2016年03月13日

Submotion Orchestra『Colour Theory』

ヴォーカルやサウンドをじっくり聴かせる最新作☆Submotion Orchestra『Colour Theory』
Colour Theory
発表年:2016年
ez的ジャンル:UKダウンテンポ/エレクトロニカ
気分は... :淡いパープル・・・

今回は人力ダブステップ・バンド/ベースミュージックとして注目を浴びてきたUKのソウル・コレクティブSubmotion Orchestraの最新作『Colour Theory』です。

Ruby Wood(vo)、Simon Beddoe(tp、flh)、Taz Modi(key)、Chris Hargreaves(b)、Danny Templeman(per)、Tommy Evans(ds)、Dom Howard(programming、producer、engineer)という7組、Submotion Orchestraの紹介は、『Alium』(2014年)、『Finest Hour』(2011年)に続き3回目となります。

前作『Alium』はクラブミュージック/ベースミュージックにソウル、ジャズを融合させたクロスオーヴァーな音世界が印象的でした。

それに対して、最新作『Colour Theory』はヴォーカルやサウンドをじっくり聴かせることを重視したグッと落ち着きのある仕上がりです。従来の作品と比較して「静」の印象が強い作品です。ジャズ的エッセンスが少なくなった分、エレクトロニカ色が強くなった印象も受けます。

また、紅一点のヴォーカルRuby Woodに加え、Billy BoothroydAndrew AshongEd Thomasといったヴォーカリストをゲストに迎え、ヴォーカル・ワークにメリハリをつけているのも特徴です。

従来作品とのギャップを感じる1枚であり、それを成熟と捉えるか、迷走と捉えるか賛否が分かれる1枚かもしれませんね。

僕自身は『Alium』のようなアルバムを期待していた部分もあったので、最初聴いたときは正直戸惑いました。

それでも何度か聴き重ねているうちに、コレはコレで楽しめるようになりました。

本作らしい美しいヴォーカル・ワークが印象的な「More Than This」「Empty Love」、Andrew Ashongをフィーチャーしたフォーキーな味わいの「Needs」、ダビーなダンサブル・チューン「Illusions」あたりがオススメです。

全曲紹介しときやす。

「Red Dress」
美しくも虚しいダウナー・チューンでアルバムは幕を開けます。深遠なサウンドにRubyのヴォーカルが溶け込んでいきます。
https://www.youtube.com/watch?v=shqGAXf75EI

「More Than This」
Billy Boothroydをフィーチャー。美しいヴォーカル・ワークが印象的なビューティフル・エレジー。本作ならではの世界観に浸れる1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=c7m17zT8kXM

「Kimono」
日本人には興味深いタイトルですね。ミニマルなダンサブル・チューンです。
https://www.youtube.com/watch?v=RgpNLB4-lhY

「In Gold」
ダークな美しさを持つサウンドがRubyのヴォーカルを引き立てるドラマチックな仕上り。スケール感のある1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=0Uou5wR43Cg

「Amira」
記号的サウンドの反復が脳内を侵食いているダンサブルなエレクトロニカ。
https://www.youtube.com/watch?v=14Nu-vvS2bE

「Needs」
ガーナ系イギリス人のR&BシンガーAndrew Ashongをフィーチャー。フォーキーなエッセンスを取り入れた温もりのあるエレクトロニカ・サウンドがAndrew Ashongのヴォーカルと調和しています。
https://www.youtube.com/watch?v=29c4jnYE-RI

「Empty Love」
Ed Thomasをフィーチャー。RubyとEd Thomasの男女ヴォーカルの美しくも空虚な感じにグッとくる1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=271bgI02nzk

「Jaffa」
UKターンテーブリストのStillをフィーチャー。エクスペリメンタル/アンビエントなインスト・チューンに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=xZd4aITb0eo

「Illusions」
ダビーなダンサブル・サウンドとRubyの切ないヴォーカルの組み合わせにグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=2wMSQ5jP248

「A0」
ロンドンを拠点にするDJ/プロデューサーであるCatching Fliesをフィーチャー。ビューティフルなインストで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=JbbkZSUhjzI

Submotion Orchestraの他作品もチェックを!

『Finest Hour』(2011年)
Finest Hour

『Fragments』(2012年)
フラグメンツ

『Alium』(2014年)
Alium [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC448)
posted by ez at 04:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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