2016年01月12日

Average White Band『Warmer Communications』

AWBの魅力がコンパクトに詰まった充実作☆Average White Band『Warmer Communications』
Warmer Communications
発表年:1978年
ez的ジャンル:UK白人ファンク/AOR
気分は... :David Bowie逝く・・・

David Bowieが逝去しましたね。
Bowieという人は、永遠に生き続ける宇宙人のような存在に思えましたが・・・
こんな早く逝ってしまうとは・・・ご冥福を祈ります。

NFLは、いよいよポストシーズンに突入しました。
ワイルドカード4試合共にシード下位のチームが勝利するという下剋上の結果に・・・

特に「ベンガルズ対スティーラーズ」「バイキングス対シーホークス」の2試合は信じられない結末でしたね。やはりポストシーズンには魔物が潜んでいるのか・・・

今回はUKを代表する白人ファンク・グループAverage White Bandが1978年にリリースした『Warmer Communications』です。

UKを代表する白人ファンク・グループAverage White Band(AWB)について、当ブログで紹介した作品は以下の4枚。

 『Cut The Cake』(1975年)
 『Soul Searching』(1976年)
 『Feel No Fret』(1979年)
 『Shine』(1980年)

『Warmer Communications』(1978年)は、AWB作品の中で比較的後回しにされがちな1枚ですが、内容はなかなか充実でしています。僕も今回久々にアルバム通しで聴き直しましたが、「こんなに良かったっけ?」という印象を持ったところです。

本作におけるメンバーはHamish Stuart(g、vo、b)、Alan Gorrie(b、vo、g)、Roger Ball(key、as)、Malcolm Duncan(ts、ss)、Steve Ferrone(ds、per)、Onnie McIntyre(g、vo)という6名。プロデュースはArif Mardin

また、メンバー以外にCornell Dupree(g)、Michael Brecker(ts)、Randy Brecker (tp)、Ray Barretto(congas)等のミュージシャンがレコーディングに参加しています。

ファンク・チューンからメロウ・チューンまでアルバム全体のバランスが良く、1曲毎に捨て難い魅力があります。

ファンキーな味わいを楽しむのであれば、シングル曲「Your Love Is a Miracle」「Same Feeling, Different Song」「Big City Lights」あたりですかね。

あるいはフリーソウル的な音がお好きな人であれば、「She's a Dream」「The Price of the Dream」「One Look Over My Shoulder (Is This Really Goodbye?)」が僕のオススメです。

James Taylor作の「Daddy's All Gone」以外はメンバーのオリジナルです。

AWB作品の中でもっと再評価されるべき1枚のような気がします。

全曲紹介しときやす。

「Your Love Is a Miracle」
オープニングはシングルにもなったロウ・ファンク。少しルーズなファンク・グルーヴにグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=n6vE6pNolNo

WC & the Maad Circle「Get Up on That Funk」、Del the Funky Homosapien「Hoodz Come in Dozens」、Ultramagnetic MC's「Bust the Facts」、De Menos Crime「Fogo Na Bomba」のサンプリング・ソースとなっています。

WC & the Maad Circle「Get Up on That Funk」
 https://www.youtube.com/watch?v=23AZO6hnmHM
Del the Funky Homosapien「Hoodz Come in Dozens」
 https://www.youtube.com/watch?v=H3bwPt-AFE0&spfreload=10
Ultramagnetic MC's「Bust the Facts」
 https://www.youtube.com/watch?v=pll1G_IYtB4
De Menos Crime「Fogo Na Bomba」
 https://www.youtube.com/watch?v=UsS0wAuobtc

「Same Feeling, Different Song」
爽快なホーン・サウンドと共に疾走するファンキー・グルーヴ。キャッチーさでいえばアルバム随一かもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=dOZr4wuaUAQ

「Daddy's All Gone」
James Taylor作品のカヴァー。JTのオリジナルは『In The Pocket』に収録されています。ブルーアイド・ソウルなメロウ・チューンに仕上がっています。Twista feat. Freeway「Show's Over」のサンプリング・ソースとなっています。
https://www.youtube.com/watch?v=Ev8n4-EIY2M

「Big City Lights」
イントロのドラム・ブレイク、ベースラインにグッとくるアーバンなミディアム・ファンク。個人的にはかなり好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=gjENSmz3BqI

「She's a Dream」
哀愁のメロディが印象的なメロウ・グルーヴ。フリーソウル好きの人なんかが気に入りそうな仕上りですね。
https://www.youtube.com/watch?v=bf_f_jvdpNc

「Warmer Communications」
タイトル曲は軽くレゲエ調のリラックスした演奏です。このユルい感じがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=I16GMp0q35c

「The Price of the Dream」
少し哀愁を帯びたファンキー・メロウ。Robert Palmer「Every Kinda People」あたりとセットで聴きたくなるフリーソウル好きの人向けの1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=7djuYWVUm-Y

「Sweet & Sour」
キャッチーなホーン・アンサンブルにグッとくるファンキーなインスト・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=lxItNalBYsU

Justin Warfield「Cool Like the Blues」のサンプリング・ソースとなっています。
Justin Warfield「Cool Like the Blues」
 https://www.youtube.com/watch?v=BoTkxXiA9dQ

「One Look Over My Shoulder (Is This Really Goodbye?)」
ラストはHamish Stuartを中心とした素敵なヴォーカル&コーラスにグッとくるメロウ・チューンで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=hc0pj4_qBdk

僕の保有するCDには「McEwan's Export」「Pick Up The Pieces」という2曲のボーナス・トラックが追加収録されています。

AWBの他作品もチェックを!

『Show Your Hand』(1973年)
ショウ・ユア・ハンド

『AWB』(1974年)
アヴェレイジ・ホワイト・バンド

『Cut The Cake』(1975年)
Cut the Cake

『Soul Searching』(1976年)
Soul Searching

『Person to Person』(1976年)
Person to Person

Average White Band & Ben E. King 『Benny and Us』(1977年)
ベニー&アス

『Feel No Fret』(1979年)
Feel No Fret

『Shine』(1980年)
シャイン(K2HD/紙ジャケット仕様)

『Cupid's in Fashion』(1982年)
キューピッズ・イン・ファッション
posted by ez at 00:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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