発表年:1983年
ez的ジャンル:N.Y.産アーバン・ファンク
気分は... :ラグビー日本代表あっぱれ!
今回は80年代アーバン・ファンク作品からChew『See the Light』(1983年)です。
Chewは、N.Y.の売れっ子セッション・ミュージシャンRay Chewが、セッション・ミュージシャン仲間と結成したグループ。
メンバーはRay Chew(key、vo)、Yogi Horton(ds、vo)、Eluriel Barfield(b、vo)、Sammy Figueroa (per、vo)、Sandy Barbra(vo)の5名。Ray ChewにはAshford & Simpsonのミュージック・ディレクターの経験があり、残りのメンバーもAshford & Simpsonのツアー・バンド・メンバーだったようです。
そんなChew唯一のアルバムが『See the Light』 (1983年)です。セッション・ミュージシャンが結成したグループらしいアーバン・ファンク・サウンドを随所で楽しめます。
個人的にはダンサブルな「Please Don't Take Your Love」、「Tell Me You Love Me」の2曲がお気に入りです。それ以外ならば、「Good Good (Feel Alright)」、「I Like It」、「See The Light」が僕のオススメです。
プロデュース、アレンジはRay Chewが務めています。また、メンバー以外にEric Gale等もレコーディングに参加しています。
名うてのミュージシャンたちによるN.Y.アーバン・ファンクは休日に聴くとフィットします。
全曲紹介しときやす。
「Chew (Theme)」
Eluriel Barfield作。オリエンタル・テイストのファンク・チューンでアルバムは幕を開けます。
「Good Good (Feel Alright)」
Ray Chew/Yogi Horton/Eluriel Barfield/Sammy Figueroa/Sandy Barbara作。N.Y.のセッション・・ミュージシャン・グループらしいアーバン・ファンク。
https://www.youtube.com/watch?v=ivMM5Q0Jl0Q
「I Like It」
Sammy Figueroa/Yogi Horton/Sandy Barbara作。タイトルからDeBargeのアノ曲のカヴァーか?と思ってしまいますが同名異曲です。それでも男女リード・ヴォーカルによる♪I Like It♪I Like It♪というサビ部分がキャッチーで、いい感じの仕上がりです。
「Gimme Something」
Ray Chew/Sandy Barbara作。都会的なグルーヴとSandyの女性ヴォーカルによるミディアム・ファンク。売れっ子セッション・ミュージシャンたちが余裕のプレイで貫録をみせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=yT3WueJZWG8
「Baby Hold On」
John-Danny-Madden作。Sandyの女性ヴォーカルを前面にフィーチャーしたバラード。ストリングも配したオーセンティック・バラードですが、王道すぎて僕には少し退屈かも?
「Please Don't Take Your Love」
Ray Chew/Gwen Guthrie作。Gwen Guthrieがソングライティングで加わった本曲が僕の一番のお気に入り。Leon Pendarvisがストリングス&ホーン・アレンジを手掛けたメロディアスなダンサブル・チューンです。全体的に躍動感がみなぎっているのがいいですね。Sandyのヴォーカルにも他の曲以上の華があります。
https://www.youtube.com/watch?v=I3O6WG26o6A
「Tell Me You Love Me」
Ray Chew/Yogi Horton/Sammy Figueroa/Eluriel Barfield/Sandy Barbara作。昨今のディスコ/ブギー・ブームを踏まえると、実にマッチしたアーバン・ディスコ・チューンに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=mnraoPcp2nQ
「See The Light」
Ray Chew/Sandy Barbara作。タイトル曲はこのグループらしいN.Y.アーバン・ファンク・サウンドを楽しめます。とにかく安定感があります。
https://www.youtube.com/watch?v=7_G3KnkZKqU
「Yummi Yum」
Eluriel Barfield/W.Armour/H.Ford作。子供の声と共に始まるファンキー・グルーヴ。セッション・ミュージシャンたちのグループらしい職人グルーヴを楽しめます。
「Your Love」
Eluriel Barfield/W.Armour/H.Ford作。ラストはロッキン・テイストの演奏で締め括ってくれます。
昨晩のラグビーW杯「日本対南アフリカ」は大興奮しましたね。TVのスポーツ観戦であれ程興奮したのは、4年前のサッカー女子W杯決勝以来かもしれません。南アフリカが日本を甘くみていた面もありましたが、トライを許しても粘り強く追いつき、相手の焦りを誘った戦いぶりはあっぱれでしたね。勝者のメンタリティを徹底的に植え付け、選手をその気にさせた指揮官エディー・ジョーンズHCの手腕に感服です。
あの闘う姿勢がサッカー日本代表にも欲しいなぁ・・・と多くの人が感じたのでは?