発表年:2007年
ez的ジャンル:アトランタ産クロスオーヴァー
気分は... :トワイライト・・・
今回はトワイライトなジャケが気になる1枚、Jiva『Day Into NIght』(2007年)です。
Jivaはアトランタを拠点に活動するベーシスト/プロデューサーKhari Simmonsを中心としたクロスオーヴァーなソウル/ジャズ・ユニット。
1996年に結成され、これまで『Sun & Moon』(2005年)、『Day Into NIght』(2007年)という2枚のアルバムをリリースしています。
メンバーには当ブログでも紹介したアトランタを拠点にする女性ヴォーカリストRhonda Thomasも含まれます。
これまで当ブログではKhari Simmons、Rhonda Thomasの作品を紹介しています。
Julie Dexter & Khari Simmons『Moon Bossa』(2006年)
Rhonda Thomas『Breathe New Life』(2006年)
Khari Simmons『Sun Flower』(2013年)
2ndアルバムとなる本作『Day Into NIght』には、Khari Simmons、Rhonda Thomas以外に、Ananda Project、Bugz In The Attic等の作品にも参加している男性ヴォーカリストAlex Lattimore、日本人キーボード奏者、宮本貴奈さんなども参加しています。
Khari Simmonsの音楽性の広さを反映し、ソウル、ジャズ・ファンク、ブラジル音楽、クラブジャズ、クラブミュージックのエッセンスを取り入れたクロスオーヴァーな音世界が展開されます。UKジャズ・ファンクやウエスト・ロンドンのクラブミュージックの影響が感じられるのもKhari Simmonsらしいですね。
なお、上記のジャケは国内盤ですが、US盤のオリジナル・ジャケは異なります。
Jiva『Day Into NIght』 ※US盤
このユニットの持つ多彩な音楽性を楽しみましょう。
全曲紹介しときやす。
「Mantra 2 (Visions Of A New World)」
トライバル・リズムとロッキンなテイストが印象的なオープニング。
「Sol E Lua」
Khariのブラジル志向が反映された1曲。ブラジリアン・リズムとUKジャズ・ファンクが融合した雰囲気です。
「Tiaji」
素敵なヴォーカル・ワークを活かしたメロウ・グルーヴですが、UKクラブミュージック的なフューチャリスティックなエッセンスを巧みに取り入れています。
「Shine」
Incognito等のUKジャズ・ファンクを彷彿させる仕上がり。
「Better2gether」
アコースティックな味わいを強調した透明感のあるメロウ・チューン。
「This Love」
Rhonda Thomasがリード・ヴォーカルをとるフュージョン・テイストのメロウ・ソウル。
「Day Into Night」
タイトル曲はウエスト・ロンドンのテイストを取り入れたインスト。ムーグを効果的に駆使しています。
https://www.youtube.com/watch?v=X5SOV21q1wM
「Twilight Bossa」
Khariお得意のメロウ・ボッサ調の仕上がり。ジャケの雰囲気にピッタリです。
「Like A Star」
アルバムで一番キャッチーな仕上りかもしれません。夏らしい爽快な疾走感が心地好いですね。
「Across The Sea」
ミステリアスなメロウ感が印象的な演奏です。
「Understand」
Alex Lattimoreの男性ヴォーカルをフィーチャー。ヴォーカルも含めて一体感のある演奏がいい感じです。
「You Lift Me Up」
ラストはChanda McKnightがリード・ヴォーカルをとるメロウ・ボッサで締め括ってくれます。
1st『Sun & Moon』(2005年)やKhari Simmons、Rhonda Thomasの他作品もチェックを!
『Sun & Moon』(2005年)
Julie Dexter & Khari Simmons『Moon Bossa』(2006年)
Khari Simmons『Sun Flower』(2013年)
Rhonda Thomas『Breathe New Life』(2006年)
Rhonda Thomas『Listen』(2011年)