2015年11月28日

The Jumping Jacques『Sugar & Spice』

ミラクルなフレンチ・スキャット・コーラス☆The Jumping Jacques『Sugar & Spice』
jumping jacques sugar & spice.jpg
発表年:1969年
ez的ジャンル:フレンチ・スキャット・コーラス
気分は... :甘くて、スパイシー!

今回はミラクルなフレンチ・スキャット・コーラス作品The Jumping Jacques『Sugar & Spice』(1969年)です。

The Jumping Jacquesはフランス出身のJacques Hendrixによる男女スキャット・コーラス・ユニット。

The Jumping Jacques名義で『The Jumping Jacques』(1968年)、『Sugar & Spice』(1969年)という2枚のアルバムをリリースしています。

また、Jacques Hendrixは自身の名義でも60年代に何枚かEPをリリースしています。

サバービア好きにはお馴染みのジャケなのでは?
僕もジャケだけ見覚えがあり、中古ショップで中身もわからぬままジャケ買いしてゲットした1枚です。僕の中ではジャケの雰囲気から勝手に映画のサントラだと思い込んでいました(笑)確かに中身は60年代サントラに通じるスキャッチ・コーラスを楽しめますが・・・

さて、中身の方ですが男女スキャッチ・コーラスによるジャズ・コーラス作品と呼ぶのが一番妥当なのでしょうね。

60年代ガールズ・ポップ/ラウンジ・ポップ/ソフトロック的な魅力を持つ一方で、The Swingle Singersのようなクラシックのエッセンスも取り入れたヴォーカリーズを聴かせてくれるコーラス・グループとしての確かな実力も兼ね備えています。

この手のサウンドがお好きな人であれば、かなりハマる1枚だと思います。

楽曲はすべてJacques Hendrixのオリジナルです。

全曲を紹介しときやす。

「Mississippi Mischief」
オススメその1。本作のキラー・チューンと呼べるラブリーなスィンギン・ハッピー・スキャット・グルーヴ。スウィンギンな男女混声スキャットが実に小粋です。
https://www.youtube.com/watch?v=hUr5ZcZRi3U

「Gossip And Chatter」
オススメその2。キュートな躍動感がサイコーです。キュート&セクシーな女スパイ映画のテーマ曲といった趣です。
https://www.youtube.com/watch?v=sACykpRsd7c

Mansfield feat. Kayoko Iju「It's a Man's Man's Field」のサンプリング・ソースとなっています。

「Strolling Along The Seine」
ヒップな中に知的な雰囲気も感じる1曲。口笛がいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=vSZaJf5-OeY

「Let Them Eat Cake」
オススメその3。このユニットの素晴らしいコーラス・ワークを存分に楽しめる1曲。単にオシャレだけではない奥の深さを感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=DWoSMMqKtd4

Fantastic Plastic Machine「Fantastic Plastic World」のサンプリング・ソースとなっています。

「Through A Brazilian Rain Forrest」
オススメその4。ボッサ・ラウンジ感覚のスキャット・チューンは実にエレガントです。
https://www.youtube.com/watch?v=58dmDD-07PI

「Offbeat Fugue」
ジャズ・コーラス・グループらしい正統派の仕上がり。ヴォーカリーズの素晴らしき世界を伝えてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=1gRb7X46pzY

「Sugar And Spice And Everything Nice」
キュートに疾走します。♪ジャン・ジャン・ジャン♪というコーラスが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=aAa022JIurA

「Love Me Now」
オススメその5。ビートの躍動感とエレガントなスキャットのバランスがサイコーです。センス抜群の1曲ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=9UNkmz8HDa4

「Somehow I Feel I Must Be Dreaming」
オススメその6。キュート&セクシーな女性スキャットにKOされてしまいます。ドリーミーなスキャット・ワールドの魅力に惹き込まれます。ソフトロック好きの人も気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=fRXIHr99ZTM

本曲も「Let Them Eat Cake」と同じくFPM「Fantastic Plastic World」のサンプリング・ソースとなっています。
Fantastic Plastic Machine「Fantastic Plastic World」
 https://www.youtube.com/watch?v=uHBsn17CI-0

「L'opera Des Jours Heureux」
オススメその7。これぞフレンチ・ジャズ・コーラスといった小粋なセンスに溢れた1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=S9OLs0LQW1Q

「Someday We'll I Know」
クラシックの影響も感じる正統派のコーラス・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=sOvJsL6RXPM

「Banjo It Is」
ラストはコミカルな雰囲気でハッピーに締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=AdC12NGttc8

謎の多いユニットですが、中身はサイコーです。
週末に聴くのにはピッタリなラブリー&ハッピーな1枚だと思います。
posted by ez at 05:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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