2015年11月03日

Po' Broke & Lonely『Forbidden Vibe』

Dr. Dreに見出された男性R&Bグループの2nd☆Po' Broke & Lonely『Forbidden Vibe』
po' broke & lonelyforbidden vibe.jpg
発表年:1995年
ez的ジャンル:ウエッサイ系男性R&Bグループ
気分は... :ウエッサイのアダムとイヴ???

今回は90年代男性R&Bグループ作品からPo' Broke & Lonely『Forbidden Vibe』(1995年)です。某R&B系ディスク・ガイドにも掲載された評価の高い1枚です。

Po' Broke & LonelyDr. Dreに見出され、デビューした男性R&Bグループ。メンバーはプロデュース/トラック担当のChris "The Glove" Taylor、リード・ヴォーカル担当のRuben Cruz(R.C.)、スポークン・ヴォーカル担当のMichael Lynnのという3人。Chris "The Glove" Taylorはグループ解散後もプロデューサーとして活躍しています。

グループは『No Money No Honey』(1992年)、『Forbidden Vibe』(1995年)という2枚のアルバムをリリースしています。

1stアルバムはDr. DreEazy-Eがエグゼクティヴ・プロデューサーとして名を連ね、Barry Whiteがアレンジ、Ernie Isleyがギターで参加するなどビッグネームが多数関与していましたが、2ndアルバムとなる本作『Forbidden Vibe』(1995年)にはそういたビッグネームの名はなく、よりグループの実力がよくわかる1枚に仕上がっています。

メンバーのChris "The Glove" Taylorがメイン・プロデューサーですが、加えてBattlecatも数曲でプロデュースを手掛けています。

突出したキラー・チューンがある訳でもなく、ヴォーカルやコーラス・ワークが特別上手いわけでもないですが、ウエッサイらしい妖しいメロウネスに捨て難い魅力を感じる1枚です。

個人的には「Three Honeys」「Voyeurs」「Sexy Dance」「Don't Waste Your Time」あたりが僕のお気に入りです。

発禁もの(?)と思わせるジャケのインパクトも大ですね。

全曲紹介しときやす。

「Twisted」
アルバムからの1stシングルにもなった哀愁のシンセ・サウンドが印象的なミディアム・チューン。このグループの売り(?)であるMichael Lynnのスポークン・ヴォーカルもしっかり聴けます(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=2yWge9CHJ9M

「Mr. Go Down」
Battlecatプロデュース曲。この時代によくあった電話のプッシュ音と共にスタートするスロウ・ジャム。ヴォコーダーも交えた雰囲気はいい感じです。

「Voyeurs」
Slave「Watching You」のフレーズを上手く引用した哀愁メロウな雰囲気にグッとくるミディアム・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=QzULyYDytMk

「Forbidden Vibe」
タイトル曲はMichael Lynnのスポークン・ヴォーカルと共にスタートするスロウ・ジャム。妖しげな雰囲気が逆にいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=N_o5g8wa5E0

「Hideaway」
Battlecatプロデュース曲。この曲もシングルになりました。セクシーな雰囲気のミディアム・スロウになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=l1iV8iW6bs4

「Don't Waste Your Time」
この時代のR&Bらしいメロディ・ラインとこのグループらしい妖しい雰囲気がうまくミックスされたミディアム・グルーヴ。結構好きなタイプです。
https://www.youtube.com/watch?v=YHNaqXLcS_k

「Sexy Dance」
ウエッサイ系のR&Bグループであることを実感できるシンセのケバケバしい音色が印象的なミディアム・グルーヴ。このグループらしさが出てていいと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=JHfOGAnGfEE

「Got To Give It Up」
ラップも織り交ぜたHip-Hop調の仕上がり。

「Under My Spell」
Battlecatプロデュース曲。90年代男性R&Bグループらしさを味わえるミディアム・グルーヴ。ややパンチに欠けますが、雰囲気はいい感じです。

「Three Honeys」
Battlecatプロデュース曲。Battlecat絡みではこの曲が一番好き!僕好みメロウなミディアム・ファンクに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=fFo77WKqBHA

「Intensifyoluv」
Craig Mack「Flava in Ya Ear」ネタのループを用いたHip-Hop調の気怠いトラックが印象的なミディアム・グルーヴ。僕の場合、本曲を聴いていたら、当ブログでも紹介した同じCraig Mack「Flava in Ya Ear」ネタのBlackstreet「U Blow My Mind (Craig Mack Basic 4) 」を思い出してしまいました。

Blackstreet「U Blow My Mind (Craig Mack Basic 4) 」
 https://www.youtube.com/watch?v=j2r7QgdXGME

「Holdin' Out For Love」
オーセンティックなバラード。曲によっては粗も見えるR.C.のヴォーカルですが、ここでは素晴らしいヴォーカルを披露してくれます。

「Did You Love Me」
低音グルーヴが醸し出す妖しげな雰囲気が印象的なミディアム・グルーヴで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=FlDTEOen4Uc

『No Money No Honey』(1992年)
No Money No Honey
posted by ez at 02:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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