2015年08月31日

XL『What We're All About』

なかなか内容充実の女性R&Bグループ作品☆XL『What We're All About』
What We Are All About
発表年:1994年
ez的ジャンル:90年代女性R&Bグループ
気分は... :服のサイズではありません!

今回は90年代女性R&Bグループ作品からXL『What We're All About』(1994年)です。

XLAngela HillJanel JonesJohari Funches-PennyJulie Fewという4名による女性R&Bグループ。

彼女たちの詳しいプロフィールは不明ですが、本作『What We're All About』(1994年)が唯一のアルバムだと思います。

垢抜けないジャケからしてB級感丸出しですが、中身はなかなか充実しています。当時の女性R&Bグループのトレンドには少し乗り遅れている感もありますが、90年代女性R&Bグループという大きな括りで聴けば、曲良し、ヴォーカル&コーラスワーク良しでかなり楽しめます。

David McMurrayHerschel BooneLovell Moorer III Merv De Peyerがプロデュースを手掛けています。

ジャケで敬遠せずに聴いて欲しい1枚です。
90年代女性R&Bグループ好きの方はぜひチェックしてみてください!

全曲紹介しときやす。

「What We're All About」
美しいア・カペラと共にスタートするNJS。NJS好きの人であれば、確実に楽しめる疾走感のあるR&Bグルーヴだと思います。Lafayette Afro Rock Band「Darkest Light」をサンプリング。

「This Love」
キュートなリードな素敵なコーラスワークに惹かれるスロウ。90年代女性R&Bらしい甘く切ない感じがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=97yWaVtdxzg

「Tell Me Somethin' Good」
Stevie Wonder作のRufus & Chaka Khanのヒット曲をカヴァー。オリジナルは『Rags to Rufus』(1974年)に収録されています。本ヴァージョンはパンチが効いたファンキー・ミディアムで。

「Strength Of My Love」
僕の一番のお気に入り。美メロのミディアム・グルーヴ。90年代女性R&Bグループらしいキュートなヴォーカルワークが栄えます。

「Can't Nobody」
オーセンティックなバラードですが、彼女達の声質の良さをストレートに実感できていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=owx7N27-pf8

「Satisfied」
甘く危険な香りのするミディアム・グルーヴ。なかなか堂々とした歌いっぷりがいいですね。

「For Your Love」
この曲も大好き!重量感のあるグルーヴと彼女たちのヴォーカルワークがよく調和しているキャッチーな仕上り。

「You Came My Way」
しっとりとしたスロウ。このタイプの曲って単調になるおそれもありますが、そうならないのは彼女たちのヴォーカルの魅力だと思います。

「Ya Turn Me On」
1994年の音としては古いかもしれませんが、少し猥雑なキャッチーさが好きです。

「Not Gonna Take」
少しクセのあるリード・ヴォーカルを他のメンバーがコーラスワークで盛り立てている感じがいいですね。

「On My Mind」
男性シンガー(多分)Keith Moultrieとのデュエットによる大人のスロウで締め括ってくれます。

こういった作品を中古屋の廉価コーナーで見つけると嬉しくなってしまいます。
だから中古屋巡りは楽しいですよね!
posted by ez at 01:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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