発表年:1993年
ez的ジャンル:アーバンR&B/ブラコン
気分は... :大人のR&Bと秋の夜長・・・
今回は90年代男性R&B作品からRodney Mannsfield『Love In A Serious Way』(1993年)です。
Rodney Mannsfieldの詳しいプロフィールは不明ですが、90年代に『Love In A Serious Way』(1993年)、『Let's Get It on』(1996年)という2枚のアルバムをリリースしています。
特に本作『Love In A Serious Way』(1993年)は某ソウル系ディスク・ガイドでもセレクトされていた作品として知られています。
アルバム全体としてはミディアム〜スロウ主体のアーバン〜ブラコン作品という印象ですね。特に生音を重視した音作りのため、今聴いてもすんなり聴けるのだと思います。
また、Michael J. Powell、Terry Steele、Paul Laurence、Buster & Shavoni、Gary Taylorといったプロデューサー陣の顔ぶれも本作への興味を高めてくれます。
個人的には「Wanna Make Luv 2 U」、「Living Without A Heart」、「I've Got To Be Loved」、「Nothin' Better Than Lovin' You」あたりが聴きどころだと思います。
大人のR&Bでを聴きながら過ごす秋の夜長も悪くないのでは?
全曲紹介しときやす。
「I've Got To Be Loved」
Michael J. Powellプロデュース。本作を象徴するアーバンなミディアム・スロウ。作者は故Garry Glennです。Randy ScottのサックスやThe Ridgeway Sistersの女性コーラスも盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=YlqR_IN9BGc
「Wanna Make Luv 2 U」
Terry Steeleプロデュース。アーバンな雰囲気にグッとくるブラコン・チューン。Rodneyの持つセクシーな魅力を存分に楽しめる1曲だと思います。個人的には本作のハイライト。Terry Steeleはソロ・アルバム『King Of Hearts』(1990年)の評価も高い人ですね。これも近いうち紹介したいと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=sXDZIVFt1NI
「One More Time」
Paul Laurence/Mike Gray/Tim Gantプロデュース。アーバン・ナイトな大人のラブ・バラード。Rodneyと女性コーラスの掛け合いがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=ep1pm8_Bebs
「So Good, So Special」
Buster & Shavoniプロデュース。ハネハネ系のアップ・チューンで構成にアクセントをつけています。
https://www.youtube.com/watch?v=aRbJ3pGj6x4
「A Song For You」
Michael J. Powellプロデュース。Leon Russell作の名曲をカヴァー。大人のR&Bモードで名曲を歌い上げます。
「I Found Heaven」
Paul Laurence/Rodney Mannsfieldプロデュース。シングルにもなったアーバン・ミディアム。各種コンピにも収録されたムーディーな仕上り。
https://www.youtube.com/watch?v=g_RHhKSsJF8
「Nothin' Better Than Lovin' You」
Sam Simsプロデュース。アーバン・ナイトな気分の大人のラブ・バラード。このタイプの曲がRodneyの声質には合っていますね。
https://www.youtube.com/watch?v=dZ2H7pRKLmw
「Living Without A Heart」
Gary Taylorプロデュース。「Wanna Make Luv 2 U」と並ぶ僕のお気に入り。ジワジワとくる素敵な大人のラブ・バラード。Rodneyを引き立てるBridgette Bryantのバック・ヴォーカルもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=5VBsJlLE0zU
「Hold On」
Kurt Shore/Rodney Mannsfield/Larry Goldプロデュース。エモーショナルに歌い上げるドラマチックなバラード。僕には少し仰々しいかな?
https://www.youtube.com/watch?v=pbNpnDFNZPY
「Love In A Serious Way」
Michael J. Powellプロデュース。ラストはアップ・チューンで締め括ってくれます。The Ridgeway Sistersのバック・コーラスが華を添えてくれます。最後にコレを持ってくるのは構成上、どうなんでしょう?
https://www.youtube.com/watch?v=uJ-eH-6L0I0
1996年にリリースされた2nd『Let's Get It on』はジャケの雰囲気が全然違いますね(笑)
『Let's Get It on』(1996年)