでHendersonのヴォーカルを積極的にフィーチャーし、成功を収めます。さらにはHendersonのBuddahとの契約を仲介しました。
本作『In The Night-Time』(1978年)は、『Solid』(1976年)、『Goin Places』(1977年)に続く3枚目のソロ・アルバムとなります。Henderson自身がプロデュースし、シグマ・スタジオでレコーディングされました。
レコーディングにはMichael Henderson(vo、b、g、key)、Ray Parker, Jr.(g)、Randall Jacobs(g)、Herman Curry Jr.(b)、Jerry Jones(ds)、Keith Benson(ds、per)、Mark Johnson(key)、Rod Lumpkin(key)、Lorenzo "Bag Of Tricks" Brown(per)、Cheryl Norton(vo)、Rena Scott(vo)、Barbara Ingram(vo)、Yvette Benton(vo)、Paula Benson(vo)等が参加しています。
アルバム全体に漂うアーバン・メロウな雰囲気とHendersonのセクシー・ヴォーカルに魅了される1枚です。
シングルになった「Take Me I'm Yours」をはじめ、「In the Night-Time」、「Whisper In My Ear」、「One To One」あたりが聴き所だと思います。
全曲紹介しときやす。
「Take Me I'm Yours」
Michael Henderson作。シングル・リリースされ、R&Bチャート第3位となったヒット曲。Rena Scottとの男女デュエットによるメロウ&セクシーなミディアム・チューン。Hendersonのヴォーカリストとしての魅力を実感できるはずです。L.E.G.A.C.Y.「Son of Sam」でサンプリングされています。
https://www.youtube.com/watch?v=aLVgTtHYBQg
「We Can Go On」
Michael Henderson作。しっとりとしたラブ・バラードでセクシーなソウル・ヴォーカリストとしての魅力をしっかりアピールしています。
https://www.youtube.com/watch?v=MY9RiIyxIew
「Happy」
Michael Henderson作。ベーシストMichael Hendersonの魅力に触れることができるインスト中心のファンク・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=utP8nJl0rdc
「In the Night-Time」
Michael Henderson/Sylvester Rivers作。タイトル曲は摩天楼がイメージされるアーバン・ナイトなメロウ・ソウル。
https://www.youtube.com/watch?v=SnCATvtoQCU
「Whisper In My Ear」
Jerry Jones作。アーバン・メロウなミディアム・グルーヴ。Hendersonのヴォーカルのセクシーな魅力を堪能できます。
https://www.youtube.com/watch?v=7nv7VIzzG3o
「Am I Special」
Michael Henderson/Rudy Robinson作。ロマンティックなサックス・ソロと共に始まるセクシー・ラブ・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=r3U2TQ2_7wY
「Yours Truly, Indiscreetly」
Lamont Johnson/Randall Jacobs作。少しユルいグルーヴにグッとくるミディアム・ファンク。軽くP-Funk的なエッセンスも入っているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=7mBPESwZNP0
「One To One」
Herman Curry, Jr.作。Marvin Gaye的なセクシーさを感じる魅惑のモダン・ソウルで締め括ってくれます。
『Solid』(1976年)
『Goin Places』(1977年)
『Do It All』(1979年)
『Wide Receiver』(1980年)
『Slingshot』(1981年)
『Fickle』(1983年)