発表年:1995年
ez的ジャンル:N.Y.男女R&Bトリオ
気分は... :今日は雨の1日か...
今回は90年代R&B作品からVertical Hold『Head First』(1995年)です。
Vertical Holdは1stソロ・アルバム『Black Diamond』(1999年)以降、ネオソウルを牽引する女性R&Bシンガーの一人であるAngie Stoneが90年代に組んでいた男女R&Bユニット。
メンバーは紅一点のAngie StoneとDavid Bright、Willie Brunoという男性2名のトリオ編成。
グループは『A Matter Of Time』(1993年)、『Head First』(1995年)という2枚のアルバムをリリースしています。。
Angie Stoneのキャリアでいえば、70年代後半から80年代半ばまで活動していた女性Hip-HopトリオThe Sequenceに続いて組んだユニットであり、Vertical Holdの後に同じく男女R&BユニットのDevoxを経てソロ・アーティストの道を歩んでいくこととなります。
1st『A Matter Of Time』(1993年)と2nd『Head First』(1995年)のどちらを紹介するか迷いましたが、比較的入手しやすい2nd『Head First』をセレクトしました。
『Head First』をセレクトしたもう一つの理由は、一時期Angie Stoneのパートナーであったカリスマ男性R&BシンガーD'Angeloが参加している点です。本作のラスト「Pray」でD'Angeloがフィーチャリングされています。
アルバムはVertical Holdのセルフ・プロデュース以外に、The Characters(Charles Farrar/Troy Taylor)、Steve "Silk" Hurleyといった有名プロデューサーも起用されています。また、後にMotown社長も務めたKedar Massenburgがエグゼクティブ・プロデューサーとして名を連ねます。
Angie姐さんのヴォーカルのクオリティは折り紙付なので、安心して聴くことができます。改めて聴き直すと、ヒップ・ホップ・ソウルからアーバンなダンサブル・チューンまで良く出来た1枚だと思います。
シングル・カットされた「Love Today」、Steve "Silk" Hurleyプロデュースの「Spend Some Time」と「Well I Guess You」、キャッチーなヒップ・ホップ・ソウル「Head First」、アーバンなダンサブル・チューン「Sounds Of New York」あたりが僕のオススメです。
再評価されるべき90年代R&B作品の1枚だと思います。
全曲紹介しときやす。
「Head First」
Vertical Holdプロデュース。タイトル曲はこの時代らしいヒップ・ホップ・ソウル。甘く切ない感じが好きです。Angie姐さんのヴォーカルの安定感が抜群なので安心して聴けます。巧みなヴォーカル・ワークもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=YrEkvV-vYkE
「Now That It's Over」
Itaal Shurプロデュース。N.Y.アシッド・ジャズ・グループGroove CollectiveのメンバーでもあるItaal Shurが手掛けたトラックらしくHip-Hopテイストのアシッド・ジャズ・サウンドを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=h0Qj_I6xBLk
「Let Me Break It Down」
Kyle West/Vertical Holdプロデュース。しっとりとした大人の哀愁ミディアム。Angie姐さんのヴォーカルを存分に堪能しましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=pj8FEKdL_LQ
「Love Today」
The Charactersプロデュース。シングル・カットもされた本作のハイライト。爽快メロウな大人のヒップ・ホップ・ソウルはさすがはThe Charactersといった出来栄え。Angie姐さんを中心としたヴォーカル・ワークも実にキャッチー!名曲だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=Mi4zJi2S61U
「Spend Some Time」
Steve "Silk" Hurleyプロデュース。ハウス系プロデューサーのイメージが強いHurleyですが、ここではUKソウル的な洗練されたアーバン・グルーヴでAngie姐さんの魅力を引き出しています。この時期ソロ活動も活発であったChantay Savageがバッキング・ヴォーカルが務めている点も豪華です。また、デンマークの人気プロデュース・チームSoulshock & Karlinの二人がソングライティングに参加しています。
https://www.youtube.com/watch?v=WyeaFT76c3w
「You Keep Giving Me」
Vertical Holdプロデュース。この曲はプログラミングではなく生演奏です。Bob Power(g)、Ralph Rolle(ds)ら名うてのミュージシャンがバックを務めます。
https://www.youtube.com/watch?v=e8YdMhUnnwQ
「Sounds Of New York」
Kevin Deane/Vertical Holdプロデュース。アーバンなダンサブル感がいいですね。N.Y.サウンドというよりUKソウルっぽさもありますが。Willie Brunoのヴァイヴの音色もいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=ZDt608ZtZDM
「Well I Guess You」
Vertical Hold/Steve "Silk" Hurleyプロデュース。ここでもHurleyはハウス色は出さず、スタイリッシュなR&Bサウンドを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=zUCnrvKyNSM
「Crash Course To Heartbreak」
Kevin Deane/Vertical Holdプロデュース。Angie姐さんのヴォーカルの声質の良さが活かされたミディアム・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=MmqQ-sF_WIs
「Morning After」
Vertical Holdプロデュース。Angie姐さんのヴォーカルの魅力を活かしたバラード。
https://www.youtube.com/watch?v=gL2b5X3aEtQ
「Blue Skies」
Vertical Holdプロデュース。ジャジー・テイストを強調したミディアム・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=BuZLHImv7Eg
「Pray」
ラストはD'Angeloをフィーチャー。タイトルのように祈りのようなバラードをAngie姐さんとD'Angeloが歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=W7lVcuCxY5k
1stアルバムや『A Matter Of Time』(1993年)もチェックを!
『A Matter Of Time』(1993年)
Angie Stoneの過去記事もご参照下さい。
Angie Stone『Black Diamond』(1999年)
Angie Stone『Mahogany Soul』(2001年)
Angie Stone『Stone Love』(2004年)
Angie Stone『The Art Of Love & War』(2007年)
Angie Stone『Unexpected』(2009年)
Angie Stone『Rich Girl』(2012年)
Angie Stone『Dream』(2015年)