2015年11月17日

Roy Ayers Ubiquity『Lifeline』

レア・グルーヴ・クラシック「Running Away」収録☆Roy Ayers Ubiquity『Lifeline』
Lifeline by Roy Ayers Ubiquity (2007-10-09) 【並行輸入品】
発表年:1977年
ez的ジャンル:レア・グルーヴ系ジャズ・ファンク
気分は... :次の一手は・・・

今回は人気ヴァイヴ奏者Roy AyersRoy Ayers Ubiquity『Lifeline』(1977年)です。

これまで当ブログで紹介したRoy Ayers作品は以下の7枚(発売順)。

 『Stoned Soul Picinic』(1968年)
 『He's Coming』(1972年)
 『Virgo Red』(1973年)
 『Change Up The Groove』(1974年)
 『Mystic Voyage』(1975年)
 『Vibrations』(1976年)
 『Lots Of Love』(1983年)

本作『Lifeline』(1977年)はUbiquity名義のラスト作です。厳密には1995年に『Live At The Montreux Jazz Festival』がUbiquity名義ですが・・・

レア・グルーヴ・クラシック「Running Away」が目玉のアルバムですね。

プロデュースは勿論Roy Ayers、さらにEdwin BirdsongWilliam Allenが共同プロデューサーとしてクレジットされています。

レコーディング・メンバーはRoy Ayers(vib、syn、el-p、vo)、Edwin Birdsong(p)、Philip Woo(p、el-p、syn、back vo)、William Allen(b)、Steve Cobb(ds)、Chano O'Ferral(per、congas、back vo)、Calvin Banks(g)、Chuck Anthony(g)、Glenn Jeffery(g)、James Mason(g)、Justo Almario(ts)、John Mosley(tp)、さらにヴォーカリストとしてDee Dee Bridgewater Sylvia CoxEthel WestMarguerite Arthurtonが参加しています。

「Running Away」以外にも、サンプリング・ソースとして人気の「Gotta Find A Lover」、メロウな「This Side Of Sunshine」、軽快な「Cincinnati Growl」、ファンキーに盛り上がる「Together」などレア・グルーヴ好きの人が楽しめる演奏が数多く収録されています。

Ubiquity作品はハズレがないですね。

全曲紹介しときやす。

「This Side Of Sunshine」
William Allen作。Dee Dee BridgewaterがAyersとのデュエットでリード・ヴォーカルをとる素敵なメロウ・チューン。メロウ・エレピとシンセの響きもいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=7vM7f64ILcI

「Running Away」
Roy Ayers/Edwin Birdsong作。前述のように本作のハイライトとなるレア・グルーヴ・クラシック。イントロを聴いただけでトキめいてしまうダンサブルなミスティーク・ジャズ・ファンクです。ヴォーカル陣はRoy Ayers、Edwin Birdsong、Marguerite Arthurton、Sylvia Cox。
https://www.youtube.com/watch?v=ts-lSi36ylI

本曲といえば、やはりA Tribe Called Quest「Description of a Fool」を外せないですね。「Description of a Fool」のサンプリング・ソースとして本曲を刷り込まれた方も多いのでは?僕もそんな1人です。それ以外にもBig Daddy Kane「The House That Cee Built」、Pal Joey「Runaway, Loop D'Loop」、Belezamusica「Running Away」等のサンプリング・ソースとなっています。

A Tribe Called Quest「Description of a Fool」
 https://www.youtube.com/watch?v=zvh3B_MTbGo
Belezamusica「Running Away」
 https://www.youtube.com/watch?v=QzXPEhbis5w

「Gotta Find A Lover」
Roy Ayers/Edwin Birdsong作。ソウルフルなヴォーカルにAyersの鮮やかなヴァイヴが絡むジャジー・メロウ。ミステリアスな雰囲気もあっていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=M-P3SI_F4-w

Main Source「Time (Alternative Mix)」、Large Professor「Sewin' Love」、Trends Of Culture「Let Tha Big Boyz Play」、Blackface「Johnny Cash」等のサンプリング・ソースになっています。

Main Source「Time (Alternative Mix)」
 https://www.youtube.com/watch?v=Rfu4mRwDvwY
Trends Of Culture「Let Tha Big Boyz Play」
 https://www.youtube.com/watch?v=qX6q-9ZVy-A
Blackface「Johnny Cash」
 https://www.youtube.com/watch?v=mmRbm1NuDxc

「I Still Love You」
Roy Ayers作。ミステリアスなメロウ・バラード。Dee Dee BridgewateとSylvia Coxの女性ヴォーカル陣が素晴らしい歌声で魅了します。
https://www.youtube.com/watch?v=Z90AAUPcSCI

「Lifeline」
Roy Ayers作。タイトル曲はAyersの軽やかなメロウ・ヴァイヴを楽しめるインスト。

「Cincinnati Growl」
Roy Ayers作。軽快なリズムにのってAyersのヴァイヴとホーン隊が弾けます。Philip Wooのシンセの音色が実に印象的です。パーカッシヴなノリもいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=SoiQ-X2lRJw

「Fruit」
Roy Ayers/Carl Clay作。Dee Dee BridgewaterとAyers がリード・ヴォーカルをとり、Roy Ayersらしいグルーヴ感を楽しめるジャズ・ファンクに仕上がっています。

「Sanctified Feeling」
Edwin Birdsong作。この曲もBridgewaterとAyers がリード・ヴォーカル。軽快なギター・カッティングが心地好いファンキー・グルーヴに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=BJztAmQC-Fc

「Stranded In The Jungle」
Roy Ayers作。スピーディーなグルーヴ感が印象的なジャズ・ファンク。軽快なコンガも印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=TKw1CW-RSr0

「Together」
Roy Ayers作。ラストはDee Dee Bridgewate/Sylvia Cox/Ethel West/Roy Ayersのヴォーカル陣とファンキー・サウンドで華やかに締め括ってくれます。

CDにはボーナス・トラックとして「Running Away (12-inch Long Version)」 が追加収録されています。

Roy Ayers作品の過去記事もご参照下さい。

『Stoned Soul Picinic』(1968年)
ストーンド・ソウル・ピクニック

『He's Coming』(1972年)
He's Coming

『Virgo Red』(1973年)
ヴァーゴ・レッド

『Change Up The Groove』(1974年)
CHANGE UP THE GROOVE

『Mystic Voyage』(1975年)
ミスティック・ヴォヤッジ

『Vibrations』(1976年)
Ubiquity Vibrationsr

『Lots Of Love』(1983年)
Lots of Love
posted by ez at 04:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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