2016年01月07日

Teena Marie『It Must Be Magic』

ダンス・クラシック「Square Biz」収録☆Teena Marie『It Must Be Magic』
イット・マスト・ビー・マジック
発表年:1981年
ez的ジャンル:最強女性ブルー・アイド・ソウル・シンガー
気分は... :迷うなぁ・・・

今回はRick Jamesに見出された最強女性ブルー・アイド・ソウル・シンガーTeena Marieのヒット作『It Must Be Magic 』(1981年)です。

Teena Marie(1956-2010年)はカリフォルニア、サンタクララ出身の女性ブルー・アイド・ソウル・シンガー。

Motownとの契約を勝ち取ち、Rick Jamesのプロデュースの下、デビュー・アルバム『Wild and Peaceful』(1979年)をリリース。同作からはシングル「I'm a Sucker for Your Love」が全米R&Bチャート第8位のヒットとなりました。

その後Motownからリリースした『Lady T』(1980年)、『Irons in the Fire』(1980年)、『It Must Be Magic 』(1981年)という3枚のアルバムはいずれもゴールド・ディスクに輝いています。

その後Epicに移籍後も80年代はコンスタントにアルバムをリリースしますが、90年代に入ると活動が少しペースダウンします。しかし、

2004年にCash Moneyからリリースした『La Dona』がゴールドディスクに輝き、見事に復活しました。その後も順調に活動していましたが、2010年に自宅で死去しているのが見つかりました。享年54歳。

やはり、Rick Jamesの秘蔵っ子の白人女性シンガーというイメージが強いですね。僕の場合、リアルタイムでそれほど熱心に聴いていたわけではありませんでしたが、それでもRick James絡みのアーティストということで、それなりにチェックしていた記憶があります。

そんなTeena Marieを代表する1枚が本作『It Must Be Magic』(1981年)です。

Motown最終作となったアルバムですが、R&Bチャート第3位となったダンス・クラシック「Square Biz」をはじめ、タイトル曲「It Must Be Magic」、Bah Sambaのカヴァーでお馴染みの「Portuguese Love」といった人気曲が収録されています。

Teena Marie自身がプロデュースし、レコーディングにはPatrice Rushen(key)、Gerald Albright(sax、fl)、Rick James(back vo)等が参加しています。

とりあえずは「Square Biz」「It Must Be Magic」の2曲を聴いてみてください。

全曲紹介しときやす。

「It Must Be Magic」
タイトル曲はアルバムからの2ndシングルにもなりました。軽快なホーン・サウンドと共に始まるディスコ・ファンク。まさにマジックなファンク・チューンは盛り上がること間違いなし!
https://www.youtube.com/watch?v=7Txyp-mYYi0

「Revolution」
ギター・リフが印象的なミディアム・ファンク。なかなかキャッチーです。
https://www.youtube.com/watch?v=iqJS4aJx5Z8

「Where's California」
スケールの大きなバラードですが、多小仰々しいかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=hNVPQG5E7yQ

「365」
ダンサブルかつメロディアスなメロウ・ファンク。シングル3曲以外であればコレが一番好き!
https://www.youtube.com/watch?v=nhcrs7gsJpY

「Opus 111 (Does Anybody Care)」
つなぎの小曲といった感じですね。
https://www.youtube.com/watch?v=1bCCqOKFeLE

「Square Biz」
Allen McGrierとの共作。前述のようにR&Bチャート第3位となったダンス・クラシック。80年代らしい華のあるダンス・チューンです。ラップまで披露してくれるのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=6r3wArwiCn0

本曲は定番サンプリング・ソースにもなっています。主なものを挙げるとGrandmaster Flash「Tear the Roof Off」、Jungle Brothers「Good Newz Comin'」、Big Daddy Kane「Raw (Remix)」、「Keep 'Em on the Floor」、Redman「Jam 4 U」、Me'Shell Ndegeocello「If That's Your Boyfriend (He Wasn't Last Night) (Li'l Freaky Mix)」、 Mase feat. Billy Lawrence「Love U So」、The Firm feat. Dawn Robinson「Firm Biz」、Missy Elliott「I'm Talkin'」、Bookie「602」 、Erick Sermon「The Hype」、Ciara feat. Missy Elliott「1, 2 Step」、Nicki Minaj feat. Jadakiss「Firm Biz '08」、Lil Mama「Sausage」等があります。

Big Daddy Kane「Raw (Remix)」
 https://www.youtube.com/watch?v=0sYT0lo3d0A
The Firm feat. Dawn Robinson「Firm Biz」
 https://www.youtube.com/watch?v=0F6LGmalibE
Bookie「602」
 https://www.youtube.com/watch?v=bWHk0yifOoM
Nicki Minaj feat. Jadakiss「Firm Biz '08」
 https://www.youtube.com/watch?v=oKEb5NLpU9E
Lil Mama「Sausage」
 https://www.youtube.com/watch?v=YSGOOCxLGuQ

「The Ballad of Cradle Rob and Me」
Jill D. Jonesとの共作。ドゥー・アップ調のコーラスと共に始まるリラックスした雰囲気の仕上がり。

「Portuguese Love」
「Square Biz」、「It Must Be Magic」に続く3rdシングル。Bah Sambaのダンス・カヴァーでもお馴染みですね。僕もBah Sambaヴァージョンの印象が強いですね。オリジナルはTeenaの情熱的なヴォーカルが印象的なミディアム・チューンに仕上がっています。アッパーなブラジリアン・モードでメリハリをつけているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=yPwvNAKwA7o

Bah Samba以外にA. Ray Fullerもカヴァーしています。また、Tenda Tee「To Be the Dopeman's Broad」、Konspiracy「Crowds」、Ludacris feat. Nate Dogg「Child of the Night」、Daniel Swain「Can't Let It Go」、Teyana Taylor & Fabolous「Broken Hearted Girl」等のサンプリング・ソースとなっています。

Bah Samba「Portuguese Love」
 https://www.youtube.com/watch?v=fFkHxBmYkzE
A. Ray Fuller「Portuguese Love」
 https://www.youtube.com/watch?v=9K5cKihpou4
Tenda Tee「To Be the Dopeman's Broad」
 https://www.youtube.com/watch?v=UhVAgc9P7VI
Ludacris feat. Nate Dogg「Child of the Night」
 https://www.youtube.com/watch?v=0iGqGz06SIE

「Yes Indeed」
切々と歌い上げるビューティフル・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=auq81whfQeY

Teena Marieの他作品もチェックを!

『Wild and Peaceful』(1979年)
Wild & Peaceful

『Lady T』(1980年)
Lady T

『Irons in the Fire』(1980年)
Irons in the Fire

『Robbery』(1983年)
Robbery - Expanded Edition

『Starchild 』(1984年)
Starchild

『Emerald City』(1986年)
Emerald City - Expanded Edition , from UK)

『Naked to the World』(1988年)
ネイキッド・トゥ・ザ・ワールド(紙ジャケット仕様)

『Ivory』(1990年)
Ivory

『La Dona』(2004年)
Dona
posted by ez at 03:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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