発表年:1979年
ez的ジャンル:テキサス産AOR/ブルー・アイド・ソウル
気分は... :いよいよNFL開幕!
今回はダラス産のAOR/ブルー・アイド・ソウル作品Bees Knees『Pure Honey』(1979年)です。
Bees Kneesはテキサス州ダラスのローカル・ユニット。メンバーはRoger Burton(vo、g)、Jerry Jackson(vo、p)、Michael Paulson(vo、per)の3名。さらに地元ミュージシャンのバックアップも加わり、『The Bees Knees』(1978年)、『Pure Honey』(1979年)という2枚のアルバムをリリースしています。
本作は2nd『Pure Honey』の全9曲に、1st『The Bees Knees』の全9曲中8曲を加えた変則2in1の再発CDです。
今回は特に2nd『Pure Honey』(1979年)の方を取り上げたいと思います。
爽やかなヴォーカル・ワークとメロウ・サウンドは、テキサス産というハワイ産、西海岸産をイメージしてしまいます。とにかくサウンド・センスがいいですね。
よくいわれるようにハワイアンAORが好きな人は気に入る1枚だと思います。
特に「All My Love」、「Smile」あたりを聴けば、Mackey Fearyに近い雰囲気だという点を実感できると思います。
ダラスのローカル・バンドがこんな作品を残すなんておそるべし!
全曲紹介しときやす。
「Starry Eyes」
哀愁モードのAORでアルバムは幕を開けます。途中レゲエ調の展開になるところが面白いですね。
「Winnin' & Losin'」
オススメその1。爽快ブリージンなメロウ・チューン。ハイトーン・ヴォーカルとメロウ・サウンドの組み合わせが心地好いです。ブリージンなサックスも盛り上げてくれます。
「All My Love」
オススメその2。寛いだ雰囲気のメロウネスが実に心地好い1曲。爽快なヴォーカル・ワークはテキサスというよりハワイですね。
https://www.youtube.com/watch?v=CmqGeJKuFxg
「Slip Away」
シンセも加わったポップ・ロック調の仕上がり。商業ロック・モードの一歩手前で寸止めしている感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=7jWaFyGuXNE
「Smile」
オススメその3。レコーディング・メンバーの一人Rusty Lewisの作品。ハワイアンAORあたりと一緒に聴きたくなる爽快メロウ。清々しいメロウ感覚にグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=6pGerN5QNWs
「Rainy Night In Georgia」
オススメその4。Tony Joe White作。Brook BentonのR&Bヒットで知られる楽曲のカヴァー。当ブログではHearts Of Stoneのカヴァーも紹介済みです。このグループのブルー・アイド・ソウル的な魅力を楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=o9fiyhIK3j8
「Wasted」
気の利いたギター・プレイがいい感じの都会的なファンキー・メロウ。
「You & I」
オススメその5。至極のメロウ・ミディアム。サンセット・ムードにフィットしそうなロマンティックな仕上り。
https://www.youtube.com/watch?v=uZChpE7Th5Q
「I Can See The Child」
ラストはシンプルなアレンジのバラードでしっとりと聴かせます。
『Pure Honey』収録曲はここまでですが、前述のように、CDには1st『The Bees Knees』(1978年)から「Looking For Love」 を除く8曲も収録されています。1曲外されたのはマスターテープの具合によるもののようです。残念!
『The Bees Knees』収録曲の中では「The Drifter」、「She Gotta Go」あたりがオススメです。
「The Drifter」
https://www.youtube.com/watch?v=1BDnyUA-OjM
いよいよNFLが開幕です。
今日の開幕戦「ペイトリオッツ対スティーラーズ」からして楽しみですね。
ドルフィンズ・ファンの僕としては、ペイトリオッツを調子に乗せたくないので、スティーラーズを応援します!