2015年11月23日

Prince Phillip Mitchell『Top Of The Line』

名ソングライターによるモダン・ソウル作品☆Prince Phillip Mitchell『Top Of The Line』
トップ・オブ・ザ・ライン
発表年:1979年
ez的ジャンル:名ソングライター系男性ソウル
気分は... :ビタミン補給・・・

今回は名ソングライターとしても知られる男性ソウル・シンガーPrince Phillip Mitchellの2ndアルバム『Top of the Line』(1979年)です。

Mel & Tim‎「Starting All Over Again」 、Millie Jackson‎「It Hurts So Good」、The Staple Singers「Oh La De Da」、Candi Staton‎「As Long As He Takes Care Of Home」といった名曲をはじめ、数多くのアーティストへの楽曲提供で知られるPrince Phillip Mitchellの紹介は、1stアルバム『Make It Good』(1978年)に続き2回目となります。

前作『Make It Good』(1978年)は西海岸でのレコーディングでしたが、本作はマッスル・ショールズでレコーディングしています。また、一部フィラデルフィアのシグマ・サウンドでのレコーディングも含まれます。

Prince Phillip Mitchell自身がプロデュースを手掛け、レコーディングにはJimmy Johnson(g)、David Hood(b)、Roger Hawkins (ds)、Randy McCormick(p)といったマッスル・ショールズ勢、Michael Foreman(b)、Larry Washington(congas、bongos)、Ronnie James(g)、Carlton Kent(p)、Bruce Hawes(p)といったフィリー勢をはじめ、IngramJohn Ingram(ds)、Ed Green(roto ds)、Ron Coleman(p、org、syn)、 William Roach Cochran (g)、Edward Tree Monroe(g)、Larry Byro(g)といったミュージシャンが参加しています。

また、前作に続き、The Jones Girlsがバック・コーラスとして参加し、アルバムの魅力向上に大きく貢献しています。

モダン・ダンサーとして再評価の高い「I'm So Happy」をはじめ、「If It Ain't Love It'll Go Away」「Use Your Body」「Paying The Price」などセクシーなPhillipのハイ・トーン・ヴォーカルとバック・コーラスThe Jones Girlsの掛け合いにグッときます。

また、「Top Of The Line」「Highlight Of My Life」「In Between Lovers」のメロウ&スウィートな世界にも惹かれます。

ニューソウルの影響も感じられた『Make It Good』とは異なる印象のアルバムですが、素敵なモダン・ソウル作品に仕上がっています。

楽曲はすべてPrince Phillip Mitchellのオリジナルです。

全曲紹介しときやす。

「Top Of The Line」
素敵なメロウ・バラードでアルバムは幕を開けます。Phillipのハイ・トーン・ヴォーカルが栄えると同時に、名ソングライターらしい曲作りの巧さを感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=hh043It13Jo

「Use Your Body」
キレのある重量グルーヴが印象的なダンサブル・チューン。セクシーなPhillipのヴォーカルとバック・コーラスのThe Jones Girlsとのコンビネーションがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=JGbN6CnxWlg

「Highlight Of My Life」
ソフトリーなドラマチック感がいい感じのミディアム・スロウ。聴いていると幸せおすそ分けしてもらえそうです(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=zXjCy8XbKxU

「In Between Lovers」
ファルセット・ヴォーカルでセクシーに迫るスウィートなミディアム。
https://www.youtube.com/watch?v=DH2OVRsYgZg

「I'm So Happy」
今日的には本作のハイライト。ノーザン・スタイルのモダン・ダンサーとして再評価の高い曲です。タイトルの通り、ハッピーに躍動します。The Jones Girlsのバック・コーラスもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=RH2q0kmxcqQ

「If It Ain't Love It'll Go Away」
シングルにもなったエモーショナルなバラード。ここでもシンガーPhillipとThe Jones Girlsの素晴らしい掛け合いを聴くことができます。
https://www.youtube.com/watch?v=lGKyJPMDXzM

「Paying The Price」
この曲もThe Jones Girlsが活躍する素敵なミディアム。名ソングライターらしい楽曲の良さも光ります。
https://www.youtube.com/watch?v=XxBsSuAW8NA

Murs & 9th Wonder 「Vikki Veil」のサンプリング・ソースとなっています。
Murs & 9th Wonder「Vikki Veil」
 https://www.youtube.com/watch?v=ChZpQXtbmbI

「Let's Get Wet」
シングル・カットもされたディスコ・チューン。Izzy Sanchezがリミックスを手掛けています。アルバムの中で完全に浮いていますが、この時代にはこういう曲が必要だったのかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=Dd26z6X4w4s

Bun B & Mddl Fngz feat. Devin the Dude「4 O'Clock in Da Mornin'」のサンプリング・ソースとなっています。
Bun B & Mddl Fngz feat. Devin the Dude「4 O'Clock in Da Mornin'」
 https://www.youtube.com/watch?v=iDbBzUWZ6tc

ボーナス・トラックとして、「Take Me Away (Instrumental)」が追加収録されています。

『Make It Good』(1978年)
メイク・イット・グッド

『Lone』(1991年)
Loner
posted by ez at 00:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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