2016年01月16日

The Juju Orchestra『Bossa Nova Is Not A Crime』

ヒップなドイツ産クラブジャズ☆The Juju Orchestra『Bossa Nova Is Not A Crime』
Bossa Nova Is Not A Crime
発表年:2007年
ez的ジャンル:ドイツ産クラブジャズ
気分は... :Hip!

今回はドイツ産クラブジャズ作品からThe Juju Orchestra『Bossa Nova Is Not A Crime』(2007年)です。

The Juju Orchestraはドイツ、ブラウンシュヴァイクで結成されたユニット。メンバーはプロデューサー/打楽器奏者のOliver Belz、DJのSammy Kilic、Agogo Recordsの主宰者Ralf Zitzmannという3名。

2005年にリリースした「Kind Of Latin Rhythm/Funky Nassau」「Take Four/The Hip Shake」という2枚の12"シングルがクラブ/DJ方面で注目され、2007年にはフル・アルバムとなる本作『Bossa Nova Is Not A Crime』をリリースしました。

その後、Oliver Belzは当ブログでも紹介したラテン・ジャズ・ユニットThe Bahama Soul Clubを結成し、その活動でも高い支持を得ています。

さて、The Juju Orchestraの唯一のアルバム『Bossa Nova Is Not A Crime』ですが、アルバムにはメンバー以外に Jan-Heie Erchinger(key)、Christian Winninghoff (tp)、George Bishop (sax、fl)、 Carolyn Leonhart(vo)、Terry Callier(vo)、Katia B(vo)、Robert Smith(vo)、Marcel Reginatto(bs)、Dietmar Osterburg(g)、Maeddi Tation(congas)、Edward Filipp(ds)といったミュージシャンが参加しています。

僕の場合、The Bahama Soul Clubにハマり、そこから後追いで本作を聴きましたが、コチラもモロに僕好みでした。

ボッサ/ラテン/ソウル/ファンクのエッセンスを取り入れたヒップでダンサブルなクラブジャズは、全8曲どれを取っても抜群の格好良さです。

あえて挙げるならば、「What Is Hip?」「Take Four」「No Posso Demorar」あたりが特に僕好みですかね。

センスの良さが光るドイツ産クラブジャズです。

全曲紹介しときやす。

「This Is Not A Tango」
クラブジャズなボッサ・ビートにタンゴのエッセンスを融合させたオープニング。ボッサ・ビートにタンゴの融合というのはなかなか面白いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=WArlszvt4u4

「What Is Hip?」
2012年に他界したフォーキー・ソウル・シンガーTerry CallierとLyn Leonでの活動やSteely Dan作品への参加で知られる女性シンガーCarolyn Leonhartをフィーチャー。このグループらしいヒップな感覚を楽しめるオルガン・ソウル・ジャズなサウンドも魅力です。
https://www.youtube.com/watch?v=0co2SozPN3U

「Kind Of Latin Rhythm」
タイトルの通り、ラテン・ジャズ/ボッサのエッセンスを彼ららしいヒップなセンスで洗練させた格好良さが魅力の1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=zyb_NZPov4I

「Take Four」
疾走する格好良さでいえば、Christian Winninghoffのトランペットが先導するコレが一番かも?このユニットの美学が伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=yQD23j8ZlYQ

「Do It Again」
Steely Danのヒット曲をカヴァー(Donald Fagen/Walter Becker作)。Carolyn LeonhartとRobert Smithのヴォーカルをフィーチャーし、このユニットの色とオリジナルの良さを絶妙に融合させた好カヴァーに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=BZHMMIiHPHU

「El Bravo」
ここではサルサのエッセンスを前面に出しています。それでも気づくとこのユニットらしいクラブジャズになっているのがこの人たちのセンスの良さなんでしょうね。
https://www.youtube.com/watch?v=3gfs_dX2_-w

「No Posso Demorar」
Katia Bの女性ヴォーカルをフィーチャーしたボッサ・グルーヴ。このあたりはSchema系の音がお好きな人であれば気に入ると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=S4U8LeD3m0w

「Funky Nassau」
バハマ出身のファンキー・グループThe Beginning Of The Endの代表曲をカヴァー(Raphael "Ray" Munnings/Tyrone Fitzgerald作)。オリジナルは当ブログでも紹介した『Funky Nassau』(1971に収録されています。オリジナルの雰囲気を受け継いだファンキー・グルーヴで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=kpt_DS7Dwmo

僕の保有するCDには、「This Is Not A Tango (Frohlocker Remix)」「Nao Posso Demorar (Dubben Remix)」「Kind Of Latin Rhythm (Smoove Remix)」「What Is Hip? (Mo' Horizons Remix)」という4曲のリミックスが追加収録されています。

ご興味がある方はThe Bahama Soul Clubの作品もチェックを!

The Bahama Soul Club『Rhythm Is What Makes Jazz Jazz』(2008年)
RHYTHM IS WHAT MAKES JAZZ JAZZ

The Bahama Soul Club『Bossa Nova Just Smells Funky』(2010年)
Bossa Nova Just Smells Funky

The Bahama Soul Club『Bossa Nova Just Smells Funky Remixed』(2011年)
ボサ・ノヴァ・ジャスト・スメルズ・ファンキー・リミックスド

The Bahama Soul Club『The Cuban Tapes』(2013年)
Cuban Tapes
posted by ez at 05:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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