2007年06月01日

Joe『Ain't Nothin' Like Me』

またもや女性ファンはとろけてしまいますよ!☆Joe『Ain't Nothin' Like Me』
Ain't Nothin' Like Me
発表年:2007年
ez的ジャンル:原点回帰系男性R&B
気分は... :立て!立つんだジョー!

6月になりましたね。
個人的にはいくつか嬉しいことが重なり、
開放感と幸福感で朝から清清しい気分デ〜ス。

1993年のデビュー以来長きにわたり男性R&Bを牽引し続ける男Joeの6thアルバムとなる新作『Ain't Nothin' Like Me』

Joeの紹介は本ブログでは『All That I Am』(1997年)以来2回目となりマス。
僕の場合、Joeのようなお気に入りのベテランになると作品が気に入る云々ではなく、オートマチックに購入してしまうことが多く実はちゃんと新作聴き込んでいないんじゃん!なんてことがありがちです。

なので、今回はちゃんと1ヶ月聴き込んでから紹介することにしました。

Joe本人の言葉として、今回は結構初期のサウンドあたりも意識したみたいですね。今日のコンテンポラリーなR&Bと自分が歩んできた過去の音楽とをスムースに融合するというあたりに着地点を置いていたようですな。

個人的には、これだけ長い間シーンの第一線で活躍してきたアーティストなので、特別なことを狙わずオーソドックスな作品を丁寧に作り上げてもらうのが一番嬉しいですけれどねぇ。まぁ、ある程度それに近い仕上がりになっているのでは?

何でも本作のタイトルには、“同じR&Bでも、Chris BrownのようなダンサブルなR&Bと、自分がやっているR&Bの違いを提示したかった”という意味が込められているのだとか。

その割にはNas、Fabolous、Tony Yayo & Young Buck、PapooseといったHip-Hop系ゲストが多数参加しているのが面白いですね。

Chris BrownのようなダンサブルなR&BとJoeの違いは何なのか、じっくり検証しながら聴いてみるというのも楽しいのでは? そんなの聴かなくてもわかるか(笑)

オススメ曲を紹介しときやす。

「Get to Know Me」
オープニングはNasをフィーチャーしたミッド・グルーヴ。Nas「You're Da Man」をモロ使いしたナスづくしな1曲(料理みたいですな)。Tim & Bobプロデュース。そういえばNasを本ブログで紹介したことありませんでしたね。そのうち『Illmatic』あたりでも紹介しますね。

「If I Was Your Man」
先行シングルにもなったミディアム・スロウ。Ne-Yoなどでノリに乗っているStargateがプロデュースしています。みんながJoeに期待しているものがキャッチーに反映された1曲だと思います。もちろん僕も大好きですね。さすがStargate!

「Where You At」
既に昨年末に発表されていた1曲。NY出身の新人ラッパーPapooseをフィーチャー。なんかHip-Hop界期待の大型新人がJoeの曲にフィーチャーって意外な気もしますね。なかなかキャッチーな仕上がりです。Sean Garrettプロデュース。Papooseは今後要注目の一人ですね。

「My Love」
Bryan Michael Coxプロデュースの絶品スロウ。胸キュン度がメチャ高くて、個人的にはアルバムで一番好きですね。Joe自身もかなりお気に入りの1曲みたいですね。

「Ain't Nothin' Like Me」
G-UnitのTony YayoとYoung Buckをフィーチャーしたタイトル曲。The Underdogsプロデュースのフロアライクな仕上がりです。前述のような意味を込めたタイトルならば、もっと正統派のスロウ・ナンバーにすれば良かったのに?なんて思うのは僕だけでしょうか。

「It's Me」
Stargateプロデュースによる美メロのミッド・チューン。ホント、最近のStargateの充実ぶりがうかがえる仕上がりですね。僕好みの1曲です。

「Let's Just Do It」
Fabolousをフィーチャーしたセクシーなミッドダンサー。Joe曰く“Fabolousのスタイルはとてもスムースで、自分の音楽にマッチする”のだとか。Cool & Dreプロデュース。

「Feel for You」
この曲も美メロ・スロウですね。いいねぇ〜基本的にこの手にはハマりやすいですな。Bryan Michael Coxプロデュース。

「Just Relax」
これは反則技ですね(笑) Dreをフィーチャーし、A Tribe Called Quest「Electric Relaxation」をモロ使いしたミッド・チューン。ATCQ大好きの僕が購入してから一番多く聴いているのこの曲だし、大好きだけど、それはすべて元ネタのおかげですね。Cool & Dreプロデュース。

「You Should Know Me」
「Life of the Party」
Joe本人とBrian-Michael Coxによるプロデュース曲を2つ。2曲とも絶品スロウで、胸に込み上げてくるものがある感動的な仕上がりです。特に「Life of the Party」はJoe本人も相当気に入っている曲みたいですね。やっぱりこういった奇をてらわない正統派な路線でガンガン行って欲しいですね。

今日はなんか歩きたい気分!
天気もいいし、これは多摩川散歩コースかなぁ。
posted by ez at 07:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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