発表年:1978年
ez的ジャンル:UK白人ファンク/AOR
気分は... :David Bowie逝く・・・
David Bowieが逝去しましたね。
Bowieという人は、永遠に生き続ける宇宙人のような存在に思えましたが・・・
こんな早く逝ってしまうとは・・・ご冥福を祈ります。
NFLは、いよいよポストシーズンに突入しました。
ワイルドカード4試合共にシード下位のチームが勝利するという下剋上の結果に・・・
特に「ベンガルズ対スティーラーズ」「バイキングス対シーホークス」の2試合は信じられない結末でしたね。やはりポストシーズンには魔物が潜んでいるのか・・・
今回はUKを代表する白人ファンク・グループAverage White Bandが1978年にリリースした『Warmer Communications』です。
UKを代表する白人ファンク・グループAverage White Band(AWB)について、当ブログで紹介した作品は以下の4枚。
『Cut The Cake』(1975年)
『Soul Searching』(1976年)
『Feel No Fret』(1979年)
『Shine』(1980年)
『Warmer Communications』(1978年)は、AWB作品の中で比較的後回しにされがちな1枚ですが、内容はなかなか充実でしています。僕も今回久々にアルバム通しで聴き直しましたが、「こんなに良かったっけ?」という印象を持ったところです。
本作におけるメンバーはHamish Stuart(g、vo、b)、Alan Gorrie(b、vo、g)、Roger Ball(key、as)、Malcolm Duncan(ts、ss)、Steve Ferrone(ds、per)、Onnie McIntyre(g、vo)という6名。プロデュースはArif Mardin。
また、メンバー以外にCornell Dupree(g)、Michael Brecker(ts)、Randy Brecker (tp)、Ray Barretto(congas)等のミュージシャンがレコーディングに参加しています。
ファンク・チューンからメロウ・チューンまでアルバム全体のバランスが良く、1曲毎に捨て難い魅力があります。
ファンキーな味わいを楽しむのであれば、シングル曲「Your Love Is a Miracle」や「Same Feeling, Different Song」、「Big City Lights」あたりですかね。
あるいはフリーソウル的な音がお好きな人であれば、「She's a Dream」、「The Price of the Dream」、「One Look Over My Shoulder (Is This Really Goodbye?)」が僕のオススメです。
James Taylor作の「Daddy's All Gone」以外はメンバーのオリジナルです。
AWB作品の中でもっと再評価されるべき1枚のような気がします。
全曲紹介しときやす。
「Your Love Is a Miracle」
オープニングはシングルにもなったロウ・ファンク。少しルーズなファンク・グルーヴにグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=n6vE6pNolNo
WC & the Maad Circle「Get Up on That Funk」、Del the Funky Homosapien「Hoodz Come in Dozens」、Ultramagnetic MC's「Bust the Facts」、De Menos Crime「Fogo Na Bomba」のサンプリング・ソースとなっています。
WC & the Maad Circle「Get Up on That Funk」
https://www.youtube.com/watch?v=23AZO6hnmHM
Del the Funky Homosapien「Hoodz Come in Dozens」
https://www.youtube.com/watch?v=H3bwPt-AFE0&spfreload=10
Ultramagnetic MC's「Bust the Facts」
https://www.youtube.com/watch?v=pll1G_IYtB4
De Menos Crime「Fogo Na Bomba」
https://www.youtube.com/watch?v=UsS0wAuobtc
「Same Feeling, Different Song」
爽快なホーン・サウンドと共に疾走するファンキー・グルーヴ。キャッチーさでいえばアルバム随一かもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=dOZr4wuaUAQ
「Daddy's All Gone」
James Taylor作品のカヴァー。JTのオリジナルは『In The Pocket』に収録されています。ブルーアイド・ソウルなメロウ・チューンに仕上がっています。Twista feat. Freeway「Show's Over」のサンプリング・ソースとなっています。
https://www.youtube.com/watch?v=Ev8n4-EIY2M
「Big City Lights」
イントロのドラム・ブレイク、ベースラインにグッとくるアーバンなミディアム・ファンク。個人的にはかなり好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=gjENSmz3BqI
「She's a Dream」
哀愁のメロディが印象的なメロウ・グルーヴ。フリーソウル好きの人なんかが気に入りそうな仕上りですね。
https://www.youtube.com/watch?v=bf_f_jvdpNc
「Warmer Communications」
タイトル曲は軽くレゲエ調のリラックスした演奏です。このユルい感じがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=I16GMp0q35c
「The Price of the Dream」
少し哀愁を帯びたファンキー・メロウ。Robert Palmer「Every Kinda People」あたりとセットで聴きたくなるフリーソウル好きの人向けの1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=7djuYWVUm-Y
「Sweet & Sour」
キャッチーなホーン・アンサンブルにグッとくるファンキーなインスト・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=lxItNalBYsU
Justin Warfield「Cool Like the Blues」のサンプリング・ソースとなっています。
Justin Warfield「Cool Like the Blues」
https://www.youtube.com/watch?v=BoTkxXiA9dQ
「One Look Over My Shoulder (Is This Really Goodbye?)」
ラストはHamish Stuartを中心とした素敵なヴォーカル&コーラスにグッとくるメロウ・チューンで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=hc0pj4_qBdk
僕の保有するCDには「McEwan's Export」、「Pick Up The Pieces」という2曲のボーナス・トラックが追加収録されています。
AWBの他作品もチェックを!
『Show Your Hand』(1973年)
『AWB』(1974年)
『Cut The Cake』(1975年)
『Soul Searching』(1976年)
『Person to Person』(1976年)
Average White Band & Ben E. King 『Benny and Us』(1977年)
『Feel No Fret』(1979年)
『Shine』(1980年)
『Cupid's in Fashion』(1982年)