2015年10月10日

Sons & Daughters Of Lite『Let The Sun Shine In』

レア・グルーヴでも人気の西海岸アフロ・スピリチュアル・ジャズ作品☆Sons & Daughters Of Lite『Let The Sun Shine In』
レット・ザ・サン・シャイン・イン [紙ジャケット仕様/完全限定生産盤]
発表年:1978年
ez的ジャンル:西海岸系アフロ・スピリチュアル・ジャズ/ブラック・ジャズ
気分は... :ローカル・ジャズの魅力!

今回は70年代の西海岸アフロ・スピリチュアル・ジャズ作品からSons & Daughters Of Lite『Let The Sun Shine In』(1978年)です。

レア・グルーヴの中で再評価が高まった1枚です。

Sons & Daughters Of Liteは、Basuki Balaを中心に、1970年代ベイエリア周辺で活動していたブラック・ジャズ・グループ。Fela KutiSun Raといったアーティストのステージの前座を務めたこともあるようです。

そんなグループの唯一のアルバムが本作『Let The Sun Shine In』(1978年)です。

レコーディングには、Basuki Bala(bs、as、ss、fl、per、vo)、Michael Oliver Warren(b、tb)、Marty Payne(tp、flh)、Jdlinkomo (W.C. Daniels)(p、el-p、syn、vibe、per、vo)といったグループのメンバーをはじめ、Jeanne Cuffey(vo)、Lakiba(vo)、Kalamu Chache(vo)、
Paul Fenner III(ts)、Terry Lawyer(ds)、Snip Milton Jr.(ds)、Marc Smith(b)、元Oneness Of JujuBabatunde(congas、bongos、per)等のミュージシャンが参加しています。

アルバム全体はアフロ・ジャズ/スピリチュアル/ジャズ・ファンク色の強い1枚であり、全6曲中5曲がヴォーカル入りです。

個人的には全体的にヴァイヴやコンガ、パーカッションの響きが目立っている点が好きです。

Gilles PetersonのMix CDにも収録され、Jazzanovaもプレイしたタイトル曲「Let The Sun Shine In」や、「A Real Thing」「Darkuman Junktion」といったあたりがハイライトだと思いますが、「Operation Feed Yourself」「Ju Ju's Door」もアフロ・ジャズ/スピリチュアル好きは楽しめるはずです。

ローカル・ジャズ・グループの魅力を存分に楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Let The Sun Shine In」
前述のように本作のハイライトとなるタイトル曲。ヴァイヴ、コンガ、パーカッション、フルート等に男女ヴォーカルが絡むアフロ・スピリチュアル・ジャズの感動的な前半と、ホーン隊も加わり、サンバ調へ一気にアップテンポする後半とのコントラストがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=CAQF2Gr7sZQ

「Fly Away」
ソウル・バラード調の哀愁チューン。リード・ヴォーカルをとるにはJdlinkomo。ここでもヴァイヴの音色がいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=VxDJHFy_KPk

「Operation Feed Yourself」
パーカッシヴなリズムが響き渡るアフロ・ジャズ・グルーヴ。リーダーBasuki Balaの入魂のサックスにもグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=fRMa8GOZJ1I

「A Real Thing」
格好良さでいえばアルバム随一。Lakibaのヴォーカルをフィーチャーしたブラック・ジャズらしいジャズ・グルーヴ。パーカッシヴなグルーヴ、コズミックなシンセをバックに各人が味のあるソロを聴かせてくれます。Lakibaのブラック・フィーリング溢れたヴォーカルもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=ZwF4oY9NvBA

「Ju Ju's Door」
Jeanne Cuffeyをフィーチャー。モーダル+アフロ・スピリチュアルな雰囲気が実に格好良い演奏です。

「Darkuman Junktion」
ラストは重量感のあるグルーヴをバックに、各人がソロで格好良くキメてくれるファンク・チューンで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=7iJDqzapp4k

ジャケもローカルなスピリチュアル・ジャズっぽくていいですね。
posted by ez at 11:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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