2015年10月27日

Positive Force『Positive Force』

Sugar Hill所属のソウル/ファンク・バンド!☆Positive Force『Positive Force』
ポジティヴ・フォース<Free Soul SHM-CD Collection>
発表年:1980年
ez的ジャンル:Sugar Hill系ソウル/ファンク・バンド
気分は... :ポジティブで行こう!

史上初のHip-Hop専門レーベルSugar Hill Recordsに所属していたソウル/ファンク・バンドPositive Force『Positive Force』(1980年)です。

フリーソウルではお馴染みの本作の再発CDが先日廉価盤で発売され、早速ゲットしました。

Positive Forceはペンシルヴァニア出身、男女混合8人編成によるソウル/ファンク・バンド。

中心メンバーは、ギタリストのAlbert Williams、女性ヴォーカルのBrenda ReynoldsVickie Draytonなどです。

1979年にSugarhill Gang「Rapper's Delight」に続く、Sugar Hill Recordsの第2弾シングルとして「We Got The Funk」をリリースします。「We Got The Funk」はUKシングル・チャートTop20に入るヒットとなりました。

ちなみにグループはSugarhill Gang「Rapper's Delight」The Sequence「Funk You Up」といったSugar Hillオールド・スクール・クラシックのレコーディングにも参加しています。

その後、1980年に2ndシングル「Especially For You」をリリースし、同年には唯一のアルバム『Positive Force』をドロップしています。

やがてグループはPositive Expressへと発展し、Sugar Hill傘下のVictory Recordsからアルバム『Changin' Times』(1982年)をリリースしています。

さて、本作『Positive Force』(1980年)ですが、全6曲ですがすべてが良く、曲数の少なさなど忘れてしまいます。

代表曲「We Got The Funk」にはダンス・クラシックの風格が漂い、2ndシングル「Especially For You」「People Get On Up」「You're Welcome」あたりは女性ヴォーカル陣の魅力を活かした魅惑のディスコ/ダンス・チューンに仕上がっています。

また、「Tell Me What You See」「Today It Snowed」のメロウ・チューンはフリーソウル好きを歓喜させる2曲です。

アルバム全体として、予想以上に女性ヴォーカル陣の魅力に惹かれる内容になっています。また、随所で聴かれるキレのあるホーン・サウンドもいいですね。

グループを発掘したNate Edmondsがプロデュースを手掛けています。

このアルバムはかなり買いだと思います。
きっとポジティブになれるはず!

全曲紹介しときやす。

「Especially For You」
グループの2ndシングル。女性ヴォーカル陣のセクシーな魅力を活かしたディスコ・チューン。女性ヴォーカル・グループ系のディスコ/ダンス・チューンがお好きな人は気に入るはず!キレのあるホーン・サウンドも魅力です。
https://www.youtube.com/watch?v=Jn9mcgH4nZI

「People Get On Up」
パーティー・モードのディスコ・ファンク。「We Got The Funk」、「Especially For You」に劣らないキャッチーさ、格好良さを備えたパワフルな1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=65wwIaSKchU

「You're Welcome」
女性ヴォーカル陣のキュートな歌声と共に弾ける開放的なダンス・チューン。ここでもホーン隊が大いに盛り上げてくれます。キャッチーさという点ではこの曲もかなりいいです。
https://www.youtube.com/watch?v=U7kTS8rp6DQ

「Today It Snowed」
メロウな雰囲気にグッとくる素敵なミディアム・バラード。フリーソウル好きの人であれば必ず気に入る黄昏系のメロウ・チューンです。
https://www.youtube.com/watch?v=ztAXfuF06TY

「We Got The Funk」
彼らの代表曲であるディスコ/ダンス・クラシック。前述のようにUKでヒットしました。Larry Levanらもプレイしたロングプレイ向きのダンス・チューンです。Albert Williamsのギター・カッティングに導かれ、Brenda ReynoldsとVickie Draytonの女性ヴォーカル陣がキュートかつパンチの効いたヴォーカルを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=aiFsltGmVb0

サンプリング・ソースとしても人気であり、Alliance「Get on Down」、Black Traxx「Holiday」、Hustlers Convention「Chant」、Eric B. & Rakim「Let the Rhythm Hit 'Em (12" Vocal Version Remix)」、Digable Planets「For Corners」、Nightmares on Wax「Cruise (Don't Stop) 」、Butch「Got the Funk」 等で用いられています。

「Tell Me What You See」
僕の一番のお気に入りがコレ。ボッサ・フィーリングが実に心地好いメロウ・グルーヴ。コレもフリーソウル好きの人は歓喜するであろう1曲だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=rx9tP7yTShw

DJ Die「Autumn」のサンプリング。ソースとなっています。
DJ Die「Autumn」
 https://www.youtube.com/watch?v=tIldsVGIEBI

ご興味がある方はPositive Express『Changin' Times』(1982年)もチェックを!

Positive Express『Changin' Times』(1982年)
Changin' Times
posted by ez at 00:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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