2015年08月18日

The Beginning Of The End『Beginning of the End』

Teddy Randazzoプロデュース!超絶ファンキー・グルーヴ作品☆The Beginning Of The End『Beginning of the End 』
ザ・ビギニング・オブ・ジ・エンド
発表年:1976年
ez的ジャンル:カリビアン系マイアミ産ファンキー・グルーヴ
気分は... :オコエ、清宮、小笠原・・・

僕はあまり高校野球に興味がない人なのですが、今年はついついTV観戦してしまいます。特に昨日の準々決勝は面白い試合が続きましたね。注目の選手たちが、その期待に応える活躍をし、しかもチーム自体も勝ち上がるというのは野球マンガのようなシナリオで出来すぎですね。劇的な本塁打が多いのも観る者を惹きつけるのかもしれませんね。

今回はバハマ出身のファンキー・グループThe Beginning Of The Endの2ndアルバム『Beginning of the End』(1976年)です。

1969年にバハマのナッソーでRaphael "Ray" Munnings(vo、org)、Liroy "Roy" Munnings(g)、Frank "Bud" Munnings(ds)というMunnings3兄弟とFred Henfield(b)の4名により結成されたグループThe Beginning Of The Endの紹介は、1stアルバム『Funky Nassau』(1971年)に続き2回目です。

1stアルバム『Funky Nassau』(1971年)、2ndとなる本作『Beginning of the End』(1976年)ともに『Rare Groove A to Z』にも掲載されているレア・グルーヴ人気盤です。

レア・グルーヴ・クラシック/Hip-Hopアンセムとしてお馴染みの「Funky Nassau」が収録された1st『Funky Nassau』(1971年)が有名ですが、名コンポーザー/アレンジャー/プロデューサーTeddy Randazzoが手掛けた本作『Beginning of the End』(1976年)もレア・グルーヴ名盤に相応しい内容の1枚です。

『Funky Nassau』と同じくマイアミ・ソウルを代表するTKレーベル傘下のAlston Recordsからのリリースです。

「Super Woman」「Jump In The Water」といった超絶ファンキー・グルーヴをはじめ、このグループらしいカリビアン・テイストのメロウ・ソウル「Jamaica」、Teddy Randazzoのアレンジが冴える「That's What I Get」、さり気ないメロウネスが魅力の「Bluestrain」などアルバム全体を通して充実した内容です。

ぜひ『Funky Nassau』(1971年)とセットで揃えて欲しい1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Super Woman」
Iran Koster/Roger Joyce/Teddy Randazzo/Victoria Pike作。本作のハイライトと呼べるファンキー・グルーヴ。Teddy Randazzo起用の効果が大きく表れた格好良すぎるサウンドがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=zOxiXbEHenI

「Trip To Nowhere」
Clarence Collins/Teddy Randazzo/Victoria Pike作。ビター・スウィートな雰囲気にグッとくる1曲。軽くパーカッシヴな感じも僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=LKsRFX69Th4

「Jamaica」
Arthur Resnick/Teddy Randazzo/Victoria Pike作。このグループらしいカリビアン・テイストを満喫できるメロウ・ソウル。スティール・パンの音色が心地好いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=PxBofiAzduA

「I've Got The News」
Raphael "Ray" Munning作。ブラック・ムーヴィー・サントラ調のスリリングな格好良さにグッとくるグルーヴィーな仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=vgVo7dLaPs8

「Falling Apart At The Seams」
Souren Mozian/Teddy Randazzo/Victoria Pike作。キャッチーな魅力を持つメロディアスなポップ・グルーヴ。

「That's What I Get」
Roger Joyce/Teddy Randazzo/Victoria Pike作。グルーヴィーなリズムとホーン・セクションが印象的です。メリハリのつけ方の巧さは。さすがTeddy Randazzoですね。
https://www.youtube.com/watch?v=wM5QDzJKo28

「Bluestrain」
Souren Mozian/Teddy Randazzo/Victoria Pike作。落ち着いた趣のあるサンセット・モードのメロウ・チューン。さり気なさが逆にいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=fuUzt-s8u6Q

「Jump In The Water」
Frank "Bud" Munnings/Teddy Randazzo作。「Super Woman」と並ぶハイライト。圧倒的な躍動感で疾走するファスト・ファンクはテンション上がること間違いなし。パーカッション・ブレイクにもグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=efxj4n-OA2o

「Bahamian Boogie」
Rudolph Pinder/Raphael Munnings/Liroy Munnings/Frank Munnings/Peter Humes作。ラストはこのグループらしいカリビアン・フレイヴァーをうまく取り入れたファンキー・グルーヴで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Siy_b8oE-Xw

『Funky Nassau』(1971年)
ファンキー・ナッソウ
posted by ez at 09:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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