発表年:2002年
ez的ジャンル:Irma系ブラジリアン・グルーヴ
気分は... :妄想バカンス!
今回はイタリアのブラジリアン・グルーヴ作品Banda Favela『O Ritmo Misturado』(2002年)です。
Banda Favelaはイタリアで結成されたブラジリアン・ユニット。
イタリアの人気レーベルIrmaからリリースされたグループ唯一のアルバムが『O Ritmo Misturado』(2002年)です。
本作におけるメンバーはブラジル、セアラー州フォルタレーザ出身の紅一点Maruca Rodrigues De Lima(vo)、Roberto Rossi(per、vibes、ds、el-p、key、vo)、Stefano Girotti(g、sitar、key、back vo)、Angelo Campagna(per、back vo)の4名。
それ以外にBarbara Casini(vo)、Silvia Donati(vo)、Dimitri Sillato(el-p)、Christian Lisi(b)、Massimo Tagliata(accordion)、Luigi Mosso(b)、Max Gardini(key)、Alessandro Garofalo(key)等のミュージシャンが参加しています。
プロデュースはBanda FavelaとThe Groove Factory Team。
「Raiha Do Mar」、「Neguinho」、「Samba 2150」、「Samba De Ile」、「Samba 2150」といった各種コンピの人気曲が多数収録されているように、Irmaらしいスタイリッシュな曲に満ちています。
各種コンピの人気曲以外に「Annunciacao」、「Jungle Minas」、「Agua Santa」といったトライバル感のある楽曲も僕のお気に入りです。
多少、後半はダレている部分もありますが、これからの季節に重宝する1枚だと思います。
全曲紹介しときやす。
「Samba De Ile」
オープニングはスピリチュアル感のあるサンバ・チューンです。この独特の雰囲気がウケるのか各種コンピでも人気です。
「Raiha Do Mar」
各種コンピに収録された人気曲。ブラジリアン&Irma好きにはたまらない軽快かつオシャレなサンバ・グルーヴ。リード・ヴォーカルをとるBarbara Casiniの躍動するヴォーカルもサイコーです。
https://www.youtube.com/watch?v=DW0EGhWFT60
「Cuiquinha」
この時期のブラジリアン作品らしくブラジリアン・ビートとエレクトロのバランスが絶妙です。
「Annunciacao」
アフロ・ブラジリアンなトライバル感が心地好い1曲。グルーヴィーなオルガンもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=9rtmkGvAQ9M
「Neguinho」
Silvia Donatiがリード・ヴォーカルをとるキャッチーなサンバ・グルーヴ。この曲も各種コンピで人気です。夏に重宝しそうな1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=9of7ORCj-8k
「Jungle Minas」
アッパーなブラジリアン・ジャングル・ビートがなかなか刺激的です。ミナスの森林を勝手に妄想してしまいます。
「Grao De Trigo」
溌剌としたブラジリアン・ビートが実に爽快です。涼しげなフルートもいいですね。
「Samba 2150」
Irmaらしいスタイリッシュ感のあるボッサ・グルーヴ。小粋なラップも含めて近未来カフェ・ミュージックって感じですね。各種コンピでも人気です。
「Agua Santa」
ドラムンベース+アフロ・ブラジリアン+インドといった感じのアッパーなトライバル・ビートが不思議な世界へと誘ってくれます。
「Forro De Pe」
この曲はブラジルというより無国籍なエスニック感が魅力です。
「Candieiro」
アヴァンギャルドな雰囲気が漂う摩訶不思議な曲。
「Pu Dop」
この曲も実験的に攻めてみました!って感じですね。
「Berimbau Viola」
タイトルの通り、ビリンバウとヴィオランを楽しんでみました!という演奏です。
「O Amanhecer Do Novo Dia」
ラストはバレアリックなアフロ・ブラジリアンで神秘的に締め括ってくれます。
そろそろ夏モードのセレクトを強化しなくてはいけませんね。