発表年:2013年
ez的ジャンル:Young Money系ネオソウル/R&B
気分は... :さり気ないけど、緻密・・・
今回はニューオリンズ出身の男性R&Bシンガー/キーボード奏者PJ MortonがLil Wayne設立のYoung Moneyからリリースしたアルバム『New Orleans』(2013年)です。
現在はMaroon 5のメンバーとしても活躍するPJ Mortonの紹介は、1stアルバム『Emotions』(2005年)に続いて2回目となります。
本作『New Orleans』(2013年)は、Young Moneyからのリリースということで話題になった1枚です。PJ Mortonの経歴、音楽性とYoung Moneyのイメージが合致しませんでしたが、Young Moneyの社長Mack MaineとPJが幼馴染みという要因が大きかったようですね。
Young Money色が強いと僕の嗜好から外れてしまうのですが、あくまでPJ Mortonの音楽性を貫いた内容になっているのがいいですね。アルバムにはStevie Wonder、Adam Levine(Maroon 5)、Busta Rhymesといったゲストがフィーチャーされています。Maroon 5からはギターのJames Valentineも参加しています。また、ボーナス・トラック2曲にはLil Wayne、Tweetがフィーチャーされています。
プロデュースはPJ MortonとWarryn Campbell。
全11曲で35分にも満たないアルバムですが、PJ Mortonというミュージシャンの音楽性の広さ、緻密さ、さり気なさを楽しむことができる僕好みの1枚に仕上がっています。
結局、この1枚のみでYoung Moneyとの契約は終了し、先日リリースされたライブ・アルバム『Live Show Killer』(2015年)はインディからのリリースとなりました。
その意味ではPJにとって過渡期の1枚といえるかもしれませんが、僕はこういう作品好きです。
全曲紹介しときやす。
「New Orleans」
アルバムのイントロ。
「Only One」
Stevie Wonderをフィーチャーした1stシングル。グラミーのBest R&B Songにもノミネートされた曲です。重厚な中にもポップなエッセンスを上手く織り込んでいます。このあたりはMaroon 5参加の好影響ですかね。Stevieはらしいハーモニカを披露してくれますが控えめな感じ。
https://www.youtube.com/watch?v=_DLb5UiToI4
「Never Get Over You」
Busta Rhymesをフィーチャー。ホーン・サウンドを巧みに使ったファンキーな仕上り。1分半強で終わってしまうのが勿体ないです!
https://www.youtube.com/watch?v=b6uQjt8s44E
「Heavy」
Maroon 5のAdam Levineをフィーチャーした2ndシングル。ロッキン・ファンクな雰囲気で同じくMaroon 5のJames Valentineのギターが目立っています。
https://www.youtube.com/watch?v=cIJxKn25ASI
「Hard Enough」
ストリングスを織り交ぜたレゲエ調の仕上がり。そんな中にもポップなエッセンスを上手く織り込んでいます。
https://www.youtube.com/watch?v=V3B4Chy2l-Q
「Work It Out」
優しく歌い上げるメロウなミディアム。派手さはないけど、PJの真摯な感じが伝わってきて大好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=mpY82lizgVI
「Trade It All」
ストリングスを配した哀愁バラード。哀愁感がジワジワきます。
「First Sight」
レトロ調の軽快な仕上り。開放的な雰囲気が印象的です。ここでもJames Valentineのギターが目立っています。
「Always Be」
個人的にはアルバムで一番のお気に入り。Stevie Wonder調のグッド・ソウルに仕上がっています。僕がPJに求めるのはこういう音です。
https://www.youtube.com/watch?v=1YlqB6J_nT4
「Go Alone」
美しくも切ないビューティフル・バラード。ストリングスが感動を高めてくれます。
「Motions」
ラストはオーセンティックなバラードで締め括ってくれます。さり気ない感じが逆に好きです。
僕の所有するCDはオリジナル11曲のみですが、ボーナス・トラック「Love You More」にはTweetが、「Lover」にはLil Wayneがフィーチャーされています。
PJ Mortonの他作品もチェックを!
『Emotions』(2005年)
PJ Morton Band『Perfect Song』(2007年)
『Live from LA』(2008年)※ライブ盤
『Walk Alone』(2010年)
『Live Show Killer』(2015年)
ドルフィンズ、勝つかな〜。。。
ありがとうございます。
いよいよ開幕ですね。
イルカ軍団は新人WRパーカー、新加入DTスーの活躍に期待しています。
QBタネヒルにも飛躍してもらいたいですね。