2016年02月14日

SWV『Still』

4年ぶりの新作も好調です!☆SWV『Still』
Still
発表年:2016年
ez的ジャンル:90年代を代表する女性R&Bグループ
気分は... :Let's Make Music!

TLCと並び90年代を代表する女性R&BグループSWVの最新作『Still』です。

Cheryl "Coko" GambleTamara "Taj" JohnsonLeanne "Lelee" Lyonsの3人組SWVに関して、当ブログでは4枚のスタジオ作を紹介済です。

 『It's About Time』(1992年)
 『New Beginning』(1996年)
 『Release Some Tension』(1997年)
 『I Missed Us』(2012年)

『I Missed Us』(2012年)で見事に復活を遂げたSWV。あれから4年、新作アルバムを届けてくれました。

僕の場合、ミーハー的に好きだったのを引きずっている面もあるので、内容云々に関係なく3人の元気な歌声を聴ければ、それだけで十分なのですが、内容的にも楽しめる1枚に仕上がっています。

Zingara「Love's Calling」ネタの先行シングル「Ain't No Man」、大ネタPatrice Rushen「Never Gonna Give You Up」使いのディスコ・チューン「On Tonight」、キャッチーなミディアム・グルーヴ「Let's Make Music」など前半5曲が特に充実しています。

前作を手掛けたCainon LambDa Real Big D.がプロデュースを務めています。

全曲を紹介しときやす。

「Still」
Cokoを中心に3人の歌声が本作でも快調であることを確認できるミディアム・グルーヴ。女性R&Bグループらしい魅力があっていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=c7sK20fQcaU

「MCE (Man Crush Everyday)」
Janet Jackson「Funny How Time Flies (When You're Having Fun)」ネタのメロウ・トラックによるミディアム・スロウ。終盤にはAnita Baker「Sweet Love」を引用する遊び心もみせています。
https://www.youtube.com/watch?v=GbPo2bSAVsc

「On Tonight」
Patrice Rushen「Never Gonna Give You Up」ネタのトラックがキャッチーなディスコ・チューン。こういった大ネタ使いの曲もSWVには似合いますね。
https://www.youtube.com/watch?v=KxQyd-3yK_4

「Let's Make Music」
キャッチーなミディアム・グルーヴ。今の彼女達にピッタリな1曲ですね。今時なのに何処となく懐かしさもあるところにグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=tsU4RSUO5Wg

「Ain't No Man」
アルバムからの先行シングル。Zingara「Love's Calling」をサンプリングした大人のラブソングです。サビではFour Tops「Ain't No Woman (Like the One I've Got)」のフレーズを引用しています。
https://www.youtube.com/watch?v=YSkriKV0CCQ

「Love Song」
昔の名前だけではなく、現在進行形の女性R&Bグループであることを示してくれる1曲なのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=qvWGGukWi18

「When Love Didn't Hurt」
ヴィンテージ感のあるバラード。オーセンティックな楽曲で彼女達の実力を示してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=FR5pRkLBCDI

「Miss You」
3人のヴォーカル・ワークを楽しめるミディアム。
https://www.youtube.com/watch?v=Fx5jUe8ia_o

「Leaving You Alone」
妖しい雰囲気が漂う哀愁チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=uIXSTpl95lk

「What We Gon' Do」
ラストは感動的なバラードで締め括ってくれます。3人の素晴らしい歌声に酔いしれましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=n9ebDLwZy_c

国内盤や一部の盤には、「Right Here」「I'm So Into You」「Weak」といったかつてのヒット曲のライブ仕立ての再録ヴァージョンがボーナス・トラックとして追加収録されています。

個人的にはオマケ的な3曲で取り立てて騒ぐほどのヴァージョンとは思えないので、オリジナル10曲の輸入盤で十分だと思います。

SWVの過去記事もご参照下さい。

『It's About Time』(1992年)
It's About Time

『New Beginning』(1996年)
New Beginning

『Release Some Tension』(1997年)
Release Some Tension

『I Missed Us』(2012年)
I Missed Us
posted by ez at 01:01| Comment(4) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
実は僕もSWVが好きで本作を購入したところです。前作同様、内容も良さそうなので楽しみです。
Posted by KJ at 2016年02月17日 23:21
☆KJさん

ありがとうございます。

SWVの新作というだけで嬉しくなってしまいますね。
特に前半5曲が気に入っています。
Posted by ez at 2016年02月19日 04:13
聴きました!
「Still」は,爽やかなメロディーに溌剌とした雰囲気で,ここに円熟味を増した3人の歌声が乗ると,グッと大人っぽくなった「Right Here」って感じですね。大ネタ使いのせいもあるんでしょうが,「On Tonight」は,いかにも80年代って感じで,90年代のヴォーカル・グループが,こういう曲をやるのって面白いですね。
「When Love Didn't Hurt」は,ゴスペルとか,サザン・ソウルのアーティストがやりそうなナンバーで,今までのSWVにないテイストですが,良い曲ですね。
どの曲もクオリティ高くて,なかなか良かったです。
Posted by KJ at 2016年03月19日 09:26
☆KJさん

ありがとうございます。

ファンは納得の1枚ですよね。
SWVには流行に左右されず、されど現役感を忘れないスタンスで作品をリリースし続けて欲しいです。
Posted by ez at 2016年03月20日 01:14
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック