2015年08月26日

Ruth Koleva『Rhythm Slave(Remix Album)』

注目のブルガリア人女性シンガー、豪華メンバーによるリミックス・アルバム☆Ruth Koleva『Rhythm Slave(Remix Album)』
Ruth Rhythm Slave.jpg
発表年:2015年
ez的ジャンル:クロスオーヴァー・ソウル/Nu Jazz系ブルガリア人女性シンガー
気分は... :遅い時間の更新ですが・・・

今回は昨年リリースした『Ruth』が話題となったブルガリア人女性シンガーRuth Kolevaのリミックス・アルバム『Rhythm Slave(Remix Album)』です。

1990年ブルガリア、ソフィア生まれの女性シンガーRuth Kolevaの紹介は、『Ruth』に続き2回目となります。

『Ruth』は、年末恒例の『ezが選ぶ2014年の10枚』でセレクトしたお気に入り盤でした。売れっ子のイギリス人ドラマーRichard Spavenが全面参加したクロスオーヴァー・ジャズ/ソウル作品としても興味深かったです。また、『Jazz The New Chapter 2』掲載盤でもあり、進化形ジャズの方面からも注目された1枚でした。

そんな『Ruth』のリミックス・アルバムが『Rhythm Slave(Remix Album)』です。

最近の僕はリミックス・アルバムを新品購入することは滅多にないのですが、『Ruth』が大好きなアルバムであると同時に、リミックスを手掛けたメンバーが僕の嗜好にドンピシャだったので購入しました。

Kaidi TathamBugz In The Attic2000Black等)、Mark De Clive-LoweOpolopoEric LauPositive Flow(Jesse Reuben Wilson)・・・この顔ぶれだけで購入したくなりませんか?

UKや北欧のクラブミュージック好きの人であれば、気に入るであろうリミックス作品だと思います。

『Ruth』を気に入った方は、ぜひチェックしてみてください。

全曲紹介しときやす。

「Turn This Around (Eric Lau Remix)」
中国系イギリス人プロデューサーEric Lauによるリミックス。オリジナルは北欧ジャジー・ソウル調でしたが、ここでアングラHip-Hop調のトラックでRuthのキュートな歌声を引き立てています。。
https://www.youtube.com/watch?v=xJMtH0q760c

「Freak and Fly (Mark De Clive-Lowe Remix)」
クロスオーヴァー好きにはお馴染みの人気キーボード奏者Mark De Clive-Loweによるリミックス。オリジナルは『Ruth』の中で僕の一番のお気に入りでした。オリジナルは爽快に疾走するクロスオーヴァー・ソウルでしたが、その路線を受け継ぎつつヴァージョン・アップさせたかのような内容です。。

「What am I Supposed To? (Kaidi Tatham Remix)」
最近ではDego『The More Things Stay The Same』での活躍が目立った西ロンドンの需要人物Kaidi Tathamによるリミックス。オリジナルはRichard Spavenのドラミングが印象的なフューチャリスティック・エレクトリック・ソウルでしたが、ここではKaidiらしい西ロンドン・モード全開のダンサブルなリミックスに仕上がっています。それこそDego『The More Things Stay The Same』あたりと一緒に聴いても違和感ありません。

「Dissonant (Positive Flow Remix)」
Positive FlowことUKのマルチ・ミュージシャン/プロデューサー/デザイナーJesse Reuben Wilsonによるリミックス。オリジナルはレイジーなメロウ・チューンでしたが、ここではコズミックなグルーヴ感が印象的なリミックスで、この曲に新たな表情を与えてくれています。

「Clarity (Opolopo Remix)」
少し前に最新作『Superconductor』を紹介したスウェーデンの人気クリエイターOpolopoによるリミックス。オリジナルはドリーミーに疾走するクロスオーヴァー・チューンでしたが、ここではOpolopoらしい爽快なハウシー感が心地好いリミックスで聴かせてくれます。

「Here With You(Original Mix)」
『Ruth』未収録曲ということで期待しましたが、少しインパクトが弱いかも?

「What am I Supposed To? (Soulization Remix)」
Kaidi Tatham Remixに続く「What am I Supposed To?」のリミックス。ここではアムステルダムを拠点に活動するブルガリア人プロデューサーSoulizationことVassil Voutevがリミックスを手掛けています。オリジナルよりも少しテンポを落としたエレクトリック・ソウルに仕上がっています。

「Breathtakign Momnet (Diamondz Mix)」
この曲も『Ruth』未収録曲。EDM調の序盤に少し不安が過りましたが、中盤以降のドラムンベース調の展開で持ち直してくれます。

『Ruth』(2014年)
ルス
posted by ez at 19:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
久々にザ ニュージャズを味あわせてくれた一枚でした。さすが管理人さん、ぬかりがないですね。
Posted by 千葉ジャズマッシブ at 2015年08月26日 22:04
☆千葉ジャズマッシブさん

ありがとうございます。
このリミックス陣のメンツを見ただけでワクワクします。
実際の音も期待通りでした。
Ruthには新作も期待してしまいます。
Posted by ez at 2015年08月28日 03:05
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